【スバル】「WRX STI」モデルチェンジ・新型発売【価格・性能】

　ハイレベルな走りのパフォーマンスを誇るスバル「WRX」シリーズのトップモデル「WRX STI」がフルモデルチェンジし、８月25日に発売される。

　WRXシリーズコンセプトである「Pure Power in Your Control」を高次元で具現化した、同シリーズのトップグレードモデルが、このWRX STI。ドライバーの意のままにハイパワーを操るために、クルマ全体の性能を極限まで高め、融合させている。モータースポーツで鍛えられた2.0L水平対向ハイパワーターボエンジン、マルチモードDCCD（ドライバーズコントロールセンターデフ）システムなどを搭載している。

　シャシー性能については、剛性を更に向上させた専用サスペンションを開発、ステアリングレスポンス、リヤグリップ、フラットライドの性能向上を追求した。その過酷な路面条件で知られるドイツのニュルブルクリンク・サーキットをはじめとする、世界各国の様々な走行条件下で走行性能を鍛え上げることで、ドライバーの操作への俊敏なレスポンスと、より正確で安定したコーナリングを実現するとともに、操縦安定性と乗り心地の双方がレベルアップされている。

　歴代のWRX STIが提供してきた、４ドアセダンとしての実用性をさらに向上させ、ハイパフォーマンスとの両立により、WRX STIならではの個性を一層鮮明にしている。それと同時にボディの軽量化、剛性向上、VDCを含めたシャシー性能の強化により、優れた危険回避性能を実現し、あらゆるシーンで安心して走りが愉しめるようになっている。

　スタイリングは、アグレッシブかつ洗練されたものとなり、パフォーマンスカーとしての存在感を表現している。インテリアは、ドライバーがドアを開けた瞬間に、気持ちを高揚させるコクピットデザインを目指した。ステアリングには、スポーティな印象を高めるDシェイプステアリングを初採用。小径、かつ握りやすさを追求したグリップ形状とすることで、操作性と握りこんだ際の手応えを向上し、走りへの期待感を高めてくれる。インテリアの各所や操作部を中心に、スポーツカーを象徴するカーボン調加飾パネルや金属調アクセントを配置し、高い質感を実現するとともに、走りを想起させる空間としている。