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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.01
ドイツの皇帝、フラッグシップカー アウディA8、いよいよ日本上陸!
アウディフラッグシップサルーンA8
走りはもちろんアウトバーン仕込み。単なるショーファードリブンではなく、運転しても楽しい高級車だ
【本記事は2011年1月にベストカーに掲載された記事となります。】アウディのフラッグシップサルーンのA8は11月から今はやりのティザー広告を展開していたが、12月15日に日本で正式発表された(ドイツ本国では’09年にフルモデルチェンジ)。
『アート・オブ・プログレス』(革新の美学)
豪華なだけでなく機能的なインテリア。8速ATで快適なドライブを約束
先代A8が日本デビューしたのは’02年だから、8年ぶりに刷新されたことになる。新型A8はアウディの新しいデザイントレンドを感じさせるエクステリアデザインをまとって登場。『アート・オブ・プログレス』(革新の美学)と呼ばれるデザインコンセプトにより、大型サルーンでありながら、クーペのようなエレガントさとスポーティさを持ち合わせているのが特徴。ほれぼれする。もちろん、アウディのアイデンティティともなっているシングルフレームグリルを装着しているが、LEDヘッドライト、V字シェイプのボンネットラインなどが、単なるスポーティではなく高級感も演出。MMIタッチと呼ばれる、指先による手書き認証システムも採用。タッチパネルに直接指でなぞった文字や数字で検索が可能。
一歩先を行っているインテリア
広大なリアシートは座り心地も抜群で別世界へいざなってくれる!
インテリアに目を移すと、レザーシート、巧みの職人が磨き上げた天然木のウッドパネルなど、贅を尽くした空間がそこにある。アウディに対抗意識剥き出しのレクサスLSもデザイン、素材にこだわっているが、A8のインテリアを目のあたりにすると、一歩先を行っていることを痛感。ボディサイズは全長5145×全幅1950×全高1465mm、ホイールベースは2994mm。メルセデスS550の全長5100×全幅1870×1485mmよりも大きいが、塊感のあるデザインにより引き締まって見え、大きさを感じさせない。エンジンは3L、V6DOHCと4.2L、V8という2種類のFSIエンジン(直噴)をラインアップ。3L、V6はスーパーチャージャーを組み合わせ、290ps/42.8kgm。トルクの太さが質感の高い走りを実現。いっぽう4.2L、V8は372ps/45.4kgm。組み合わされるトランスミッションはアウディ初の8速AT(ティプトロニック)。
グレード・価格
グレードは、3.0FSIクワトロ、4.2FSIクワトロ、L4.2FSIクワトロ(ノーマルボディよりも全長で130mm長い!)の3種類で、グレード名のとおり、駆動方式はアウディ伝統のクワトロ(4WD)。通常時の前後輪駆動力配分は、40:60。後輪により大きなトルクを伝えることで、コントロール性、ダイナミック性アップ。とにかく快適装備が充実している新型A8だが、アウディ初のナイトビジョン(赤外線により15~90mの歩行者を検知)をオプション設定。価格は3.0FSIクワトロが945万円、4.2FSIクワトロが1160万円、L4.2FSIクワトロが1290万円となっている。ライバルはベンツS、BMW7シリーズ、レクサスLSだ。