TT RSクーペに最強モデル追加　新開発直列5気筒ターボ搭載

【本記事は2010年3月にベストカーに掲載された記事となります。】09年のジュネーブショーで発表された、最強のアウディTTとなるRSのクーペモデルが日本上陸を果たした。先に発売されているTTSを大きく上回るパフォーマンスが特徴だが、特に注目なのが、新開発の2.5L、直5エンジンだ。

直噴とターボが与えられたこの新ユニットだが、アウディの歴史上、ビッグクワトロをはじめとして、数々のスポーツモデルに採用されてきた伝統のエンジン形式がこの直5なのだ。最高出力は340psで、最大トルクは45.9kgmというハイスペック。100km／hまでわずか4.6秒で到達するパフォーマンスだ。この大パワーを伝統のフルタイム4WDシステム“クワトロ”により、確実に地面に伝え、すばらしいハンドリングも与えられている。

アウディスペースフレームによるシャシーは、アルミとスチールの組み合わせで、軽量で高い剛性が与えられている。安全性はもちろんのこと、軽量ボディはパフォーマンスや環境性能のうえでも有利だ。RSロゴ入りのブレーキキャリパーは、4ポッドタイプで、安定して、高い制動力を発揮することが可能。穴あきローター採用でまるでレーシングカー。

トランスミッションには、スポーティドライビングが楽しめる、6速マニュアルトランスミッションを採用。素早いシフトチェンジが可能だ。専用のスポーツサスペンションによる乗り味も魅力的。気になる価格は、835万円～と、内容を考えればかなり魅力的なのだ！

Powered by ベストカー