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更新日:2020.04.16 / 掲載日:2017.02.02
スズキ、新型「ワゴンR」、「ワゴンRスティングレー」を発売
フルモデルチェンジされた新型「ワゴンR」
スズキは、新型「ワゴンR」、「ワゴンRスティングレー」をフルモデルチェンジして発売した。マイルドハイブリッドを採用して燃費性能を向上させているのが特徴だ。今回のフルモデルチェンジでは、軽量化と高剛性を両立させた新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用。発進時にモーターのみで走行できるマイルドハイブリッドを採用して、JC08モード燃費33.4km/lを記録。スズキでは、全高1550mm以上の軽ワゴンタイプで、No.1の燃費性能になる。
マイルドハイブリッドを採用して燃費性能を向上させている
幅広い速度域でエンジンをモーターがアシストすることで燃料消費を抑制する
マイルドハイブリッドは、ISG(モーター機能付発電機)の高出力化とリチウムイオンバッテリーを大容量化。モーターによるクリープ走行と、幅広い速度域でエンジンをモーターがアシストすることで燃料消費を抑制する仕組みだ。減速して車速が約13km/h以下になり、アクセルもブレーキも踏まないときや、アイドリングストップ後の停車からの発進時に、最長10秒間のモーターによるクリープ走行を可能にしている。また、発進から約100km/hまでの加速時にISGがモーターアシストを行ない、エンジンの負担を軽減することでも燃料の消費を抑えている。
WAGON R
「デュアルセンサーブレーキサポート」などの安全装備も充実
安全装備は、単眼カメラと赤外線レーザーレーダーで、前方の歩行者や車を検知して衝突の被害を軽減する「デュアルセンサーブレーキサポート」や、周囲の状況に合わせて自動でハイビームとロービームを切り替えるハイビームアシスト機能を搭載する。荷室開口幅を拡大したラゲッジルームや、運転席前方のダッシュボードに車速やデュアルセンサーブレーキサポートの警告などを表示する「ヘッドアップディスプレイ」、後席ドア両側の内側に「アンブレラホルダー」など、軽自動車としては初となる装備を採用する。
グレード構成は、ワゴンRが「FA」、「HYBRID FX」、「HYBRID FZ」、ワゴンRスティングレーが、「L」、「HYBRID X」、「HYBRID T」となり、それぞれ2WDと4WDが用意される。エクステリアデザインは、幅広い世代のライフスタイルとさまざまな価値観に対応するため、個性的な3つのデザインをラインナップしている。
WAGON R STINGRAY HYBRID
フルモデルチェンジとなった「ワゴンRスティングレー」
ワゴンRの「FA」と、ワゴンRスティングレーの「L」は、最高出力38kW(52PS)、最大トルク60Nmを発生する0.66リッター直列3気筒エンジンを搭載。トランスミッションは、CVTが組み合わされる。
ワゴンRの「HYBRID FX」、「HYBRID FZ」、ワゴンRスティングレーの「HYBRID X」には、最高出力2.3kW(3.1PS)、最大トルク50Nmを発生する電気モーターを組み合わせたマイルドハイブリッドを採用。ワゴンRスティングレーの「HYBRID T」は、最高出力47kW(64PS)、最大トルク98Nmを発生する0.66リッター直列3気筒ターボエンジンを搭載。トランスミッションにCVTを組み合わせて、マイルドハイブリッドを採用している。
メーカー希望小売価格は、ワゴンRが107万8920円(税込)~147万960円(税込)、ワゴンRスティングレーが129万3840円(税込)~177万9840円(税込)