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更新日:2019.01.27 / 掲載日:2017.12.01

祝! SKYACTIV登場! デミオの進化を徹底検証!

デミオといえば走り!

マイチェン前のデミオの走りはスポーティだったが、質感に欠ける面があった。しかし13-SKYACTIVを走らせてみると、サスペンション剛性のアップなどを施したことによりハンドリングの質感が大きく向上。

マイチェン前のデミオの走りはスポーティだったが、質感に欠ける面があった。しかし13-SKYACTIVを走らせてみると、サスペンション剛性のアップなどを施したことによりハンドリングの質感が大きく向上。

【本記事は2011年9月にベストカーに掲載された記事となります。】第1部 デミオといえば走り! 気持ちのいい走りはSKYACTIVでも健在か?マイチェンデミオのハイライトは10・15モードで30.0km/Lを達成したSKYACTIV。注目度抜群のSKYACTIVエンジンだが、正直あまり期待していなかった。パワーは84psとひかえめだし、レッドゾーンは5500rpmからと中速トルク重視派。自動車雑誌的にいえば、スカ~ンと気持ちよさを求めるのは無理、と思いきや、これがナイスフィール。圧縮比が14.0となればちょっとクルマのことを知っている人間なら、NVも大きいだろうな、と思うはハズ。しかし実際はその逆。実にスムーズで静粛性が高いのだ。タコメーターを見ないとエンジンが始動しているのがわからないほど。高回転は確かに回らないが、CVTがキッチリと制御しているので気にならない。この上質なエンジンには驚かされた。加速性能だって悪くない。84ps/11.4kgmのエンジンスペックは、13Cの91ps/12.6kgmより劣るが、アイシン製のCVTにより、“なかなかどうして”の走りっぷり。力強くかつリニアな加速フィールに不満なし。加速性能も13C(4AT)に優るかもしれない。SKYACTIV専用装備のi-stopもナイスフィールだった。アイドリングストップ機構としては最上レベルの出来といっていい。ただしエンジンストップさせるにはペダル踏力をしっかり与える必要があり、エンジン停止中でも踏力を緩めると再始動してしまう。停車中は一度エンジンが止まると、再度強く踏み込んでもエンジンはストップしない。きっちりアイドリングをストップさせるには、コツをつかめば問題ない。

デミオはただのエコカーではない!

走りはホント気持ちいい! デミオの乗り心地のよさは印象的だった。

走りはホント気持ちいい! デミオの乗り心地のよさは印象的だった。

デミオはただのエコカーではない!続いては乗り心地。マイチェン前のデミオ、ハッキリいって乗り心地に関しては中の下あたり。マイチェンで登場した低燃費追求のSKYACTIVはエコタイヤを装着しているので、普通のタイヤに比べて乗り心地の悪化は避けられない。しかも燃費をよくするために内圧は高め(フロントはなんと2.7kgcmと超高い)だから、乗り心地には厳しい条件のオンパレード。ところが、これまた予想が外れた。路面の悪い市街地などでは確かに強めのゴツゴツ感はあるものの、不快さはさほどではない。それより、中高速域でのフラット感の高い上質な乗り心地はなかなかのもの。これはボディ、シャシーの進化があってこそだ。気になって聞いてみた。「ボディの局部剛性向上、ダンパーのチューニングの見直し、リアサスのブッシュ剛性特性変更などをやりました」(デミオ担当エンジニア)マイチェンとはいえ、かなり手が込んでいる。乗り心地がよくなっているのも納得。このおかげでハンドリングのフィールも向上。デミオは軽量低重心を武器にスポーティなハンドリングが特徴で、マイチェン前の13Cも楽しませてくれた。ただ軽快なのだが、スムーズで心地いい(上質)なハンドリングではなかった。しかし、SKYACTIVで大きく変身。ステアリング操作に対する姿勢変化やロール変化に一連のスムーズさがあって心地いい。ボディの剛性アップ、サスチューンはマイチェンモデル共通だから、SKYACTIV以外のモデルのポテンシャルもアップ。また、デミオはもともとハンドリングのよさでジムカーナの1.5Lクラスではトップコンテンダー、ラリー&ダートラでも上位を狙えるポテンシャルを持っていただけに、マイチェンデミオは、競技に参加するユーザーにも朗報である。SKYACTIVの専用装備かつ秘密兵器であるi-DM(インテリジェント・ドライブ・マスターの略で、詳細は囲みを参照)もエコカーには好ましい装備だった。これはドライバーのアクセル、ブレーキ、ステアリング操作がクルマの動きにどのように影響したのかをリアルタイムに判定し、ディスプレイに表示してくれるもの。コーチング機能もあるからスキルアップに大いに役立つと思うゾ。リアルさにはやや欠けた部分もあったが、ビギナークラスにはうれしい装備。乗ってみて驚いたデミオ13-SKYACTIVはコンパクトなエコカーとは思えない上質な走り、乗り味はゴキゲンだった。エコを意識した運転でも上質っぽい走りは実感できると思うが、ワインディングをスポーティに走ったり、高速道路をハイペースで走れば、ニューデミオの楽しさがさらにわかるハズ。最後になるが、13-SKYACTIVの専用軽量ネットシートはサポート性に優れ快適だったし、室内の静粛性もバッチリ。高速道路では直進安定性の高さが好印象だった。ちなみに、1.3LのSKYACTIV搭載車は1グレードのみで、従来型の1.3L、1.5Lエンジンもマイチェン前同様にラインアップしている。ただ、燃費、装備などを含めて考えると、140万円のSKYACTIVの買い得感が高い。

注目のデミオ13-SKYACTIVの燃費性能を試す!

i-DMは瞬間燃費、平均燃費のほか、i-stop率、運転スコア、運転へのアドバイス、エコドライブ度などなど、ドライバーにとって有益情報満載。

i-DMは瞬間燃費、平均燃費のほか、i-stop率、運転スコア、運転へのアドバイス、エコドライブ度などなど、ドライバーにとって有益情報満載。

第2部 これぞみんなが一番知りたいところ。注目のデミオ13-SKYACTIVの燃費性能を試す!ルートはマツダの東京本社をスタートして、首都高経由して東北自動車道へ。途中、矢吹ICで高速を降りて一般道へ。福島空港を通過して高柴デコ屋敷で昼食休憩。再度福島西ICから東北自動車道に乗り、仙台宮城ICで降りて、約2kmのガソリンスタンドでゴール。東京~仙台405kmで、その内訳は高速が317km、一般道が88km。アップダウンはけっこう多めで、渋滞区間、ワインディングもあるというバラエティに富んだコース設定で、途中雨が降ったりしたこともあり、デミオ13-SKYACTIVの燃費性能を試すには打ってつけ。燃費計測は、i-DMの燃費計ではなく、満タン法。不公平が出ないようにオフィシャルが厳格に給油量をチェックする。今回ベストカーチームは、竹平素信&編集部イチハラのコンビ。ドライバーの竹平氏の見解は下の囲みを見てもらうことにして、編集サイドから検証。9チーム中6位という結果は真摯に受け止めなければいけないが、今回のロングランでデミオ13-SKYACTIVの燃費ポテンシャルはわかった。ベストカーチームは、27.16km/Lに終わったが、優勝したチームは31.97km/Lをマーク。これは敵ながら天晴れなデータで、マツダの開発陣も目を丸くしていた。今回のエコランはみんな必死で、エアコンをオフにして、細心のアクセルワーク、車速も一定、と我慢ドライブ。だから何も気にせず運転した場合のデータとは違う。しかし、裏を返せば、がんばればJC08モード(25.0km/L)はもちろん、10・15モード燃費を超えることができるといういいベンチマークになるハズ。燃費をよくするためには、ネガ潰しするのが手っ取り早い。エアコンオンで3%(設定温度にも影響)、100kg増(女性+子ども2人程度)で6%それぞれ燃費が悪化。タイヤの空気圧も燃費悪化に要因になる。これは覚えておいて損はないハズ。今回の燃費競争と通じていえるのは、デミオ13-SKYACTIVなら一般道で20km/L、高速で25km/Lを目標にしてもらいたいということ。けっこうハードルが高く感じるかもしれないが、デミオ13-SKYACTIVなら常識的な運転をしていれば、誰でも可能な数値。デミオ13-SKYACTIVは、がんばらなくても充分燃費がいいのは間違いない。しかし、努力すればその見返りはけっこう大きい。これをメディア対抗燃費競争の結論としたい。

コンパクトカーランキングはいったいどう変わる?

デミオのクラス内での順位はうなぎのぼり?

デミオのクラス内での順位はうなぎのぼり?

第3部 デミオの超絶進化で1.2~1.3Lクラスのコンパクトカーランキングはいったいどう変わる?3部構成の最後、第3部は、対ライバルのデミオの実力。第1部で走り、第2部で燃費性能を試し、デミオの実力を検証してきたが、これまでは絶対評価。旧型からどのように進化したのかをテーマに進めてきたが、最後はライバルとの比較。コンパクトカーには、1Lクラス、1.2~1.3Lクラス、1.5Lクラスと3クラスが存在しているが、最も激戦なのが1.2~1.3Lクラス。デミオも1.3Lと1.5Lの2タイプのエンジンがあるが、1.2~1.3Lのコンパクトカーのランキングはどのように変化するのかを検証していく。

乗り心地や走りの質感も大きく向上

デミオのマイチェンの最大のセールスポイントは燃費を大幅に向上させたSKYACTIVなのだが、実際に乗ると燃費だけではなく、走りの質感が大幅に進化しているのがわかる

デミオのマイチェンの最大のセールスポイントは燃費を大幅に向上させたSKYACTIVなのだが、実際に乗ると燃費だけではなく、走りの質感が大幅に進化しているのがわかる

低燃費が当たり前のなか、新型デミオはライバルに対してどのような魅力がある?今回、注目のデミオSKYACTIVはたかがマイチェンと侮るなかれ。マイチェンにより、燃費性能だけでなく、トータルで進化を遂げたことによってマイチェン前のモデルに比べて大きくポイントアップ。大躍進の2位となった。デミオのこれまでの評価は、個性的でいいクルマだが、並み居る強豪ライバルがひしめく1.2~1.3Lクラスのコンパクトカーでは、不利な点が多く、総合力ではどうしても見劣りしてしまう点は否めなかった。現代のコンパクトカーでは、広い室内スペースは当たり前になっているが、フィット、ラクティス、ソリオといったハイト系モデルとは別のコンセプトゆえ、格段に広いわけではない。それから最も重要な要素である燃費性能も可もなく不可もなくといった感じで、突き抜けた印象はまったくない、ハンドリングや走行フィーリングについても、スポーティであることは誰もが認めるところだが、その半面、走り、乗り心地面での質感という点ではライバルに劣る、という印象が強かったのは事実。ところがSKYACTIVエンジンを搭載してデミオは大きく変貌を遂げた。最大のセールスポイントである燃費のよさは、机上の空論ではなく、実燃費のよさもロングランの燃費テストで証明(P26~27参照)。10・15モード燃費でフィットの24.5km/Lを大きくしのぎ、フィットのハイブリッドと同じ30.0km/Lを非ハイブリッドで達成しているのは立派だが、その実燃費のよさに感服した。これだけでもデミオSKYACTIVを購入する意味がある、というところだが、それだけではない。驚きの燃費に加えて、乗り心地や走りの質感も大きく向上しているのだ。魅力倍増といっても大げさじゃない。

コンパクトカーランキングの1位はフィットハイブリッド

最大のライバルはフィットハイブリッド 燃費性能だけでなく、総合力の高さがフィットハイブリッド。デミオマイチェン後も堂々の1位!

最大のライバルはフィットハイブリッド 燃費性能だけでなく、総合力の高さがフィットハイブリッド。デミオマイチェン後も堂々の1位!

しかし、1.2~1.3Lクラスのコンパクトカーランキングの1位はフィットハイブリッド。燃費性能ではデミオSKYACTIVが勝るとも劣らないポテンシャルを持っているが、総合力で強さを見せる。室内スペースは依然クラストップレベルだし、加速性能、ハンドリング、乗り心地のすべてで高ポイントをゲット。これといった欠点が見あたらないのもフィットハイブリッドの強みで、まさに“理想のコンパクトカー”といっていい出来であるといえる。フィットハイブリッドの登場でやや影が薄くなってしまったノーマルフィット。しかしながら、基本はハイブリッドと同じだし、昨年9月のマイチェンで大幅に質感を高めたことが根強い人気の要因。燃費以外はハイブリッドと同ポイント。24.5km/Lの10・15モード燃費も決して悪くない。ハイブリッドとの価格差を考えると、むしろこっちのほうが買い得感の高さがあるともいえる。

スイフトも魅力的

スズキスイフト キープコンセプトに徹したエクステリアデザインは賛否両論だったが、走り、内外装ともコンパクトカーナンバーワンの質感を誇る。

スズキスイフト キープコンセプトに徹したエクステリアデザインは賛否両論だったが、走り、内外装ともコンパクトカーナンバーワンの質感を誇る。

スイフトも魅力的だ。センスのいいプレーンなデザインは万人受けするもので、キャビンはたっぷりと広く、アイドリングストップなしで23.0km/Lの10・15モード燃費も充分に魅力的。ワゴンR、MRワゴンにアイドリングストップ搭載グレードがあるので、スイフトにもいずれは搭載されるはずだが、対ライバルを考えると、できるだけ早く搭載してもらいたい。そうすればさらに魅力アップ。しかしスイフトの真の魅力は乗って実感する。走り、乗り心地がすばらしく上質なのだ。旧型からこの点の評価は高かったが、現行モデルではさらに磨きがかけられている。エンジンは特にパワフルではないが、NVが少なく抑えられ、ナイスフィールだし、リニアでナチュラルなハンドリングも気持ちいい。乗り心地も実に上質で、失礼ながらスズキのイメージを覆す作り込みのよさを見せる。

ヴィッツも欠点の少ないバランスのよさが魅力

トヨタヴィッツ 昨年12月にフルモデルチェンジ。

トヨタヴィッツ 昨年12月にフルモデルチェンジ。

続いてはヴィッツ。昨年12月にデビューしたばかりのヴィッツが総合5位とはトヨタとしては不満かもしれないが、デミオ、フィット&フィットハイブリッド、スイフトはそれぞれ1点ずつの差でしかない。つまりこのクラスの激戦ぶりを示していて、それほど実力が拮抗。ヴィッツも欠点の少ないバランスのよさが魅力。走り、乗り心地、どれも平均点以上だ。トヨタ車ならではのそつのない仕上げはこのクラスの多くのユーザーから受け入れられるレベル。デザインは好みが大きく反映するが、旧型のほうがよかったと思っているのはワシだけではないハズだ。悪くはないが、印象の薄い無味な走りもイマイチ。

下位に低迷のマーチ

日産マーチ 100万円を切る12Sよりも売れ筋は中間グレードの12X。アイドリングストップを搭載し燃費性能に優れている。

日産マーチ 100万円を切る12Sよりも売れ筋は中間グレードの12X。アイドリングストップを搭載し燃費性能に優れている。

これまで人気だったマーチが現行では下位に低迷。キャビンは必要にして充分な広さを確保。そして軽くてシンプルな3気筒エンジン、アイドリングストップも搭載して低燃費。このコンセプトは評価しているが、燃費面ではフィットハイブリッド、デミオ13-SKYACTIVにはかなわないし、NVや乗り心地、さらには内外装の質感もライバルに対して見劣りする。ハンドリングもスポーティだが、仕上げはまだまだ甘いので残念ながら高評価は無理。

燃費とコスパを両立したデミオ

失格の大ピンチをくぐり抜け見事ゴール。タイム管理のミスは編集イチハラの責任

失格の大ピンチをくぐり抜け見事ゴール。タイム管理のミスは編集イチハラの責任

両側スライドドアという使い勝手のよさが魅力のソリオも充分に評価できるポテンシャルを持っているが、スイフトと違い車高が高いことによりハンドリング面ではイマイチ。しかし使い勝手を重視するユーザーにとっては魅力的な一台だ。コルトはワシのお気に入りのコンパクトカーではあるが、いかんせん古さは隠せず、ライバルと比較すれば下位にランクされてしまう。しかし、買い得感の高い価格設定など、いまだに魅力を持っている。ここは、来年登場するといわれているグローバルスモールに期待したい。ラクティスはフィットに匹敵する室内スペースを誇るが、今一番重視されている燃費性能でライバルに対し劣勢。ほぼ同時期に登場したヴィッツにアイドリングストップ搭載グレードが存在するのだから、同じパワートレーン、プラットフォームのラクティスにも設定していれば、魅力アップは間違いないのに残念だ。結論としては、デミオは13-SKYACTIVの登場により、フィットハイブリッドに肉薄するほどの実力を得たといえる。同じ10・15モード燃費ながら、19万円の価格差は大きい。そのいっぽうで、デミオはエコを追求しただけのモデルではなく、走って楽しく、ライバルと比べても走りの質感が高められているのは、クルマ好きにとっては歓迎すべきことだと思う。デミオは現代のコンパクトカーに求められる2大要素、燃費とコストパフォーマンスを両立したモデルなのだ。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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