【車が買取査定や下取で0円と言われたときの処方箋】愛車を1円でも高く売るための買取業者の探し方
- 2018.5.29
- 【車売却ガイド】車買取・査定の為のお役立ち情報
実際に「愛車を買取査定に出したところ、0円と言われてショックを受けている」「どうにかして価格を付けて買取ってほしい」といった声は少なくありません。
査定0円には、大きく分けて2つの理由があります。一つは、本当に車に価値がない場合、そしてもう一つは、買取業者側の事情により0円と査定されている場合です。実際に年式が古くても、事故車や不動車であっても買取ってくれる業者は存在しています。
しかし、十分な知識を持たないまま、下取査定や買取業者の査定に出してしまうと、買取価格が付くどころか、廃車にするために莫大な費用が発生することがあるのです。
廃車や引き取りで費用を負担する前に、まずは買取が0円になる理由を知った上で値を付けてくれる業者を探してみてはいかがでしょうか?
本記事では、0円査定の理由、そして0円と提示された際の対処法(業者選定・パーツのバラ売り)について詳しくお伝えしています。
あなたの愛車を1円でも高く、そして廃車にすることなく買取をしてもらえるように、ぜひ本記事をお役立てください。
目次
車種・年式・走行距離などのコンディション。車の査定が0円になる理由と対処法を解説
愛車が0円査定された場合の対処法は、ディーラーや車買取業者の幅を広げる
1.ディーラーの下取査定で0円
2.車の買取業者の査定で0円
3.車として機能していないので0円
次に行うべきことは、状況に応じた最適な行動です。
0円と査定されたのは、あなたの車に問題があるのではなく、業者選びのミスが原因ということも多いため、依頼する業者の幅を広げてみましょう。
1.ディーラーの下取査定→買取業者に査定を依頼する
2.車の買取業者の査定→別の買取業者に査定を依頼する
3.車として機能していない→事故車・不動車・廃車専門の買取業者、回収業者に依頼する
査定のポイントは、業者によって異なります。自分の愛車のニーズを見極めた上で、査定業者を選びましょう。
次は、より高く買取ってもらうためのコツや注意事項についてご説明していきます。
一度0円と査定されたとしても、諦める必要は全くありません。お金を出してあなたの車を買取りたいと考えている車買取業者は存在します。
ディーラーや車買取業者が0円査定で車を引き取る理由は、リサイクルなどでの換金化が目的
売却後の車がどうなっているのか、売った側からは見えにくいものですよね。しかし、その後の経緯を知ることで、その知識を売却するときに役立てることができます。
0円査定で引き取った車の利用方法は、さまざまあります。例えば、低価格であっても引き取った車を販売することができれば、利益が出ます。仮に販売できるレベルではないとしても、自社の代車として利用することは可能です。また、需要があるパーツであれば、パーツのみを販売して再利用することもできます。さらに、車にはアルミや鉄が多数使用されているのですから、リサイクルに出すことでも利益が出るでしょう。
つまり、車は「車」としての機能が皆無になったとしても、無価値になるわけではありません。走行距離や年式、外見や事故歴を含め、あらゆる状況の車が利益を生み出すことができるのです。
ディーラーの査定0円については、「ディーラーは、車の買取業者に比べて0円の査定がつきやすい」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
その理由は、ディーラーの利益の生み出し方にあります。
ディーラーに査定を依頼する側には、「現在の愛車から新車への乗り継ぎが楽」「手続きがスムーズ」といったメリットがあります。一方、ディーラーにとってはあくまでも自社の車の販売が主目的で、下取は次の車の販売につなげるためのものという存在です。そのため、車本体の価値とは無関係な部分から0円査定をすることもあります。
したがって、0円査定ではなく、少しでも金額を付けてほしいと思うのであれば、車の買取業者に査定を依頼することをおすすめします。
0円査定が出やすい自動車・車種の傾向は、中古売買市場で人気がない古い車種や事故車
・10年以上経っている
・修復歴がある
・中古市場で人気がな
・廃車、不動車、事故車、車検切れである
年式や修復歴の有無などは、持ち主の方が一番よくお分かりのことでしょう。
また、愛車が中古市場で人気があるかどうかは、買取相場を調べることで把握することができます。インターネットで手軽に買取相場を調べることができるので、愛車の相場をご確認ください。
一つの業者で0円と査定されたとしても、他の業者も0円とは限りません。特に中古市場での人気が確認できた場合は、値段が付く可能性が高まります。下取査定0円を提示されたとしても、諦めずに他の業者で査定をしてもらうことが大切です。
なお、ディーラーは車の買取業者に比べて一般的に下取査定が安いといわれています。その理由は大きく分けて、次の3つです。
- 販売ルートが少ない
ディーラーの場合、メインの仕事は自社の車を売ることです。買取業者に比べ、売却ルート自体が少ないことから、高値で車を買取ったとしても、その後の販売につなげることが難しい可能性があります。 - 査定ポイントが異なる
ディーラー、買取業者ともに、走行距離や年式を中心に査定を行います。しかし、ディーラーは、純正品以外のオプションに対するプラス査定はほぼ見込めません。査定ポイントが異なれば、値段が変わるのは当然のことです。 - 競合が少ない
ディーラーを訪れる人の目的は、車の購入です。下取価格や中古市場の相場に対する知識がないことも多く、他社を意識した査定価格を提示する必要がないとも考えられます。買取業者の場合、競合業者が複数あるため、価格競争が激しくなります。
以上の理由から、買取業者を利用した方が、高く売れる可能性があるというわけです。
愛車を0円査定されても値段を付けてくれる車買取業者を探す際のポイント
愛車の0円査定のデメリットは、「廃車手数料」の存在による損失
廃車手数料の一例を記載しておきます。
・抹消登録(廃車手続き)を業者や行政書士に依頼する際の費用:2,000円~10,000円
・レッカー代(自走不可の場合):約10,000円(距離により変動あり)
さらに車の状態によっては、上記+解体費用が必要です。解体費用は車の大きさや状態によってさまざまですが、一般的には大きい車であればあるほど費用がかさみます。また、車のリサイクル料金もかかります。
つまり、0円査定を提示され、楽だからとそのまま引き渡してしまうと、結果的にマイナスになってしまうということです。そのため、0円で諦めてしまうと、損をする可能性が高いでしょう。
0円査定の車を値付きで買取ってくれる買取業者を手間なく探すには、ネット査定を利用
ネット査定であれば、すぐに業者ごとに比較できるほか、愛車の買取相場を手軽に検索できるサイトもあります。また、対面での営業がないため、自分のペースで冷静に判断することが可能です。また、ネットで情報を集めながら交渉することができるため、一番良い条件の業者に依頼することができるでしょう。
ネット査定を利用することで、手間をかけず、好条件で買取ってくれる業者を探すことができます。
0円査定の愛車に値を付けてもらうための買取業者へのアピールポイントは、契約やパーツ、そして車への愛
・車検が残っている
・メーカーまたはディーラーのオプションが付いている
・ワンオーナー車
・修復歴なし
・禁煙車
・タイミングベルトなどの交換をしている
上記のポイントに当てはまる部分があれば、積極的にPRしましょう。交渉相手も人間です。「大切に乗っていた」ということを積極的に伝えることで、納得のいく結果となる可能性が高くなります。
「こんなことを言っても仕方がないかも」と諦めず、思い切って愛車のPRをしてください。車への愛が、査定額の引き上げにつながることがあります。
また、交渉を有利に進めるためには買取相場を把握しておくことも大切です。
グーネット買取では、無料で愛車の買取相場をチェックすることができます。まずは一度お試しください。
希少情報!セールの前後や売り出しを控えた車の買取業者は積極的に買取ってくれる
在庫がなければ売り出し自体成り立ちません。また、セール期間中の、見栄えをよくするためにも在庫確保に積極的となります。
しかし持ち込み査定の場合、お店の外観だけでは売り出し前かどうかを判断することは困難です。そのため、ネット査定を利用することで、積極的に買取をしている業者から連絡がもらえる可能性が高まります。
積極的に買取をしてくれる業者と出会う機会の一つとして、ネット査定を利用することをおすすめします。
廃車・事故車・不動車でも、廃車専門買取業者や回収業者を利用する方法
廃車・事故車・不動車が得意な車買取業者を探すには、相場感の把握とネット査定が効率的
なお、普通の買取業者の中にも、廃車買取強化中の業者が存在している可能性があります。
ネット査定のよさは、複数の業者を比較できる点です。廃車専門の業者だけに絞るのではなく、他の買取業者も視野に入れながら、よりいい条件の業者を探すためにネット査定を活用することをおすすめします。
大切なのは、効率よく、廃車・事故車・不動車の専門業者と出会い、できる限り高値で買取ってもらうことです。
玄人向けの売却方法は、カスタムパーツを、ネットオークションやパーツ買取業者で売却が効果的
・ネットオークション自体に慣れている人
・自分でパーツを着脱できる人
最低限、上記2つの条件を満たしている必要があります。
また、ネットオークションに慣れている場合でも、事前に相場を把握しておくことが大切です。さらに、いくらオークションに慣れていても、業者にパーツ着脱を依頼した場合、有料となる可能性があります。自分でパーツを着脱することで、余分な費用の発生を防ぐことができます。
パーツをネットオークションで売り、本体を買取業者または次で説明する解体業者やリサイクル回収業者に引き取ってもらうことで、ダブルの利益を上げられる可能性もあります。
また、車をカスタムしているがネットオークションは苦手、不得意だという方は、パーツを外して、パーツ買取業者に売ることも可能です。さらにパーツを外した本体は、上記で説明した内容と同様にリサイクル回収業者に売ることができます。
走れない廃車確定の車でも、価値あるレアメタルなど貴金属の宝庫
解体業者を探す際には、ネット検索で「車 解体業者」と調べたり、電話帳を開き「車リサイクル業者」として掲載されている会社を探したりしてください。
車の解体業者は、車をタイヤやバンパーなどのパーツに分けて転売したり、金属部分などを分別してリサイクルしたりするなどして利益を得ています。
例えば、車の解体業者は、購入した車を次のようなパーツに分けて転売します。
・バッテリー
・ガラス
・タイヤのゴム
・バンパー、エンジンなど各パーツ
・鉄、レアメタル
車としての価値がなくなったとしても、パーツに分けることなどで価値が生まれます。そのおかげで解体業者は利益を得ることができているというわけです。
最後に、車としての機能を失った車は車買取業者と解体業者のどちらに売ればいいかと悩んでいる方に向け、より高い値段が付く方法をご紹介しておきましょう。
車の買取業者も、解体して利益を得るためのルートを持っています。しかし、買取業者はマージンを取るため、完全に車として機能しなくなっている場合、解体業者に直接販売することで値段が高くなる可能性があります。
車は、動かなくなった後も、鉄・レアメタル・バッテリー・ガラスなど他の部分に価値があるため、売ることが可能であるということを踏まえた上で、売却先を選びましょう。
以下の記事も参考になりますので、ぜひご覧ください。
【事故車は車の買取・査定をしてもらえる?】事故車の定義や扱いで知っておくべきこと
まとめ
- 0円査定の理由
- ・10年以上経っている
- ・修復歴がある
- ・中古市場で人気がない
- ・廃車、不動車、事故車、車検切れ
- ・ディーラーの下取基準に達していない
- 0円査定のデメリット
- ・廃車手数料として、お金を請求される可能性がある
- ・本来であれば車売却により得られるはずのお金を諦めている
- 0円査定の対処法
- ・ネットの査定を利用する
- ・こだわりの車で、カスタムカーでもあり、ネットオークションにも精通している場合はパーツ売りも可
- ・車としての機能を果たしていない廃車の場合は、解体業者に直接売って利益を上げる方法もある
【車買取の交渉と流れ】手間をかけずに愛車を高額査定してもらうために
また、どのような販売方法を選択するとしても、交渉を有利に進めるためには相場を把握しておくことが重要です。
グーネット買取では、メーカー、車種名、年式、グレードといった愛車の情報を入力するだけで、すぐに買取相場を知ることができます。まずは一度、あなたの愛車の相場を検索してみてはいかがでしょうか。