
【車の買取に必要な書類を解説】なるべくスムーズに買取をしてもらい、高値で愛車を売るために
- 2017.12.26
- 【車売却ガイド】車買取・査定の為のお役立ち情報
実際に、車の売却に関する流れや注意点がわからないまま取引を進めてしまうと、二度手間、三度手間になり、買取までに余分な時間がかかってしまうものです。時間のロスを防ぐためにも、車の売却に関する一連の流れや査定のポイント、必要な書類一式は、しっかり事前に把握しておくことがベストです。
しかし、自分で一から調べるのは時間や手間がかかります。そこで、今回の記事では、一連の売却の流や査定のポイント、必要書類一式などの基本データから普通自動車と軽自動車を売買する際の違いまで、実際に役立つ知識の解説をいたします。内容をしっかり把握することで、買取もスムーズに進み、早めの入金が期待できます。ぜひ参考にしてください。
目次
車(軽自動車・普通自動車)買取の流れと査定のポイント
まず初めに、初めて車の買取を依頼する方のための中古車買取の流れについて解説します。

車(軽自動車・普通自動車)買取の流れはどうやって進む?買取店を決めてから入金までの流れ
- 買取店を決める
まずは、インターネット上や近隣店舗などの情報収集を行い、相場を知ったうえで買取店を決めましょう。無料で買取価格を教えてくれるサービスもあります。 - 査定を有利に進めるため、車を掃除する
年式や走行距離などは変更することができませんが、同じ年式、同じ走行距離であれば、きれいな方が査定結果としては高くなる可能性があります。「車内に掃除機をかける」「フロアマットを軽く洗う」「小さな傷であれば市販の研磨剤などで修理する」など、自分でできる範囲の掃除や修理を行いましょう - 希望価格を提示する
売り手にとって中古車の買取額は、高ければ高いほどうれしいものです。しかし、交渉が苦手という方も多いことでしょう。そのような場合は、率直に希望価格を提示する方法もおすすめです。売却時期なども合わせて相談に乗ってくれるお店もあるため、積極的に相談しましょう。また、査定時間は、およそ10~30分程度です。 - 書類を提出し、手続きを進める
価格に納得できたら、手続きに入ります。車を売却することを考え始めた段階で、書類の準備も始めておくと良いでしょう。車売却時に必要な基本書類は、次のとおりです。- ・自動車検査証(車検証)
- ・自賠責保険証明書
- ・リサイクル券(預託済みの場合)
- ・自動車納税証明書
- ・印鑑登録証明証(普通自動車のみ)
- 納車
必要書類の提出を終え、納車に入ります。忘れ物がないよう、ダッシュボードやオーディオ、小物入れなど、車の隅々まで確認しておきましょう。また、ナビには履歴や自宅情報が登録されています。納車前に削除しておくと安心です。 - 入金
納車が終われば、後は入金を待つばかりです。手続きから数日以内で振り込まれるところが一般的ですが、気になる方は手続き前に業者へ確認しておきましょう。
車種・グレード以外の買取額を上げるための査定のポイント。自分でできる範囲での清掃をする
- 「外装」について
外装の査定ポイントには「全体の汚れ」「ボディのへこみ・傷」「ナンバープレートの傷」「ドア、ウインドウ、アンテナ関連、ランプの動作」などがあげられます。その中で、すぐにできることといえば、洗車です。手洗いでも良いですし、コイン洗車でも構いません。時間に余裕があればワックスがけをするのも良いでしょう。
次に、ボディのへこみや傷も査定額に大きく影響する部分です。今までにスプレーペイントなどで傷を直した経験がある方は、小さな傷であれば、直しておくと良いでしょう。ただし、未経験の方の場合は色むらができたり、余計に目立つようになったりする可能性もあるため、自信のない方は、やめておくことをおすすめします。 - 「内装」について
内装の査定ポイントには「車内の汚れ」「喫煙の有無」「シートやフロアマット、ハンドルの汚れ」「純正の付属装備品の有無」などがあげられます。特に、喫煙者の方はタバコの臭いをできるだけ消しましょう。「消臭剤を置く」「売却を決めてからは車内でタバコを吸わない」などの努力も重要です。また、車内の小さなゴミもクリーナーなどを使い、できるだけ吸い取っておきましょう。「新車のように」とまではいかないものの、手入れをするのとしないのでは大違いです。 - 「エンジンルーム・タイヤなどの機能面」について
エンジンやバッテリーの状態、エンジンオイルの交換頻度、タイヤの汚れや状態も査定金額を左右するポイントとなります。「タイヤを洗う」「エンジンオイルの交換時期が過ぎていれば交換する」などの作業も重要です。また、エンジンの分解、掃除、組み立てが可能な方は、事前に作業を終え、申告することで査定評価が上がることがあります。すべての人ができることではないかもしれませんが、分解などに抵抗がない方は作業しておくのもおすすめです。
普通自動車の買取に必要な書類と注意点
普通自動車の買取に必要な書類は何?車検証や整備手帳などの必要書類
- 「必要書類一式」について
- ・自動車検査証(車検証)
- 車検証は通常、車にいつも乗せておくことが義務付けられています。ダッシュボードなどの中に入っていることが多いでしょう。
- ・自動車納税証明書
- 毎年、自動車税を支払った後に受け取る自動車納税証明書も、車検証と一緒に保存されている方が多い傾向です。
- ・自賠責保険証明書
- 車に乗る以上、加入が義務となる強制保険の加入証明書です。こちらも車検証と同じ場所に保存しておくことが一般的です。
- ・リサイクル券
- リサイクル料をすでに支払っていることを証明する券で、こちらも車検証と同じ場所に保存することが一般的です。
- ・印鑑証明書(実印)
- 普通自動車を売却する際には、発行後3カ月以内の印鑑証明書が1通必要となります。まだ、実印登録をしていない場合は、最初に市区町村役場の窓口で実印登録をした後、印鑑証明書を手に入れてください。新車を購入する際にも印鑑証明書が1通必要になるため、売却後すぐに新しい車を購入する予定がある方は、まとめて2通分取得しておくと、次の手続きがスムーズになります。また、廃車の際にも必要になる書類ですので覚えておきましょう。
- ・整備手帳
- 整備手帳は、必ず必要なものではありませんが、用意しておくと査定アップにつながります。お持ちの方は、準備しておきましょう。スペアキーや、車の取り扱い説明書なども同様です。
上記は、すべて車の所有者が用意する書類です。次に、業者側が準備してくれる書類2点についてご案内します。 - ・委任状
- 車の名義変更に関する手続きを業者に依頼する際には、委任状が必要となります。委任状の用紙は業者側が準備してくれますので、車の所有者は実印を用意し記入するだけで手続きが完了します。
- ・譲渡証明書
- 車を譲渡する際に必要となる証明書です。こちらも委任状同様、業者が用意してくれますので、準備は必要ありません。実印を用意し、記入しましょう。
- 「住民票」について
車の売却時に住民票が必要となるのは、車を購入した後に引越しをした方の場合です。何も手続きをしていないと「車検証」と「印鑑証明書」の住所が違っているため、そのままでは車の売却ができません。住所変更が1回の場合は住民票を、2回以上の場合は住民票の附票を用意することでスムーズに手続きを進めることができます。 - 「戸籍謄本」について
戸籍謄本が必要となるのは、結婚などにより、名字が変更になっている場合です。住所同様、「車検証」と「印鑑証明書」に記載されている名字が違っている場合は、戸籍謄本を用意しておきましょう。
【必要書類の注意点】車検証の所有権と印鑑証明の発行期限に注意
- 「車検証」について
まず、車検証の「所有者」「使用者」がどちらも自分の名前であるかどうかを確認してください。通常は両方、車の持ち主の名前です。しかし、ローンで購入した場合、すでに完済しているのに、ディーラーやローン会社の名前のままになっていることがあります。その場合はすぐにディーラーまたはローン会社に連絡を取り、所有者を自分に変更する手続きを依頼してください。 - 「印鑑証明」について
印鑑証明書は、発行後3カ月以内のものしか使用できません。早めにとりすぎると、期限切れで使えないことがあるため、確実に車を売却することが決まってから取りに行くと良いでしょう。印鑑証明書は市区町村役場での交付が可能です。 - 「自動車納税証明書・自賠責保険証・リサイクル券」について
自動車納税証明書を紛失してしまった場合は陸運局併設の自動車税管理事務所や、管轄の県税事務所に申し出て、再発行を依頼しましょう。基本的に発行手数料はかかりません。また、自賠責保険証も各自が加入している保険会社にて再発行が可能です。リサイクル券も陸運支局などに置かれている端末機にて、自分で再発行をすることができます。
【軽自動車と普通自動車での買取の違い】軽自動車では印鑑証明書が不要
- 「必要な書類一覧」について
軽自動車を売却するときに必要な書類は、次の5点です。- ・自動車検査証(車検証)
- ・軽自動車税納税証明書
- ・自賠責保険証
- ・リサイクル券
- ・申請依頼書
軽自動車納税証明書を紛失した場合は、市区町村役場の納税課で再発行が可能です。車検証と印鑑を持って手続きに行きましょう。 - 「印鑑証明書が不要な理由」について
軽自動車を売却する際には印鑑証明書が必要ありません。その理由は「軽自動車は法律的には財産扱いされていない」ところにあるからです。普通車を購入する際には、国に所有者を「登録」する必要があります。そのため、普通車の所有者が亡くなった場合には、不動産の相続と同じ扱いとなります。しかし、軽自動車の場合、所有者の登録ではなく、所有者の届け出をしている状態のため、名義変更だけで相続、売却が可能です。
まとめ
<車の売却時に必要な書類一式>
- ・自動車検査証(車検証)
- ・自賠責保険証明書
- ・リサイクル券(預託済みの場合)
- ・自動車納税証明書
- ・印鑑登録証明証(普通自動車のみ)
- 買取業者側で用意してくれる書類
- ・委任状(普通自動車の場合)
- ・譲渡証明書(普通自動車の場合)
- ・申請依頼書(軽自動車の場合)
<買取のプロセス>
車買取の一連の流れは、以下1~6となります。
- 1.買取店の決定
- 2.車のクリーニング
- 3.希望価格の提示
- 4.価格決定後、書類を提出し手続き開始
- 5.納車
- 6.入金
査定で高値買取を実現するためにできること
- ・手洗いまたはコイン洗車機による洗車
- ・ワックスがけ
- ・スプレーペイントなどの経験者は傷の補修
- ・喫煙者の場合、消臭剤を置きタバコの匂いを消す
- ・クリーナーなどで車内清掃
- ・機械に強い人はエンジンの分解や掃除
- 自分ができる範囲で、できるだけ車を美しくしておくことが重要です。
これらを踏まえ、まずはご自分の愛車の買取相場をご確認ください。すぐに査定の見積もりが欲しい場合、下記サイトにて買取相場だけでなくお近くの店舗を調べることが可能です。車の買取相場は、日々変動しています。より高値で売却するためにも、適正価格 をぜひ知っておきましょう。