クルマのお役立ち情報[2017.11.24 UP]

NEW MODEL

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ピントが完全に合ったモデルが続々登場

 コンサバティブにまとめあげるだけでも大ヒット間違いなしな状況のアウディだったが、Q2はあえて冒険をしたモデルだ。若手にデザインを任せ、ポリゴン(多角形)をモチーフにした新しいコンセプトのエクステリアを採用。既存のアウディはエレガントで美しいフォルムを持っているが、カクカクとしたポリゴンを用いて予定調和を崩し、あえて見る者の心に引っかかるようにしているように思える。コンサバティブよりも印象の強さ。Q2はチャレンジングなモデルなのだ。

 A3などに使われるプラットフォームがベースであるので、乗った感じは想像どおりによくできている。ゴルフとティグアンの関係に近いともいえるが、Q2のほうがSUV色が薄く、ハッチバックをシティコミューター風に仕立ててチャキチャキと走りまわるのが似合う。エンジンは直4の1.4L直噴ターボと直3の1L直噴ターボを用意。もちろん前者のほうがパフォーマンスは高いが、後者も意外なほど好印象だ。すでにA1でも同エンジンは採用されていたが、それよりもトルクやパワーが引き上げられていて、とても1Lとは思えない。とくに超・低回転域での粘りのあるトルク感は異色の出来で、3気筒はそこが得意なようだ。街の遊撃手的なQ2のキャラクターにピッタリだといえる。

メルセデス・ベンツ GLA

 さて、新世代のコンパクト・メルセデスはデザインや走りの評価が高く、一気にこのクラスの勢力図を塗り替えた感があるが、なかでもGLAはバランスがよくて人気が高い。

 Aクラスなどだとスポーティさを強調するちょっと硬めのサスペンションとなるが、GLAはほどよいストローク感が乗り心地にいい影響をもたらしている。メルセデスらしいどっしりとした安定感と快適な乗り心地、それにコンパクトの持ち味であるスポーティさが絶妙なハーモニーを奏でている。エンジンは直噴ターボとして過不足ない仕事をする。あまり楽しさがないのは事実だが、エンジンの存在感をあえて出さないのが高級車の掟であり、それもメルセデスらしいといえる。

 GLAがもっとも魅力的なのはデザインだろう。とくにインテリアは完全にクラスを超えたクオリティと高級感が表現されている。コンパクトカーでも、見た目の手抜き感が一切なく、他を圧倒する高級感で大きな満足度を与えてくれる。大人気になっているのも頷けるのだ。

Profile
自動車ジャーナリスト 石井昌道
●レースの参戦経験を持つ自動車ジャーナリスト。日々、ニューモデルのテストドライブを精力的に行う。専門誌はもちろん、一般誌でも活躍する。

NEW MODEL 03 アウディクオリティを目一杯に凝縮! AUDI Q2

アウディ Q2 アウディ Q2

アウディ Q2

アウディ Q2 機能性を重視したシンプルなデザインが心地いい。外観から想像する以上にゆとりを感じる室内空間は、静粛性も十分で、随所にプレミアムブランドの質感を感じることができる。

アウディ Q2 ラゲッジルームは通常時で405L。後席を展開すると最大で1050Lの容量を誇る。このサイズでは上出来だろう。

アウディ Q2 アウディのSUVでもっともコンパクトなボディを持つQ2。最小回転半径5.1mという抜群の機動性で、日本の道路環境にもマッチする。

アウディ Q2 1.4 TFSI シリンダー オン デマンド スポーツ(7速AT・Sトロニック)

全長×全幅×全高 4200×1795×1500mm
車両重量 1340kg
エンジン 直4DOHCターボ
総排気量 1394cc
最高出力 150ps/ 5000-6000rpm
最大トルク 25.5kg m/1500-3500rpm
サスペンション前/後 ストラット/トレーリングアーム
新車価格 299万円〜405万円(全グレード)

小さなアウディが誇る妥協しないセーフティ

 レーダーセンサーが前走車との距離を検知し、車間距離を一定に保って走行する「アダプティブクルーズコントロール」や、歩行者を検知して、危険な状況で警告や自動ブレーキを発動する「アウディプレセンスフロント」など、進化した安全機能も盛り込まれている。

小さなアウディが誇る妥協しないセーフティ

NEW MODEL04 トップクラスのバランスを誇るコンパクトSUV MERCEDES-BENZ GLA

メルセデス・ベンツ GLA メルセデス・ベンツ GLA

メルセデス・ベンツ GLA

メルセデス・ベンツ GLA 優れた取りまわし性と操作性が光るGLA。カジュアル&スポーティなスタイルと、生き生きとした走りのバランスも絶妙。サイズを超えたボディ剛性感がもたらす「安心感」はさすがだ。

メルセデス・ベンツ GLA 180(7速AT・7G-DCT)

全長×全幅×全高 4430×1805×1505mm
車両重量 1480kg
エンジン 直4DOHCターボ
総排気量 1595cc
最高出力 122ps/5000rpm
最大トルク 20.4kg m/ 1250-4000rpm
サスペンション前/後 ストラット/マルチリンク
新車価格 398万円〜792万円(AMG含む全グレード)

※ナンバープレートは、はめ込み合成です。



驚異のAMGモデルも!

驚異のAMGモデルも!

 2Lエンジンとしては驚きの出力「381馬力/48.4kg m」を誇るメルセデスAMG GLA 45 4MATIC。エンジンだけでなく4MATICも専用のもので、AMGのテクノロジーが惜しみもなく投入されている。

OTHER MODELS まだあります!注目のコンパクトSUV

BMW X1

ビー・エム・ダブリュー X1 ビー・エム・ダブリュー X1
プレミアム感を大幅にアップ

ルックス同様、室内の快適性が大幅に向上。最高19.6km/L(JC08モード)の低燃費を誇るディーゼルモデルがとくに人気を集める。

MINI CROSSOVER

ミニ クロスオーバー ミニ クロスオーバー
「大きなMINI」は新型でさらに進化

MINIが持つアイデンティティの無限の可能性を感じさせたヒットモデルは、ガソリン、ディーゼル、PHEV(写真)をラインアップ。

JEEP RENEGADE

ジープ レネゲード ジープ レネゲード
都会生活に向けた小さなタフガイ

全長約4.3mのボックス型デザインは、ひと目で「ジープ」とわかるもの。1.4Lターボがベースだが、ゆとりの2.4L NAも魅力的だ。

FIAT 500X

フィアット 500X フィアット 500X
大きく、機能的になったフィアット500

フィアット500のデザインフィロソフィーを堅持しながら、全体を膨らませたような500X。もたらされた「ゆとり」は想像以上だ。

「SUV」と呼ばれる大半が「クロスオーバーSUV」って本当?

 アメリカで最初に「SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)」が生まれた当時、その定義は「フレーム形式のトラックボディで、荷台にハードトップを載せたクルマ」とされていた。しかし、今日では「SUV」と呼ばれる多くのモデルが、オンロードでのパフォーマンスや快適性を重視し、「乗用車ベース(モノコックボディ)」で作られている。つまり厳密には、ほとんどのSUVが、「クロスオーバーSUV」ということになるのである。

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