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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.03
ストリームに5人乗り、走り重視のRST追加 攻めのビッグマイチェン
Xグレードのフロント回りは、新デザインのグリルやバンパーを採用。より精悍になった。乗り心地も大幅に改善され、マイナー前のオーナー馬場ガックリ
【本記事は2009年7月にベストカーに掲載された記事となります。】4月2日に2代目へとフルモデルチェンジしたウィッシュに対抗するべく、6月18日、ストリームがマイナーチェンジ!今回のマイチェンは登場から約3年目だが、その変更内容はかなり大がかりなもの。まずスポーティさを際立たせた5人乗りのRSTを追加。エクステリアは、テールゲートスポイラーやディフューザー形状のリアバンパー、アンダーカバーにより、高速時のリフト量を半減。さらに17インチの軽量アルミホイールを採用し、4本合計で約4kg、リアシートを省いたことで約25kgの軽量化と、まるでスペシャルティカーの変更内容だ。発進加速はRSZより速く、オデッセイの2.4アブソルートと同程度だという。
エンジンサウンドや空力、軽量化とミニバンのタイプR?
レッドのメーター照明、レッドステッチ入りの合皮、メッシュコンビシートと、内装にもこだわりステンレス製スポーツペダルも付いている
RSTに搭載されるエンジンはこれまでのRSZに搭載される140ps/17.7kgmの1.8L直4、150ps/19.4kgmの2L直4の2種類。全モデル、今回のマイチェンではエンジンスペックこそ変わらないが、2Lエンジンのみ、エンジンサウンドをチューニング。マイチェン前の2Lエンジンは「加速時、CVTのヒューンという音が大きすぎる」というユーザーからの声が多かったため、吸気音、排気音のデバイスを改良し、3000~4000rpmのエンジンサウンドがよくなっているという。またスプリングやダンパー、セッティングはRSZと同じだが、バネ下軽減と空力の向上により、直進安定性と軽快感がRSZより上でよりリニアなハンドリングを実現しているという。インテリアはメーターやカップホルダーのイルミネーションがレッド(ほかのモデルはブルー)で合皮とメッシュ素材のスポーティなシートにはレッドステッチが施されるなどこれはタイプRか? と思ってしまうほど。
乗り心地がしなやかに洗練され、大人っぽくなった!
新デザインのホイールキャップ、リアコンビランプの形状が変更された
ほかのモデルのマイチェンも盛りだくさんの内容だ。まずXをベースに安全装備を充実させた2LのGiグレードを新たに設定。そして、エントリーグレードのX、スポーティグレードのRSZも大幅に変更! 両グレード共通の変更点は、フロントバンパーとリアバンパーを新デザインに変更したほか、イモビライザーやアレルギーフリー高性能脱臭フィルター、大型センターコンソールボックス(ブルー照明付きカップホルダー)を新装備。さらにメーカーオプションのHDDナビを標準装備としたHDDナビパッケージを設定。驚くのは静粛性の向上のため、防振材を新たに採用したこと。フロントドアの内側の下には30cmほどの防振材とリアインナーフェンダーを新たに取り付けたことによりそれぞれロードノイズが2dB、3dB静かになっているという。足回りに関しては、マイチェン前のストリームオーナーである本誌馬場が「ちょっと固くて路面の悪い所ではしんどいなあ」と嘆いていたが、今回のマイチェンで大幅変更! マイチェン前は固めのダンパーでトゲのある乗り心地だったがしなやかで洗練された乗り心地に変更!
RSZの17インチホイールに対して4輪計で約4kg軽量化したRST専用6J×17インチアルミホイール。このこだわりぶりに驚いた!
Xの変更点は、新デザインのフロントグリル、リアコンビランプ、フルホイールキャップをはじめ、上質なシート表皮、グレーのインパネ下部とドアライニングの樹脂に変更し、グレーとブルーの2色のシートカラーを新たに設定した。またストリームには、これまでエコカー減税対象車はなかったが1.8Xと2L GiのFFが4つ星かつ燃費基準+15%以上となり、取得税&重量税が50%軽減(6万7000~8万2000円)されるようになったのも大きなポイントだ。価格は5人乗りのRSTが233万円。マイチェン前より1.8X(FF)が1万4000円高の182万円、1.8RSZ(FF)が2万1500円高の209万円、2L RSZ(FF)が230万円。