中古車購入
更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.06

アメリカのNo.1とNo.2セダン代理戦争inジャパン 世界戦略車トヨタ カムリの進化はどこにある?

過去5年間で4度の販売ランキング1位を獲得

アメリカは美味しいか!?

アメリカは美味しいか!?

【本記事は2006年3月にベストカーに掲載された記事となります。】日本ではいまいちでも外国で活躍する日本人がたまにいる。水が合うんでしょうなぁ。1月30日にデビューしたニューカムリは、人ではないけどその代表格。日本では地味だが、グローバルでは年間60万台規模(月販5万台!)の販売を見込む凄いヤツなのだ。名前も希少な日本語名(カムリ=冠)。特に人気があるのは北米で、年間40万台レベルの販売をずっとキープし、過去5年間で4度の販売ランキング1位を獲得。宿命のライバル、ホンダ・アコード(日本名インスパイア)と常にトップを争っているのだ。日本人とアメリカ人の好みの差こそあれ、そんなクルマがよくないわけがない。

ボディサイズ&エンジン

最上級グレードはメッキグリル採用

最上級グレードはメッキグリル採用

先代モデルに対し、かなりスタイリッシュになったニューカムリのボディサイズは全長4815×全幅1820×全高1470mm、ホイールベース2775mm。ホイールベースは55mm延長され、これにより室内長は260mmも長くなっている。いっぽう、全高が20mm低くなったことで室内高も25mm低くなっているが、それでも1200mmと充分な高さを確保している。端的に言って、室内の広さは「これ以上いらない」というレベルだ。エンジンは直4、2.4L(167ps/22.8kgm、10・15モード11.4km/L)のみの設定で、北米仕様にはあるV6、3.5Lや追加予定のハイブリッドは日本仕様にはなし。トランスミッションはFF車が5AT、4WD車が4ATだ。この2.4Lエンジンは中国広州工場で生産して日本に輸入し、車両は愛知の堤工場で生産する。さらに、北米では富士重の生産設備、SIAで委託生産されることがほぼ決定しており、また、今年中には中国で、来年にはロシアでも生産が始まる予定。まさに世界を股にかける国際車なのである。

充実した装備

最上級のディグニスエディションは本革木目調ステアリング、本革シートなどが標準装備となる。圧倒的な室内の広さはカムリの最大の特徴である!

最上級のディグニスエディションは本革木目調ステアリング、本革シートなどが標準装備となる。圧倒的な室内の広さはカムリの最大の特徴である!

ニューカムリは装備の充実ぶりも注目のポイント。運転席&助手席/運転席ニー/前席サイド/前後席カーテンシールドの7つのエアバッグを全車標準とし、さらにスマートエントリー&スタートシステム、左右独立温度コントロール式オートエアコンも全車標準。それでいて標準グレードとなる2.4Gは、高品質オーディオシステムも標準装備して247万8000円という安さだ。

グレード構成

価格は247万8000~336万円。ディグニスエディションのみグリーン税制適合車となる

価格は247万8000~336万円。ディグニスエディションのみグリーン税制適合車となる

グレード構成は、この2.4Gにリミテッドエディションとディグニスエディションが加わる3種類。リミテッドエディションは16インチアルミホイール、クルーズコントロールなどが標準装備で加わり264万6000円、最上級のディグニスエディションは専用メッキグリル、本革シート、運転席&助手席シートヒーター、木目調&本革ステアリング、HDDナビゲーションシステムなどが加わり336万円となっている。

世界をリードするミドルセダンだが・・・

こちらインスパイア(米国名アコード) インスパイア(米国名アコード)は、北米仕様には直4、2.4Lもあるが、日本ではV6、3Lのみの設定となる

こちらインスパイア(米国名アコード) インスパイア(米国名アコード)は、北米仕様には直4、2.4Lもあるが、日本ではV6、3Lのみの設定となる

これまで日本では日陰の存在だったカムリだが、思わぬスタイリッシュなボディにグラリときている人も多いかも。次ページでは北米で激しいトップ争いを繰り広げているインスパイアと、対照的に純和風路線を突っ走るティアナ、それにニューカムリの3車を徹底研究。たっぷりした広さを誇るFFミドルセダンのベストチョイスを考える。牛肉はちょっとアレだけど、大きくて広いミドルセダンなら北米向けも意外といいかも!? とはいえ、目標月販台数は発売後1カ月が2000台、その後の安定期には1000台と弱気。世界をリードするミドルセダンなのに、ちょい弱気です。

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ