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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.02

新井敏弘も待ちに待った! インプレッサWRX STI4ドア 価格は300万~351万円

2.5LターボA-Lineも登場!

2.5LターボA-Lineも登場!

【本記事は2010年7月にベストカーに掲載された記事となります。】NYショーで出品されてから3カ月。世界の耳目は日本の興味へと変化する。WRX STI4ドアの日本発売を前に編集部が独自入手したセールスマンマニュアルで全貌をあばく。こだわりのチューニングが判明!!

大型リアスポイラー 3D形状のリアスポイラーを採用。効率的にダウンフォースを

大型リアスポイラー 3D形状のリアスポイラーを採用。効率的にダウンフォースを

新井敏弘も待ちに待った一台の登場まで、本誌発売5日後に迫った。新井氏の惚れ込みようは上の写真を見ていただければナットクするというもの。“2L版WRX”STI4ドアが、ついに日本に上陸する!「インプレッサ=セダン」。スバルファンのみならず、こう認識している人は多いのではないだろうか。’08年、まさかの撤退となったWRC。その舞台でインプレッサが活躍していたのは4ドアセダンタイプ。’07年6月、現行型インプレッサが5ドアHBに大幅路線変更して誕生してから、新しいインプレッサは5ドアHBと変わったのは紛れもない事実。その後、「アネシス」という4ドアセダンモデルが追加されたものの、WRXは5ドアHBのみの設定。「セダンこそWRX。かつての栄光を甦らせてくれる4ドアのWRXは登場しないのか!?」という根強いスバリストからの声は少なくない。 そんなスバルファンの声が届いたかのように今年4月、NYショーで出品されたのが「インプレッサWRX STI4ドア」だ。4ドア需要が高い北米向けということもありNYショーでの出品だったが……、7月1日、日本での販売がついにスタート。待望久しいWRX STI4ドア、小躍りするスバルファンの姿が目に浮かぶ。夏の到来とともに届いた吉報だ!

A-LineにもWRX

その発売開始を前に、BC編集部ではセールスマンマニュアルを独自に入手。それによると好評のA-Line(5AT)もラインアップされ、従来の6MT(2.0Lターボ)とA-Line(2.5Lターボ)の2タイプは変わらず。もちろんこのWRX STI4ドアは5ドアとはベース車の走る舞台が違うため、それらから派生するキャラクターも当然ながら違う。ラリーで戦うため、リアオーバーハングが短いなどの特徴がある5ドアに対し、4ドアはサーキット走行などで有利な空力性能に磨きをかけたモデルに仕上がっている。それでは、このモデルのために新たに採用された部分をチェックしていこう。

エクステリア。フロントマスクを一新! アグレッシブだ

リアバンパーに内蔵されたフォグランプや専用デザインのマフラーが目を引く。マフラーはステンレスをバフ(磨き)仕上げしてある

リアバンパーに内蔵されたフォグランプや専用デザインのマフラーが目を引く。マフラーはステンレスをバフ(磨き)仕上げしてある

まずフロントマスクを一新したのが、エクステリア最大のトピック。メッシュデザインのフロントグリルはブラック基調。ヘッドライトとの連続性を持たせ、より精悍でスポーティさを表現。そのグリル以上に“顔”の存在感を強調するのがフロントバンパー。両サイドにボリューム感を持たせた形状にすることで、ワイド&ローな雰囲気を演出。このあたりの微妙な作り込みは巧みでニクイです。力強さとボリューム感では負けていないのがリアスタイル。6MTモデルには3D形状の大型スポイラーを採用。スポイラーがバッチリ似合うクルマを久しぶりに見た思いだが、もちろん安定した走りをサポートする。このスポイラーにより、車体の上面とサイドから流れてくる空気の整流効果に優れ、効率的にダウンフォースが得られる。リアの下部へ目を移すと、よりスポーティさを表現した作りに目がいく。メッシュ調パーツとなったリアバンパーには、中央にリアフォグランプを内蔵。それとともに走りのポテンシャルを演出するのがマフラーだ。贅沢にも4ドア専用の新デザインで、走りのパフォーマンスを感じさせてくれる。

足回りを強化。走りに磨き

BBS製アルミホイール 18インチ鍛造アルミホイールを履けば、きりりと締まる(OP)

BBS製アルミホイール 18インチ鍛造アルミホイールを履けば、きりりと締まる(OP)

“意のままに操れるクルマ”。インプレッサのテーマであるこの言葉にさらに磨きをかけた自信のチューニングが実現。まずフロントサスペンションの性能強化に着目し、ロアアームに「ピロボールブッシュ」を新採用。ステアリングの応答性を高め、ドライバーの意志がそのまま直にクルマの動きや走りに表われる。いっぽうリアもぬかりなく進化。サブフレームブッシュをよりハードなタイプに変更し、リアの追従性がグンとアップ。これらの改良で、より正確に反応するハンドリング性能を高いレベルで実現。ステアリングを握れば、走りが強化されたことを実感できるにちがいない。さらに、ダンパーの減衰力やスプリング、スタビライザーのチューニングにも手を加え、6MTとA-Line、それぞれの走りの特性に合わせロール剛性を最適化するこだわりも。走り出して、ちょっとステアリングをきっただけで、応答性と操縦安定性の高さを感じられる仕上がりになっている。6MTなら、2Lターボ(最強の308馬力!)との組み合わせで進化した走行性能を味わえるはず。これぞ、スバルSTIの真骨頂!

プレミアム感のある内装。車内の進化ぶりはどうか?

上質感のあるタンレザーシートをオプションで設定 A-Line専用だがタンレザーシートのオプションもある。ステアリングの一部もタンレザーになり、カッコよく上質感がある

上質感のあるタンレザーシートをオプションで設定 A-Line専用だがタンレザーシートのオプションもある。ステアリングの一部もタンレザーになり、カッコよく上質感がある

視線を集めるのはA-Line専用のパッケージオプションだろう。柔らかくなめした一格上の上質なレザー、「タンレザーシート」を新採用。特有のブラウン色と、ソフトに体を包み込んでくれる質感には“大人のゆとり”やスタイリッシュさが伝わる。また滑りにくく通気性に優れたパンチング加工を施しているので、ロングツーリングでも快適な乗り心地をサポートしてくれる。ステアリングにもタンレザーが一部採用され、プレミアムスポーツセダンやレガシィB4ユーザーをも意識した上質感を漂わせ、A-Lineの強化ぶりがうかがえる。

もちろん、WRX STI全車のインテリアの質感も向上し、加飾パネルにはSTI専用の鋳物調メタリックを採用。引き締まったスポーティ感の強い室内になった。細かいところだが、目盛りのピッチを細かくしたメーターパネルも見過ごせない。精緻で機能性の高いデザインこそ、走りを愉しむ人にとっては高ポイントなアイテムだ。ファン待望の4ドアWRX。写真で見て、イメージを膨らませたそのままの“走りの進化”を、きっと体感できるはず。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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