食だけでなくクルマも万里を超える!?　中国警察が押収したクルマは木の根っこでできていた!?

　こ、これは!!……もしや未確認生物でしょうか!?

　いいえ違うようです。なんと木の根っこの彫刻でできた電気自動車（！）とのことです。それが道を走っていたので警察官に止められたそうです。

　運転していたひとによると、4つの羽根をイメージした彫刻を使って、車両をカスタムするのに6カ月を費やしたとか。ちなみにシャシーは鉄製だそうです。

　車両はモーター駆動で、スイッチ操作によって稼動。前進のみで後退はできないようですね。運転していた人によると「車両はまだ未完成で、完成までにはあと1年ほど必要」とのこと。ドライバーは、運転するのに必要なトラックの運転免許は持っていたものの、捕まったのはそういう問題ではないみたいです。

　自分で作ったクルマを公道走行の認可なしに走らせていた罪で運転免許証を取り上げられたほか、2000元（日本円で約3万5000円だが物価を考えれば20万円以上の感覚でしょうね）の罰金を取られ、さらにはクルマも没収されてしまったとのことです。せっかくのアート作品が踏んだり蹴ったりになってしまったというわけです。認可を受けていないクルマで公道を走ってはいけません！　とんでもない結果にななります……というお話でした。
　それにしても、ウッドボディにEVとは、エコな乗り物を目指していたのでしょうか。