【車の買取で高値を付けてもらうコツ】売却時期や買取業者の選び方が大切に
- 2019.1.17
- 【車売却ガイド】車買取・査定の為のお役立ち情報
じつは車の買取相場は、車種や年式、車のコンディションといった車自体に由来する条件以外にも、いくつかの要素が絡んできて変動が生じます。このことを知らずに売ってしまうと、後で悔しい思いをすることにも。
そこで今回は、車の買取価格に大きく影響してくる「売るタイミング」および「どこでどうやって売るのか」といったポイントについて説明します。
なるべく高く愛車を売るためにも、今回ご紹介するコツをぜひおさえておきましょう。
目次
愛車を少しでも高く売るコツは?買取業者が高値を付ける時期に注目
買取相場は変動している?車に高値がつく時期は1月~2月
車の価格を考えるとき、新車の場合は標準価格を元にして、そこからどれだけの値引きを行うかというシンプルな流れになります。
それに対して中古車は、車の状態に加えて市場における需要と供給の状態までもが影響するという、より複雑な流れになっているのが特徴です。
中古車の買取価格というものは、基本的には車そのものの価値――すなわち年式や走行距離、その他のさまざまな状態に応じて決められます。
しかし、ハードウェアとしての車の状態だけでなく、中古車市場の需給状態によっても変動するのが、中古車の買取相場の難しいところなのです。
では、具体的にどのようなときに買取価格が高くなるのか、狙い目となるタイミングを確認してみましょう。
需要ピークとなる3月の前、1月~2月に買取相場は高くなる
結論から言えば、中古車の買取価格が高くなる傾向にあるのは1月~2月頃になります。その理由としては、3月に需要が大きく増えること、そして多くの企業にとって3月が決算期であることなどが挙げられます。
まず、3月の需要増について見ていきましょう。
(社)日本自動車販売協会連合会の統計データによると、月別の中古車登録台数は3月が突出して多くなっています。
たとえば2017年の場合、
・最多 3月:約50.3万台
・最少 1月:約25.9万台
と、もっとも少ない月に比べてほぼ2倍の中古車が売れていることになります。
これは他の年でも同様で、3月は他の月に比べておおよそ1.5~2倍程度の高い需要があるのです。
これは、4月が就職や転勤など、新生活スタートのタイミングになっていることがおもな要因。4月からの新生活にあわせて、3月中に車を購入する人が増えるわけです。
そして需要が増えるからには、買取業者としては十分な供給ができなければ商売になりません。そのため、需要ピークとなる3月の直前、つまり1月~2月頃には買取を強化する必要があり、それにともなって買取価格も高くなる傾向にあるのです。
3月が決算期であることも買取相場に影響
また、3月に需要がピークを迎えることに加えて、多くの買取業者にとって3月が決算期になることも、買取相場の変動に影響を与えています。決算期前には、目標達成に向けた動きが各社で活発になります。中古車買取業者の場合、売り上げ目標を達成するためにはそもそも販売するための車をたくさん用意する必要があり、その流れで買取も強化。結果として買取価格に高値が付きやすくなるのです。
ただし、こうした買取相場の変動はあくまで需給に応じたものであり、1月~2月ならば絶対に高くなるわけではないという点に注意が必要です。
たとえば、需要が少ない=人気のない車の場合、この時期であっても買取強化の対象になることはあまり期待できません。逆に、人気があるのに供給数が少ない車であれば、普段よりさらに高額査定になることが十分に期待できるでしょう。
→【参考】(社)日本自動車販売協会連合会による中古車登録車数の統計データ
車検前や自動車税がかかる前に売るのがオススメ
車の売り時としては、買取価格が高くなるタイミングに加えて、「余計なコストが発生する前」というタイミングもあります。
車を所有して維持するには、車検および車検時に発生する自動車重量税、それに毎年発生する自動車税(軽自動車税)が必要となります。
これらの費用負担が発生する前に売却することが、コスト面でも手間の面でもオススメなのです。
車検のタイミングならばその前に売ろう
車の買い換えタイミングとして非常に多いのが、車検を迎えるタイミングにあわせるというもの。実際、車検が切れる前後に車の売却を考える人はたくさんいます。ここで注意したいのが、車検のタイミングでの売却をする場合、なるべく車検前に売った方が良いという点になります。
じつは車検の更新をして残り有効期間が長くなっても、それほど査定額にプラスされるわけではありません。逆に、車検切れであってもそれほどマイナスにもなりません。
そして、自分で車検を通すのは非常に手間かつコストもかかるので、どうせなら手慣れた買取業者に任せた方が良いというわけです。
また、車検時には自動車重量税も支払う必要があるので、できるならばこれも避けたいところです。 なお、車検切れのまま買い取ってもらうこと自体には何の問題もありませんが、自分で運転して買取業者まで車を持っていくことはできなくなるので、その点を気にする場合はやはり車検前のタイミングでの売却がオススメです。
自動車税(軽自動車税)が課税される4月1日の前に
車の所有に対して課税される自動車税(軽自動車税)は、毎年4月1日時点の所有者に対して課税され、基本的には5月末までに納税する必要があります。こちらも車検同様に査定額への影響はほとんどなく、納税の費用と手間という負担が増えるだけになります。
そのため、ちょうどこの時期での売却となる場合は、なるべく4月1日の課税タイミング前に売却するのがオススメとなります。
→グーネット買取|車検切れは車の買取査定額に影響はある?
車を高く買取してくれる業者は?売買方法別のメリット・デメリット
ここまでは車を買い取ってもらう際に、なるべく高い買取価格を付けてもらう、あるいは余計な費用負担を抑えるためのタイミングについて説明してきました。
続いては、タイミングとあわせて大切になる要素である、どこでどうやって売るべきか、という点について確認してみましょう。
買取価格の高低だけでなく、手間やリスクなどの面からも説明していきます。
車を売る方法は?大きく分けて3つ
その方法は大きく下記の3つに分けることができます。
1.ディーラーによる下取
2.買取業者による買取
3.インターネットオークションなどを利用した個人売買
中古車の取引というものは、買う側と売る側の双方で価値に折り合いをつけることで価格が決まるため、当然ながらその形態によって買取価格は大きく変わってきます。
そして、他の条件がまったく同じなのに、買取価格だけが変わるということもありません。
3つの方法で買取価格が異なるのは、それぞれの特徴や条件が異なるからであり、きちんと理由があることを知ることが重要です。
では、車を売るための3つの方法はどのようなものなのか、メリット・デメリットとあわせて見ていきましょう。
ディーラーに車を売るケースのメリット・デメリット
・新車ディーラーによる下取
・中古車ディーラーによる下取
・中古車ディーラーによる買取
となります。
ただし、買取は後述する買取業者の方が専門となるので、ここではディーラーによる下取を考えることにします。
下取とは「商品の購入を条件として購入品と同種の所有物を販売店に引き取ってもらう」方法のこと。つまり新車または中古車をディーラーで買う際に、それまで乗っていた愛車をそのままディーラーに引き取ってもらい、その買取価格相当を購入価格から相殺する方法になります。
次の車を購入する際のサービスの一環となるため、とにかく手間がかからずに簡単なのが下取のメリット。また、買取ではほとんど値段が付かないような車であっても、一定の価格を付けてくれることが多くなるのも特徴です。
一方で、下取はあくまで購入にともなうサービスであり、買取など他の方法に比べると買取価格は安くなる傾向にあります。その分、売却にともなう手間と時間を軽減できるわけですが、買取価格に高値を期待したいときには向かない方法と言えるでしょう。
→車買取の信用できる口コミを探すには?
中古車買取店に車を売るケースのメリット・デメリット
買取業者どうしによる競争原理が働くため、下取りに比べるとはるかに買取の査定額は高くなる傾向にあります。買取の専門家であるため、車の価値を正確に査定してもらえる、トラブルが発生しにくいといった点も買取業者ならではのメリットでしょう。
また、中古車買取店の中には大手チェーン以外に、特定タイプの車種や輸入車などを専門に扱ったニッチ向け業者もあります。こうした専門店の場合、ジャンルに合致する車を持ち込めばより高値で買い取ってもらえる可能性も高まります。
一方で、高く買い取ってもらおうと思ったら、自分自身で買取業者を探してしっかり精査しなければなりません。ある程度は自分で調べたり、知識をつけるための努力も必要になりため、人によってはこの点がデメリットになるでしょう。
自分の足で買取業者を探すのがたいへんな場合には、一括査定サービスの利用も便利です。
複数の買取業者から見積もりをもらえるので、その中から条件の良い業者を簡単に見つけ出すことができます。
ただし、一括査定サービスでは個人情報が複数業者に渡ることになるため、その後の営業電話攻勢に苦労することも珍しくありません。
そのような時は、グーネット買取のようにメールアドレスのみで利用できるサービスも検討してみましょう。
→グーネット買取|車査定相場を調べる
個人売買・ネットオークションで車を売るケースのメリット・デメリット
そのため、3つの方法の中ではもっとも高く売れる可能性があります。
一方で、品質に対する保証や輸送・引き渡しにともなうトラブル、あるいは契約手続きや金銭取引面での問題も起こり得るなど、もっともリスクの高い方法でもあります。
最近でこそ、こうしたリスクを減らして個人売買を活発にしようといった取り組みが見られることもありますが、まだまだハイリスクハイリターンな方法だと言えるでしょう。
このように3つの方法には、それぞれメリットとデメリットが存在しています。
愛車を高値で買い取ってもらうことを期待しつつ、トラブルを避けて安全に車を売るためには、やはり買取業者による買取がもっともバランスが良い方法になります。
グーネット買取であれば、お住まいの地域の近所にある買取業者を対象にオンライン査定を簡単に実施。買取相場の確認に加えて、Webのみで素早く査定を済ませられます。電話番号の登録は不要なので、しつこい営業電話の心配もありません。愛車を少しでも高く売りたい人は、ぜひ活用してみましょう。
【コラム】目指せ、高額買取!車を高く売るための豆知識
本記事で紹介してきたように、愛車の高額買取を目指すならば中古車買取業者を利用し、売却タイミングにも気をつけることが基本となります。
同時に、少しでも車を高く売るため、あるいは査定額を下げないようにするための、ちょっとしたコツや努力のポイントもあるので、これらもおさえておくようにしましょう。
まず、査定の際にはプラス評価になりそうな部分をしっかりと伝えること。
たとえば、純正のカスタム装備品に替えているなど、ぱっと見にはわかりにくいような部分もきちんと伝えることでプラス評価につながることがあります。
次に、マイナス評価になりそうな部分、たとえば汚れはもちろんのこと、ニオイなども取り除いた方が印象は良くなります。洗車や車内清掃くらいならばたいした手間でもないので、必ず行うようにしましょう。
ただし、キズやへこみに関しては、あえて放置してそのまま査定してもらうようにします。どれだけ丁寧に修復しても「キズやへこみの修復歴あり」となる上、下手に自分で修復すると大幅なマイナス査定にすらなりかねません。専門業者に修理してもらうにしても、査定のマイナス分よりも修理代の方が高くつくことが多いので、修理せずにそのまま買取に出す方がかえってお得になるのです。
また、車の売却時には車検証や自動車税納税証明書など6つの書類が必要となり、手元にない場合は再発行が必要なことも。売り時タイミングで希望日までにスムーズに売却契約を結ぶためにも、必要書類をきちんと用意できるようにしておきましょう。
これらのポイントをしっかりとおさえた上で、買取相場を把握して買取業者との交渉に臨めばバッチリ。買取相場を知るためには、メールアドレスのみで簡単にオンライン査定が行えるグーネット買取の利用がオススメです。
まとめ
車を売る方法には「ディーラーによる下取」「中古車買取業者による買取」「インターネットオークションなどを利用した個人売買」の3つがあります。買取価格の高さと手間、リスクなどのバランスの良さから、買取業者による買取がもっともオススメの方法となります。
また、売却タイミングや売却先に加えて、査定評価を高める、あるいは下げないためのポイントも大切なので、意識して実践するようにしましょう。
愛車の買取相場を知りたいときには、メールアドレスのみで買取相場を調べられるグーネット買取の利用がオススメ。近隣の業者を対象にオンライン査定が行えるので、適正な買取価格や売り時が簡単につかめます。
→グーネット買取