中古車購入[2017.12.05 UP]

NISSANついに、ついに、ついに、ついに、ついに、ついに! GT-R登場!

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じっくりと見てください

伝統の丸目4灯のテールランプがGT-Rの証。迫力の左右4本出し120φマフラーを囲むようにディフューザー形状のバンパーが装着されている。意外とコンパクトなリアスポイラーは、それでも効果絶大 伝統の丸目4灯のテールランプがGT-Rの証。迫力の左右4本出し120φマフラーを囲むようにディフューザー形状のバンパーが装着されている。意外とコンパクトなリアスポイラーは、それでも効果絶大

【本記事は2007年11月にベストカーに掲載された記事となります。】 じっくりと見てください 自動車専門誌の編集者は登場前の新車を見たり乗ったりできるのが役得。特にGT-Rほどの大物ともなれば、その興奮の度合いも高まるというもの。厚木の日産テクニカルセンターで初めて見たR35ニューGT-Rは、これまで本誌でもほぼこのとおりのCGを何度も掲載してきたこともあり、新鮮な驚きこそなかったものの、やはりすごい迫力を感じた。だって本物ですからね! サイズは全長4655×全幅1895×全高1370mm、ホイールベース2780mm、車重は1740kg。今回からスカイラインの名が取れて日産GT-Rとなったが、リアの丸目4灯などは現行スカイライン以上に、昔ながらのスカイラインを主張しているように感じる。 1900mmに迫ろうかという全幅をはじめ、ボディサイズはかなり大きなGT-Rだが、実車はその数値ほどには大きく感じない。もっともスタジオ内で見ただけなので、街に出てほかのクルマたちと一緒になるとどう感じるかはわからない。いずれにせよ、流麗さよりも迫力重視(に思えた)スタイルはGT-Rのキャラクターによく合っているのではないだろうか。 エンジンはV6、3.8LDOHCツインターボで最高出力はなんと480ps! 最大トルクは60.0kgm!! スペック表で見た時にはあまりにも数値が大きすぎて逆に実感がわかなかったが、今こうして文字にすると強烈。なんたって0〜100km/h加速が3.6秒! 最高速はポルシェ911ターボと同等というから310km/hは出ることになるのだから想像を絶するとはこのことである。 当初、今回の撮影会では中身についての情報はほとんど出さないと聞いていたのだが、この動力性能のデータをはじめ、GT-Rについてかなり詳しい話を聞くことができた。次ページよりしっかりレポートします!

スーパーカーの走りを可能にする、驚異のエンジン&4WDシステム!!

リアサスはマルチリンク式。ビルシュタインダンパーを採用 リアサスはマルチリンク式。ビルシュタインダンパーを採用

スーパーカーの走りを可能にする、驚異のエンジン&4WDシステム!! 開発責任者の水野和敏氏が「GT-Rはスーパーカーである」と言い切るには理由がある。水野氏によると、スーパーカーには3つの条件があり、それは(1)パワーウェイトレシオが4kg/ps以下であること、(2)300km/hで公道を走れること、(3)ニュルブルクリンクで8分を切れること──となる。 むろん、ニューGT-Rはこの3つの条件を余裕でクリアしている。パワーウェイトレシオは3.62kg/psであり、最高速は310km/hであり(ただし国内は180km/hリミッター)、ニュルでの最速ラップは(一部ウェット路面の条件で)7分38秒である。2ペダルMTが採用されたのは、ここまで速いとクラッチ付きのMTでは操作が追いつかないという理由もある。 ボルグワーナー製のGR6型デュアルクラッチ6速トランスミッションは、フルオートマチックでのイージードライブを可能とするAモードとパドルシフトでマニュアル操作ができるMモードを使い分けられる。さらにシフトスピードやシフトタイミングを細かく制御したレーシング/ノーマル/スノーのモードがあり、ドライバーの求める走りに合わせて選ぶことができる。 サスペンションはアルミ製でフロント/ダブルウィッシュボーン、リア/マルチリンク。ビルシュタイン製のダンパーを採用し、走行状況に応じて最適な減衰力を電子制御で提供する。また、このダンパーもレーシング/ノーマル/コンフォートと固さを選ぶことができるが、ある開発者によると、「ニュルでタイムアタックする時に使うレーシングモードでもR34GT-Rよりも乗り心地はよく、コンフォートは多少フワフワするくらいで、アメリカの段差が多いフリーウェイなどで快適」と言うから、今度のGT-Rでは乗り心地が硬すぎると苦労することはなさそうだ。

4WDシステム

4WDシステムは従来のアテーサE-TSにVDCを協調させたもの。ウェット路でフルブレーキングしながらステアを操作しても挙動が乱れない安定性を確保しているという 4WDシステムは従来のアテーサE-TSにVDCを協調させたもの。ウェット路でフルブレーキングしながらステアを操作しても挙動が乱れない安定性を確保しているという

注目の4WDシステムは、従来のアテーサE-TSにVDC(ビークルスタビリティコントロール)を協調させたものと考えていい。前後の駆動力配分を50対50から0対100までフレキシブルに変えるのは同じだが、従来システムよりも前輪が引っ張る領域が増えており、コーナリングの脱出でアクセルを早く踏めるセッティングになっているという。なお、リアデフは電子制御ではなく機械式を採用している。 このVDCもレーシング/ノーマル/オフを選ぶことができる。好みに合わせてVDCの介入頻度を減らし、ドライバーのコントロール領域を広げることができるが、オフにしても旋回制動ではVDCが入り、安全を確保するセッティングになっている。 ニューGT-Rのシャシーにおける最大の特徴は世界で初めてクラッチ、トランスミッション、トランスファーを後方に移動させてリアファイナルドライブと一体化した独立型トランスアクスル4WDを採用していること。これにより前後の重量配分を理想的にできるほか、トランスアクスルの荷重を後輪のトラクションに生かすこともできる。さらに、トランスミッションを後方に移すことで前席足もとのスペースを拡大でき、理想的なペダル配置が実現できたという効果もある。 ブレーキはフロント6ポッド、リア4ポッドのブレンボ製キャリパーと、同じくブレンボ製のフルフローティングドリルドローターを採用。専用タイヤの強力なグリップ力と合わせ、ドライではレーシングカー並みの1.8G、ウェットでも1.2Gの制動Gを実現するという。さらに、この1.2Gがかかった制動時にステア操作してもクルマは安定しているというからVDCの効果は絶大だ。 タイヤはブリヂストンとダンロップがニューGT-R専用のランフラットタイヤを開発。サイズはフロント255/40ZRF20、リア285/35ZRF20という迫力あるもので、ホイールはアルミ鍛造のレイズ製7本スポークを採用している。

エンジン

インテークマニホールドをセンスよく見せてメカニカルな雰囲気を演出しているエンジンルーム。バッテリーは助手席側バルクヘッド直前に配置されている インテークマニホールドをセンスよく見せてメカニカルな雰囲気を演出しているエンジンルーム。バッテリーは助手席側バルクヘッド直前に配置されている

最後にエンジンだが、型式名はVR38DETT。V6、3.8L DOHCツインターボで、スペックは480ps/6400rpm、60.0kgm/3200〜5200rpmという強力なものでタービンはIHI製。排気2次エアシステム(※)と低回転から40.0kgmの大トルクを発生するエンジン特性により、480ps級スーパーカーとしてはトップクラスの低燃費(10・15モード8.2km/L)を実現。また、排ガスレベルも平成17年排出ガス50%低減レベル(3つ★)を達成しているなど、エコ&クリーン性能も高いレベルを確保しているのが新時代のGT-Rらしい。 ※ターボラグを解消するため、アクセルオフ時に未燃焼ガスを排気ポート内で爆発させ、タービンを回し続けるシステム。ミスファイアリングシステムとも呼ばれ、WRCマシンでよく使われている

インテリアはこうだった!

40km/hフルスケールのスピードメーターと7000rpmからレッドゾーンとなるタコメーター、水温計、燃料計、シフトポジションインジケーターなどのメーター類には金属調の立体リングが付けられスポーツ性を強調。 40km/hフルスケールのスピードメーターと7000rpmからレッドゾーンとなるタコメーター、水温計、燃料計、シフトポジションインジケーターなどのメーター類には金属調の立体リングが付けられスポーツ性を強調。

インテリアはこうだった! ニューGT-Rは、誰がどこでもいつでもドライビングを楽しめるように徹底したアクティブセーフティを実現しながら超高性能を味わえる技術が満載されている。同時に、クォリティや実用性も重視されており、その点ではインテリアも重要なポイントだ。 というわけで、ニューGT-Rのインテリアをじっくりと見ていただきたい。まずメーター類だが、頂点が280km/hを指すフルスケール340km/hのスピードメーターと、その右に7000rpmからレッドゾーンとなる大型のタコメーターを配置。その右上にはシフトポジションを大きく表示するインジケーターがあり、その下に水温計と燃料計が並ぶ。それら5つのメーターはすべて金属調の立体リングを持ち、スポーティさを強調する。

インテリアの質感

メータークラスターからセンターのマルチディスプレイまで高さを揃え、視線移動が少ないレイアウトとしている。助手席前の空間やドアトリムにはソフトパッドを配し、安心感のあるインテリアとしている。速さだけでなく日常ユースでの使いやすさもGT-Rの狙い所なのだ メータークラスターからセンターのマルチディスプレイまで高さを揃え、視線移動が少ないレイアウトとしている。助手席前の空間やドアトリムにはソフトパッドを配し、安心感のあるインテリアとしている。速さだけでなく日常ユースでの使いやすさもGT-Rの狙い所なのだ

金属調のフレームでできたセンターコンソールはシンプルで、シフトレバーとその後ろに赤いエンジンスタートボタンが置かれている。シフトゲートは前方からP、R、N、その後ろの左がA(ATモード)、右がM(MTモード)となる。マニュアル操作は本革巻きマグネシウム製のパドルシフトのみで行なう。 ソフトパッドを多用し、効果的に金属調のアクセントを配したインテリアの質感は高い。センターパネル中央にはダンパー、トランスミッション、VDCの制御を変えるコントロールスイッチがあり、その上に各種コントロールスイッチ、さらにその上にR34以来GT-Rの象徴ともなったナビ&マルチファンクションディスプレイのモニターが置かれる。

シートの座り心地

2+2の4名乗車だが、リアシートは実用的とはいいがたい。しかし、小さな子供なら乗せてドライブも可能だし、荷物置き場にもなる 2+2の4名乗車だが、リアシートは実用的とはいいがたい。しかし、小さな子供なら乗せてドライブも可能だし、荷物置き場にもなる

本革とスウェードのコンビとなるシートの座り心地は最高だ。新車の取材には慣れている中途半端にベテランの担当も、ニューGT-Rの運転席に初めて座った時にはドキドキした。そして、そのまま後席に移ったら、頭がリアウィンドウにつかえて苦しかった。身長182cmとムダにでかい本人にも問題はあるが、リアシートはエマージェンシー用か荷物置き場くらいに考えておいたほうがいいだろう。でも、リアシートはないよりあったほうがいい。 インテリアカラーはブラック1色。シートは白っぽく見えるグレー、ブラック、ブラック&レッドの3種類で、ブラック&レッドはGT-Rブラックエディション専用の設定となる。個人的にはこれが最もいい雰囲気だと思った。 今回、その音質は確認できなかったが、11スピーカーのBOSEサウンドシステムはプレミアムエディションに標準、そのほかにオプション(税込み31万5000円)で、リアシート中央に2つの巨大なウーハーを前向きに配置し、迫力のサウンドを提供する。以上、ニューGT-Rのインテリアについて報告しました。

ニュルブルクリンク7分38秒の走りを777万円からご提供!!

ニュルブルクリンク7分38秒の走りを777万円からご提供!! ただし維持費は大変そう ニューGT-Rのグレードは3種類。GT-R=777万円、GT-Rブラックエディション=792万7500円、GT-Rプレミアムエディション=834万7500円。 プレミアムエディションはBOSEサウンドシステム、前席ヒーター付きシート、サッチャム準拠車両防盗システムが標準となり、ブラックエディションはブラック&レッドの内装色、シートとなるのが特徴。 また、タイヤ&ホイールがプレミアム&ブラックエディションではBSポテンザ+ダーククロームカラーホイールになるのに対し、標準GT-RはダンロップSPスポーツ+クロームカラーのホイールになるという違いもある。ただし、標準GT-Rでもポテンザ+ダーククロームカラーホイールをオプション(税込み10万5000円)で選ぶこともできるが、ある開発者は「BSタイヤのほうが固めで、一般的な使用を考えればダンロップタイヤがいい」と語っていたのをお伝えしておきます。 最後に、ニューGT-Rについてここまで説明できなかったことをスペースが許すかぎりお伝えしていこう。 ■エンジン、トランスミッションは熟練エンジニアがひとり1基ずつクリーンルーム内で組み立てる。この熟練エンジニアは12人いる。 ■エンジン前と後端の骨格はカーボン製、ドア、前後フェンダー、エンジンフード、トランクリッド、ストラットハウジングはアルミ製、ルーフはスチール。 ■ブレーキオイルはDOT4でサラサラのGT-Rスペシャルを専用開発している。 ■各コントロールモードで最も過激なRモードは、1秒以上の長押しで入る。 ■「地球の力(重力、慣性力、空力)をタイヤのグリップ荷重に変える」を標榜しているGT-Rは最大で前後100kg以上のダウンフォースが発生する。 ■マルチファンクションメーターはメカニカル情報のほか、ドラテク向上のためのアクセル、ブレーキ、ステアリング操作の履歴を表示。また、省燃費走行のための最適なギアポジションを表示するなどして、エコドライブのスキル向上を助ける。 ■このマルチファンクションメーターはゲーム『グランツーリスモ』を作っているポリフォニーデジタル社が開発している。 ■2ペダルMTはM(マニュアル)モードでもレブリミットに当たると自動的にシフトアップする。Rモードでは完全マニュアルとなる。  そして、これが極めつき。 ■180km/hのスピードリミッターは、サーキットやテストコースなどの指定されたクローズドコースではナビとの連動により解除される。その場所は購入者に知らされる。 月販目標台数は200台、全国160カ所の日産ハイパフォーマンスセンターにて販売とメンテを行なう。気になる維持費についての情報は56ページから詳しく報告。

トヨタもできなかったリミッターカットがついた

トヨタもできなかったリミッターカットがついた ニューGT-Rの飛び道具のひとつとしてぜひ紹介したいのが「場所限定スピードリミッターカットシステム」。この名称は担当が勝手に付けたものだが、テストコースやサーキットなど、指定されたクローズドコースではナビとの連動によりスピードリミッターがカットできるシステムがあるのだ。トヨタもレクサスIS-Fで挑戦したが断念したという噂の新技術を、GT-Rはこともなげに(かどうかは知らないが)実現した。購入者には知らされるそのコースに着き、マルチファンクションディスプレイで指定すると「自己責任で」とかなんとか念を押されつつ、YESボタンを押していくと、めでたく最高速300km/hオーバーの実力がフルに引き出せるようになる。もちろん、そのコースを出たらリミッターは復活。GT-Rのなかで、担当はこの技術に一番驚いた!

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