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思い出の愛車を廃車にせずに高額買取してもらうために【車買取・査定の為のお役立ち情報】

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【車買取査定額に大きく影響する走行距離】思い出の愛車を廃車にせずに高額買取してもらうために

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「愛車を手放す際に、少しでも高額で売りたい」と考える方は多いものです。しかし、一般の方にとって査定額の決定方法はなかなか理解できない部分ではないでしょうか。

しかし、理解できないからといって買取業者の言われるままになっていると、買取価格ゼロ円といわれてしまったり、廃車扱いとなったり、相場より安い金額での売却になったりと、さまざまなデメリットが発生してしまいます。

そのような事態を防ぐためには、走行距離が買取査定にどのように影響するのか、また過走行車での買取やプラス査定をしてもらえるのかどうかなど、買取に関する事前の下調べが必要となります。

本記事では、査定額をアップさせるポイントとしての適切な走行距離や、年式に関する情報、過走行車でも買取やプラス査定をしてもらえる可能性を説明します。

走行距離と自動車に関する知識を得ることで、愛車を廃車にしてしまうことなくスムーズに、かつ高額の売却ができるようになります。ぜひ情報を有効活用して、大切な愛車の買取先を決めてください。

目次

1.車の買取査定に大きく影響をする走行距離と年式・車種・グレードについて解説
  1. 査定ポイント1:適切な走行距離とは1年間で1万kmが目安
  2. 査定ポイント2:年式・車種・グレードは走行距離とのバランスを加味して総合的に判断
2.多走行車・過走行車の愛車の買取価格を少しでも上げるための基準を解説
  1. 多走行車・過走行車でも、プラス査定が期待される項目は車のコンディションと保険契約が要
  2. 思い出の愛車を廃車にはしない。多走行車・過走行車の需要は海外やパーツのリサイクルにあり
3.走行距離の偽造・走行不明車とは?事故車として扱われるリスクに注意
4.まとめ

車の買取査定に大きく影響をする走行距離と年式・車種・グレードについて解説

車の走行距離と査定金額には密接な関係があります。一般的には、走行距離が長ければ査定が下がる、短ければ上がるといわれていますが、必ずしもそうだと言い切ることはできません。

査定ポイント1:適切な走行距離とは1年間で1万kmが目安

走行距離の目安は、1年間で1万kmです。
つまり、この目安と大幅に外れてしまうと、長すぎても短すぎてもよい状態とは言えず、査定評価が下がってしまうことになります。
      さらに、
      ・走行距離の累計が5万kmで「多走行車」
      ・走行距離の累計が10万kmで「過走行車」
      といわれるため、車を手放す際には5万km以内をひとつの目安にするとよいでしょう。
それでは次に、走行距離が短すぎる場合に買取価格が下がる理由を紹介します。それは、年式が古いにもかかわらず走行距離が少ない車の場合、走行不良の可能性が高くなるためです。

車は、ある程度定期的に動かすことでよいコンディションを維持することができます。ほとんど自宅の車庫に停まっている車や、近隣のスーパーへの買い物にしか使わない車などであれば、10年で2万kmの走行距離というケースも十分にあり得ますが、これは車にとってよい状況とは言えません。ゴムの劣化や見えない部分のサビなどの可能性も考えられるからです。そのため、査定額が安くなることがあるのです。

それでは、次の章では走行距離とともに査定に大きく関わる車の年式について見ていきましょう。

査定ポイント2:年式・車種・グレードは走行距離とのバランスを加味して総合的に判断

車の買取査定金額を決める際に重要となるのが、年式・車種・グレードです。

最初に、年式について簡単に説明しておきましょう。
年式とは「初度登録日」のことであり、新車登録された日を表しています。車を売却する際には、年式が新しければ新しいほど高額査定が期待できるというのは比較的イメージしやすいのではないでしょうか?

同じ走行距離、なおかつ適切な走行距離であれば、年式が新しい方が好評価の査定が期待できます。ただし、1年1万kmを標準とし、同じ走行距離であれば、距離に応じて適切な年式が変わることに注意してください。
さらにここで重要となるのが、売るタイミングです。

車の年式は、初度登録年月に関係なく、毎年1月1日に更新されます。「1年くらい…」と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、車の年式は買取価格に大きな影響を与える部分です。中には年式が1年古くなることで、マイナス10万となる車もあるのです。

また、年式による評価の違いは、車種やグレードによっても変わります。
車種・グレード別の走行距離と年式による、プラス・マイナス査定に関する表を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

・1000cc〜1800ccクラス

年式(年)
走行距離(km)

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

10〜

1万 0 +35 +60 +80 +85 +85 +70 +60 +55 +55 +55
2万 -35 0 +25 +50 +60 +70 +70 +60 +55 +55 +55
3万 -80 -25 0 +15 +30 +35 +45 +50 +55 +55 +55
4万 -135 -70 -20 0 0 0 +10 +25 +35 +35 +35
5万 -190 -125 -65 -25 0 0 0 0 0 +10 +10
10万 -370 -325 -240 -185 -150 -110 -90 -75 -55 -50 -45

・軽自動車

年式(年)
走行距離(km)

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

10〜

1万 0 +10 +45 +70 +80 +85 +85 +85 +80 +80 +80
2万 -25 0 +10 +30 +40 +45 +50 +50 +50 +50 +50
3万 -65 -30 0 0 0 +15 +25 +25 +30 +30 +30
4万 -115 -80 -40 -10 0 0 0 0 +10 +10 +10
5万 -165 -130 -80 -40 -25 -10 0 0 0 0 0
10万 -315 -280 -245 -180 -140 -125 -115 -85 -75 -65 -50
上記は、JAAI(一般財団法人 日本自動車査定協会)の加点・減点に関する表の一部です。1点につき1,000円、つまりー10であれば、標準査定から10,000円減額されることになり、これらの基準は車種やクラスによって詳細に定められています。

しかし、走行距離や年式は、売却するからといって変更することはできません。そこで、次の章では過走行車や低年式でも買取価格を上げるための方法を紹介します。

多走行車・過走行車の愛車の買取価格を少しでも上げるための基準を解説

多走行車・過走行車と判断されてしまう車だからといって、諦める必要はありません。走行距離以外にも、査定士がチェックするポイントはたくさんあるからです。

多走行車・過走行車でも、プラス査定が期待される項目は車のコンディションと保険契約が要

例えば、走行距離以外の査定項目には、
      ・タイヤ→残り溝が多いものは加点(標準状態は1.6mm以上)
      ・車検残→4カ月以上あるものは加点
      ・自賠責残→3カ月以上あるものは加点
      ・車両本体→標準状態よりよければ加点(内装・外装:傷なし、エンジン:走行に問題なしなど)
といったものがプラス査定となります。

さらに、具体的数値で記載することは難しいですが、
      ・外装が人気のカラーかどうか
      ・内装に目立った汚れやシミ等がないか
      ・タバコやペットの臭いがないか
      ・メーカーオプションやディラーオプションを付けているか
      ・ワンオーナー車かどうか
といった点も査定士はチェックしています。
車のコンディションや保険の残りなど、アピールできる部分は、積極的に伝えることが大切です。

多走行車、過走行車でも高値が付く可能性があることをご理解いただけたでしょうか?また、もしこの中にプラス査定になる項目がない…という方も、廃車以外の道は残されています。

次の項では、海外での需要やパーツの買取について紹介していきます。

思い出の愛車を廃車にはしない。多走行車・過走行車の需要は海外やパーツのリサイクルにあり

多走行車、過走行車の場合、車としての価値は本当にもうゼロなのでしょうか?
その答えは「No」です。

10万km、20万kmを超えた車に対して価値がないと思い込んでいる方は少なくありません。おそらく多くの日本人はそうではないでしょうか。

しかし、海外に目を向けてみると10万km、20万kmというのは、まだまだ少ない数字です。中古車の業者オークションでは、国内で多走行車、過走行車と呼ばれている車や廃車寸前といわれた車が購入され、輸出されています。

つまり、あなたの大切な愛車も、海外輸出をメインとしている買取業車であれば、金額提示の上買い取ってくれる可能性があるということです。

その他、エンブレムやアルミホイール、エアロパーツ、カーナビといった価値が高いパーツを設置している場合、パーツ単体での価値が見出され、車全体が評価されることもあります。

一般の中古買取業車が言う「多走行車、過走行車は査定ゼロ」、ディーラーでの下取(こちらもゼロ)という言葉だけを信じると、大損をしてしまうことがお分かりいただけたでしょうか。

多走行車、過走行車であっても、世の中にはきちんと需要があるということです。あとは、愛車の価値をしっかり理解した上で買取ってくれる業者と出会えるかどうか、それだけだといえます。

走行距離の偽造・走行不明車とは?事故車として扱われるリスクに注意

「走行距離がもっと短ければ、高値で売却できるのに」と思ったことがある方は多いでしょう。

しかし、実際に走行距離の偽造行為が認められた車や走行距離不明車に関しては「メーター不良車両」となり「価値のない事故車」として扱われてしまいます。もちろん、査定金額はゼロ円ですから、高値で売却するどころか偽造以前の査定金額さえも受け取ることはできません。

また、そもそも事故車は、単に「事故や災害に遭った車」という意味ですから、通常の事故車であれば、それだけで価値なしと判断されることはありません。そのため、走行距離の偽造は、通常の事故車以上に大きなリスクを負うものなのです。
それでもまだ「バレなければ問題ない」と思っている方に向けて、プロの査定士がメーター改ざんを見抜く2つのポイントをお伝えしておきましょう。

  • シートのへたり具合
    車のシートは、基本的に持ち主が変わったり走行距離が増えたりしても取り替えるものではありません。そのため、走行距離が多い車になればなるほど、自然とへたり具合が強くなるのです。

    助手席と運転席のシートに座ってみると、その違いは明らかです。数万kmしか走っていない車の運転席のシートが、助手席のシートと比べて明らかにへたっている場合、メーター改ざんの可能性が高いと考え、より詳細な査定を進めます。
    数万円の買取査定アップのために、シート全体を交換しなければつじつまが合わないと考えると、かなりリスクが大きいのではないでしょうか。
  • ハンドルやアクセルペダルの劣化具合
    ハンドルやアクセルペダルといった箇所も、使えば使うほど擦れなどが目立ってしまうものです。同程度の走行距離の車の擦れ具合と比べてどうか、という点でも比較することが可能です。

また、査定の際には上記以外の場所も含め車の隅々までチェックされるため、確実に走行距離の偽造は判明します。偽造を行うメリットは、何ひとつありません。

また、もし通常通り車に乗っていてメーターが壊れてしまった場合は、ディーラーにて交換しましょう。「メーター改ざん車」と判断されますが、修理記録簿にメーター交換日と交換前の走行距離が記載されるため、違法な改ざんとはみなされません。

そして、メーターの表示を変更したいなどの理由で交換する場合も、ディーラーでの交換であれば、メーター交換日と交換前の走行距離が記載されます。

ディーラーでのメーター交換等は「走行距離偽造」とはなりません。ただし、点検記録簿等の書類はしっかり残しておき、もし査定士に質問された場合は「メーターが壊れたので、ディーラーで修理を依頼した。前の走行距離は、点検記録簿に記載されている」ということをしっかり伝えましょう。

まとめ

それでは、最後に愛車を廃車にしないために知っておきたい査定方法や、プラス査定となる条件、プラス査定がなくても買取可能な条件について振り返っておきましょう。

  • 走行距離は多すぎても少なすぎてもマイナス査定となる
  • 適切な走行距離は、1年あたり1万km
  • 走行距離が同じ場合、年式により査定金額は大きく変わる
  • 過走行車の場合でも、プラス査定となる要素があれば、買取価格が上昇する可能性がある
  • プラス査定要素がない場合でも、パーツ毎で買取をしてくれる可能性がある
  • 10万km、20万kmを超えている過走行車でも、輸出車を取り扱っている業者であれば買取をしてくれる可能性がある
  • 過走行車だからといって、買取を諦める必要はない
いかがでしょうか。想像以上に、さまざまな条件の車が買取可能だということに気付かれたのではないでしょうか。
自己判断で「買取に出してもゼロ円に違いない」「ディーラーの下取りに出すしかない」と思い込んでしまうのは、大変もったいないことです。
まずは一度、愛車の状態を確認した上で、査定に出してみましょう。

「でも、どこに査定に出せばよいのか分からない」「時間や手間をあまりかけたくない」「一括サイトで気軽に知りたい」という方は、ぜひ一度グーネット買取をご利用ください。
グーネット買取では、今すぐ買取相場が分かるだけでなく、お近くの店舗を見つけることができます。
大切な愛車の相場をしっかり知った上で、できる限りの高値で売却するためにも、是非ご活用ください。
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