クルマのお役立ち情報[2017.11.24 UP]

人気自動車ジャーナリスト(と編集スタッフ)が真剣チェック!気になる中古車試乗判定 BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー

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BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー BMW 2 Series ACTIVE TOURER 2014年モデル

一般ユーザーが乗っている使用過程車をテストすることで、新車ではわからない実力をチェックするのがこのコーナー。売れ線中古車の本当のトコロを厳しい目線でインプレッション!果たしてその結果やいかに!?

文●竹岡圭、九島辰也、グーワールド
写真●グーワールド

今月の中古車は BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー

DETAIL CHECK 1

BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー コックピット
ミニバン的なインパネもBMW流でシックにまとめる

 インテリアはBMWのメソッドに則ったシンプルで機能的なデザイン。インパネ中央の見やすい位置にワイド画面の液晶を配置し、操作系は手元のi Driveに集約、オーディオなどのスイッチもステアリングから手を離さずに操作できるのがBMW流。先進安全装備はオプションとして用意される。

DETAIL CHECK 2

BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー 内装
見晴らしのよさを感じさせるアップライトなシートポジション

 基礎設計に前輪駆動を採用したプラットフォームにより、室内空間は広々。「セミ・コマンド・シート・ポジション」と名付けられた高めの座面によって全方位の視界も良好。リヤシートはスライド式で最大130mmの範囲で前後調整が可能。ひとや荷物の状況によって最適なユーティリティを作り出す。

DETAIL CHECK 3

BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー ラゲッジスペース
多彩なライフスタイルに対応するラゲッジスペース

 ラゲッジ容量は通常時で468L、最大で1510Lまで拡大可能。折りたたみ式のフロアは下にもスペースが用意されているため、工具や普段使わないような荷物をしまっておける。また、後席は荷室側のレバーからも倒せるのが便利だ。テールゲートは足の動きによるハンズフリーで開閉可能。

DETAIL CHECK 4

BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー エンジン
4種類のパワートレーンはどれも個性的で魅力がある

 パワートレーンは4種類。ガソリンエンジンは1.5L直3ターボ、2L直4ターボ(4WD)、2L直4ディーゼルターボ、そして1.5L直3ターボ+モーター(4WD)のプラグインハイブリッドだ。いずれも個性あるユニットで、乗り手のライフスタイルに合わせてチョイスしたい。

BMWの新境地となる前輪駆動のユーティリティビークル

自動車ジャーナリスト(竹岡 圭・九島 辰也)

九島 走りはしっかりBMWのテイストを身につけている

竹岡 女性でも運転しやすくて室内は見てのとおり広々!

ユーティリティ特化型のプレミアムコンパクト
自動車ジャーナリスト(竹岡 圭・九島 辰也)

編集部●気になる中古車を実際に試乗することで、その実力をチェックしようというのがこのコーナー。今回は、BMWから2シリーズアクティブツアラーの登場です。お借りした車両は2014年モデルで、グレードは「218iアクティブツアラー」、走行距離は3万4000kmとなっています。

竹岡●ここのところ年式が新しいクルマが続いていたけど、今回のは中古車らしい「3年3万km」だね。それにしても2シリーズって、BMWのなかでは異色というか、ちょっと変わったグループだよね。

編集部●そうなんです。ご存知のとおりBMWの命名ルールは、数字の奇数がセダン系で、偶数がクーペ系というのを基本としていますが、2014年に登場した2シリーズについては、クーペ系とツアラー系が「プレミアムコンパクト」というくくりでいっしょになっています。

九島●2シリーズには、クーペ(F22)、カブリオレ(F23)、アクティブツアラー(F45)、グランツアラー(F46)が属するわけだけど、メカの基礎設計がクーペ系が後輪駆動で、ツアラー系は前輪駆動と大きく違う。クーペやカブリオレは1シリーズに近くて、ツアラー系は2015年に登場したMINI3(F56)/5ドア(F55)と同じ「UKLプラットフォーム」を使っている。もちろん、味付けはBMWならではだけどね。

竹岡●そしてアクティブツアラーが5人乗りで、グランツアラーが3列7人乗り。ボディサイズも違うと。

編集部●おっしゃるとおりです。ユーティリティ性能に重きを置いたアクティブツアラーの3サイズが4350×1800×1550mmなのに対して、ピープルムーバーであるグランツアラーは4565×1800×1645mmとひとまわり大きくなっています。

九島●1シリーズは後輪駆動ってことでライバルのFF勢に比べて室内が狭いって声があったけど、2シリーズアクティブツアラーはFFでパッケージングも高効率だし、プロポーションからユーティリティ重視に割り切っている。

竹岡●見た目や質感がちゃんとBMWしてるっていうのがいいよね。

編集部●ラインアップを紹介しますと、2014年当初は1.5L 3気筒ターボエンジンに6速ATを組み合わせた「218i(136馬力)」と2L直4ターボに8速ATと4WDを組み合わせた「225i xDrive(231馬力)」という顔ぶれ。2015年に2L直4ディーゼルターボと8速ATの「218d(150馬力)」が追加され、2016年には、プラグインハイブリッドモデル「225xe」も登場しました。これは1.5L 3気筒ターボエンジンに88馬力の電気モーターを組み合わせたもので、エンジンで前輪を、モーターで後輪を駆動する「eDrive」というシステムです。

九島●いろいろな意味でBMWが新しい時代に向かっていることを2シリーズから感じるな。

竹岡●2016年の販売実績ではアクティブツアラーとグランツアラーを合わせると3シリーズについで2番目に売れたクルマなんだって。

編集部●では、試乗をお願いできますでしょうか。

自動車ジャーナリスト(竹岡 圭・九島 辰也)

編集部●さて、試乗から戻ってきたお二人に感想を伺いましょう。いかがでしたか?
九島●普通にいいクルマだったよ。

竹岡●右に同じく(笑)。というか、プラットフォームはMINIと共通だから、レベルの高さはすでにMINIで証明されてるし。もちろん、味付けはBMWらしく整えてあるよ。

九島●デビュー当時「BMW初のFF」って言い方をされていたけど、BMWグループとしてはすでに10年以上の経験があったんだよね。

編集部●今回の試乗車は走行距離もそれなりに走っていましたが、影響は感じられましたか?

九島●ぜんぜん。新車のときに試乗したのと同じ。

竹岡●いつものBMWテイストです。ところで、このアクティブツアラーって、中古車だといくらくらいで買えるの?

編集部●新車価格が363万円から544万円なのに対して、中古車は170万円から400万円で、中心価格は1年落ちで200万円後半です。注目すべきは走行距離の少ない物件が多いことで、10月中旬時点では約8割が1万km以下でした。試乗していただいたものと同等の中古車なら、170万円くらいで探せます。

九島●え、アクティブツアラーってまだマイナーチェンジもされてない現行型だよね。

竹岡●普通のひとが手放した中古車というよりも、新車ディーラーのデモカーとかが多い感じなのかな。だとしたらコンディションもいいだろうし、お買い得感あるかも!

九島●国産車のコンパクトカーの価格でBMWに乗れるんだとしたら、ちょっとアリかもしれないね。

※ナンバープレートはハメ込み合成です。

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