SUV風のインプレッサXVどこが魅力的か？

SUVテイストのクロスオーバーモデル『XV』

最低地上高はノーマルの5ドアと同じ155mm。レガシィTWが150mm、アウトバックが200mmということを考えるとせめて200mmにしてほしかった！

【本記事は2010年8月にベストカーに掲載された記事となります。】SUVテイストのクロスオーバーモデルがこのXVだ。ルーフレールや黒のオーバーフェンダー、フロントリアバンパー、サイドシル、リアバンパーと本格的なSUVかと思わせるエクステリアは、実にまとまりがよく、ノーマルより豪華な印象。クルマをファッションとして提案しているのが最近のクロスオーバーの傾向。その点、XVは合格点だと思う。ただ残念なのは最低地上高が155mmとノーマルと同じこと。レガシィツーリングワゴンとアウトバックでは50mmアウトバックのほうが最低地上高が高い（200mm）。XVはせめてあと45mm上げてほしかった。

角がとれたしなやかな足回り

黒のオーバーフェンダーが目を引くがフロントオーバーフェンダーからサイドシル、リアバンパーへと黒色パーツを連続させることで全体を引き締めている。ルーフスポイラーはボディサイドまで回り込む大型タイプ。足回りにはリアスタビライザーを装着している

試乗車は2.0iのAWD。感心させられたのは、ゴツゴツ感がなく、角がとれたしなやかな足回りだったこと。XVにはリアスタビライザーを装着し、ダンパーの減衰力を上げたことで、ロールを適度に抑え、コーナーでもよく踏ん張ってくれる。4WDシステムは1.5L、2Lの4AT車は電子制御式のアクティブトルクスプリット式AWD。通常前後輪60：40のトルク配分だが、路面状況に応じて、リアルタイムに前後のトルク配分をコントロールする。

スポーティな走りを楽しみたいならオススメ

1.5のMT車はビスカスLSDセンターデフ方式のAWD。これはセンターデフにより通常前後輪50：50に設定し、前後輪どちらかがスリップした場合、ビスカスLSDがトルク配分を最適化する。よりスポーティな走りを楽しみたいならこちらがオススメだ。価格は1.5のFF（MT）の178万5000円から。スバルの新たな提案、なかなかよかったですゾ。

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