中古車購入
更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.06
待望の気になる三菱 アイNAモデル追加 価格は105万円~
ついにNAモデルの追加が決定した!
外観のみ差別化される リアも同色に
【本記事は2006年11月にベストカーに掲載された記事となります。】・ついにNAモデルの追加が決定した!アイのデビュー当初から追加アナウンスがあったNAモデルの登場が10月24日に正式決定した。続々とニューモデルが登場する軽自動車クラスで注目度や存在感は抜群ながら、価格の高さがネックとなって販売で苦戦を強いられてきたアイだけに、お買い得なNAモデルの追加で巻き返しを図れるか!? 発売までもう少し時間があるが、詳細情報が判明したのでひと足先にお伝えしよう。これまでアイはターボモデルしかラインアップしておらず、NAモデルをラインアップするライバル車が100万円前後からスタートするのに対し、128万1000~161万7000円という、軽自動車としては高い価格帯であった。それだけに、予算の都合で見送っていた読者も多いのではないだろうか? そこに待望のNAモデルが追加されたというわけである。
グレードは3種。気になる価格はいかに?
レッドとグレーの内装色を設定。最も安いSグレードのみグレー内装しか選べない
・グレードは3種。気になる価格はいかに?さて、まず最も気になる価格から紹介しよう。グレード体系はS/L/LXの3バリエーションとなり、グレードによる違いはターボモデルと同じく装備差のみで、その個性的なエクステリアは変わらない。今回追加されるNAモデルで最も安いのはSの105万円。ライバルと比べてもほぼ同価格というエントリーグレードを用意してきた。リアミドシップや斬新なデザインなどを考えれば安いと断言できる価格設定。105万円で魅力的なアイを手に入れられるようになるのだから、まさにお買い得!そして実用装備を充実したLが115万5000円、本革巻きステアリング&シフトノブ、アルミホイールなどを装備する上級のLXが126万円という展開になる。全グレードに4WDが設定されており、プラス12万6000円となっている。
エクステリアがわずかながら差別化されている
バンパーの樹脂部分が同色になってます
・エクステリアがわずかながら差別化されているこのNAモデルとターボモデルの違い、ターボモデルがフロント/リアのバンパーに樹脂パーツを装着していたのに対し、NAモデルはここがボディ同色化となる。変更点はこの2点だけだが、ボディ同色化によってワンモーションフォルムのスタイリッシュさがより強調されている。見た目の上質感も向上しているので、ターボモデルより価格は安いはずなのに上級グレードに感じられる。ボディカラーについては現ラインアップから変更や追加はなく、全10色から選ぶことができる。内装色はLとLXがレッドインテリアとグレーインテリアの2色から選べ、Sはグレーのみの設定だ。
MIVECを搭載
ターボエンジンとNAエンジンのスペック差は、馬力が10ps、トルクが3.8kgm。走りはどう変わる?
・MIVECを搭載搭載されるエンジンは3B20ユニットをNA化したもので、注目すべきポイントは可変バルブタイミング機構であるMIVECを採用していること。MIVECによって省燃費とスムーズな動力性能を両立させることができる。これに組み合わされるのは2速ホールドポジション付きの4速AT。リアミドシップレイアウトも含めて、軽自動車ながら贅沢なメカニズムが多いのもアイの魅力だ。エンジンスペックは最高出力54、最大トルクは5.8kgmと平均的な数値となっているが、MIVECによってスムーズな加速をみせてくれるはず。そして忘れちゃいけない燃費は、惜しくも20km/Lには届かないが、19.6km/Lを達成するだろう(ターボは18.4km/L)。ここで気になるのは、アイの0.9トン(ターボモデル)という軽としてはかなり重い部類に入る車両重量である。NA化によっておそらくマイナス20~30kgほど減量されるものの、それでも重いボディであることに変わりはない。アイのターボエンジンはクラストップレベルの動力性能を持つだけにその重さはほとんど感じなかったが、NAエンジンでの走りっぷりはいかに? また、フロントエンジンの場合は軽量なNAエンジンを搭載することで軽快な動きを見せるものだが、リアミドシップレイアウトのアイはリア側の軽量化によってどのような影響がでるのか。こればかりは実際に試乗してみないとわからないので、続報をお待ちいただきたい。