車のニュース
更新日:2018.08.24 / 掲載日:2017.12.12
マクラーレン、アイルトン・セナの名前をモデル名にした新型モデルを発表
故アイルトン・セナの名前をモデル名にした新型モデル「マクラーレン・セナ」
マクラーレンは、F1ドライバーの故アイルトン・セナの名前をモデル名にした新型モデル「マクラーレン・セナ」を発表した。マクラーレン・セナは、マクラーレンP1に続くアルティメット・シリーズ。今回のモデルは、同社がこれまでに生産したどんな公道走行可能モデルよりも、サーキットを速くラップする。エンジンは、ツインターボV8をミドシップに搭載。最高出力は800ps、車両重量は1128kgで、「720S」と比較すると220kgの軽量化に成功している。
日常使いを考慮したラゲッジスペースはない
相互接続されたサスペンションは、レースでのノウハウを投入し、ステアリングは電動油圧式を採用する。ダイナミクス性能は、1月に公表される予定。0-97km/h加速は2.5秒程度、最高速度は320km/h超える。シャシーは、720Sのものを改良したモノケージIIIカーボンファイバーシャシーを採用。前後左右のサスペンションは油圧で相互接続され、これにアンチロールバー専用の油圧システムが追加されている。このシステムを統合制御するのがレースアクティブ・シャシーコントロールIIで、自動調整式のK-ダンパーを組み合わせている。
超大型リアウイング/フロントスポイラーは可動式
超大型リアウイング/フロントスポイラーは可動式で、エアスクープやエアインレットはこれまでにないほど力強いデザインに仕上げている。
エンジンは、ツインターボV8をミドシップに搭載
P1との大きな違いは、電動化をしなかったことが挙げられる。ハイブリッド・モデルのP1に対し、「セナ」は公道を走行可能だが、サーキットのラップタイム更新を目的としており、電動化よりも軽量であることを優先している。720Sのような日常使いを考慮したラゲッジスペースはなく、ドライバー後方には新開発のロールバーが設置。メーカーの説明では、ヘルメットが2つと、ドライビングスーツ2着ぐらいなら積載できる程度となる。
マクラーレン・セナは2018年3月のジュネーブ・モーターショーに出展を予定。生産台数は500台。1号車は、2018年末ころデリバリー予定。価格は日本円で約1億1384万円。