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保険料・駐車場代・自動車税など都内でマイカーを所有するための費用【車買取・査定の為のお役立ち情報】

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【東京で車を持つための維持費を調査】保険料・駐車場代・自動車税など都内でマイカーを所有するための費用

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東京は交通の便が良い地域ですが、「それでも車が欲しい」「車があれば便利なのに」と思う人は多いでしょう。しかし、無計画な状態で車を購入してしまうと、想像以上にお金がかかり、家計費を圧迫してしまうかもしれません。

本当に車が欲しいと思うのであれば、車の維持費がどれくらいかかるのか、一度きちんと確認してみませんか?

ここでは、自動車の維持費や東京に限って高額になるものは何か、また維持費の具体的な算出方法、維持費が高いエリア・低いエリアのランキング、そしてどうしても車を使いたい場合に使える方法などについてご紹介します。

維持費を極力抑えながらも、生活に車を取り入れ、より一層便利で楽しい生活を送るための情報をお届けします。

目次

1.自動車の維持にかかる4つの費用
  1. 【税金】東京と地域によって差異はない
  2. 【ガソリン代・高速料金】地域差はなく車の使用頻度依存
  3. 【駐車場代】東京では高額。東京での安いエリアは?
  4. 【自動車保険(任意保険)】地域別量率で東京は高め
2.事前に試算しよう!東京での車の年間維持費
  1. 自動車の年間維持費はこうやって計算する!
  2. 東京で駐車場代が【高い】エリアのベスト10
  3. 東京で駐車場代が【安い】エリアのベスト10
3.【コラム】都内でマイカーをあきらめたくない!個人間カーシェアで維持費を稼ぐ方法
4.まとめ

自動車の維持にかかる4つの費用

【税金】東京と地域によって差異はない

まず、自動車の維持にかかる税金は、次の2種類になります。

「自動車税」とは、総排気量や用途(自家用・商業用)によって定められている税金です。全国一律のため、地域差はありません。毎年4月1日時点の車の所有者に支払い義務が生じます。

「自動車重量税」とは、車の重さによって決められる税金です。自動車を購入した段階で3年分、その後は車検時に2年もしくは1年分支払う税金です。こちらも、車の種類によって決められるため、地域差はありません。

税金に関しては、東京と他の地域で差異がないことが分かります。

【ガソリン代・高速料金】地域差はなく車の使用頻度依存

それでは、次にガソリン代について見てみましょう。総務省による「ガソリンの都市別小売価格(2018年7月)」によりますと、東京都区分151円、他の地域で高い地域は高知154円、安い地域は秋田149円となっています。東京と比較して高い地域、安い地域のどちらもありますが、明確な地域差があるとは言い切れません。また、こちらはレギュラーガソリンの例ですが、軽油やハイオクに関しても同じことが言えるでしょう。

高速料金はどうでしょうか?NEXCO東日本(東日本高速道路株式会社)のサイトによりますと、通行料金は「(利用距離×1kmあたりの料金+150円)×1.08(消費税)」の計算式にあてはめ、1kmあたりの料金が計算されています。この計算式によりますと、1kmあたりの料金は24.6円ですが、東京・大阪の大都市近郊区間は29.52円と特別料金が設定されています。

ここだけを見ると、少し高く見えるかもしれませんが、住居の場所や経路選択の好みによって高速道路の利用状況は変わります。東京では、高速道路以外の国道、幹線道路が充実しているため、必ずしも全員が高速道路と利用するとは言えません。仕事や旅行など、頻繁に高速道路を利用する人のみ、維持費として計算するレベルで良いでしょう。

【駐車場代】東京では高額。東京での安いエリアは?

東京は駐車場代が高いと言われていますが、23区内であっても、高いエリアと安いエリアに分かれています。高いエリアとしては、中央区、港区、千代田区、安いエリアでは練馬区、葛飾区、荒川区が挙げられます。安いエリアであれば、高いエリアの半額以下で駐車場を借りることもできます。

コインパーキングの場合も、都心部や駅近では、600〜800円/1時間ですが、下町や駅から遠く離れた場所では300円/1時間と、地域によって値段は大きく変わります。上記価格は昼間の値段ですが、夜(21時〜翌8時)は、100〜300円/1時間と、地域差が少なくなります。

都心部では、スーパーやショッピングモールの駐車場も、基本的に有料です。一例として、都心部にあるショッピングモールでは、30分毎に300円が必要です(2018年8月時点)。ただし、都心部を離れたら駐車料金がかからない場所もありますので、一概には言えません。

東京とひとくくりに言っても、エリアによって差があります。都心部や地価が高いエリアであれば、月極駐車場代が高額になります。さらに、出かける先の駐車場が少なく、コインパーキングの料金が高くなる傾向にあります。しかし、平均以下の地価の地域や23区外に出れば、状況は大きく変わります。
生活エリアによって、最も差が出るのは駐車場代と言えるでしょう。

【自動車保険(任意保険)】地域別量率で東京は高め

次に、自動車保険について見ていきましょう。車の保険に関しては「自賠責保険」と「任意保険」の2種類があります。自賠責保険は人身事故による損害を補償する強制保険のため、車を所有するにあたり必ず加入する必要があります。自動車保険に地域は関係なく、軽自動車、自家用普通自動車とそれぞれ決められています。

そのため、ここでは+αの保障を求めて加入する、任意保険の違いについてご説明します。

任意保険の場合は、保険料が変わる要素がいくつかあります。

・お住まいの地域
・運転免許証の色
・車の使用目的
・年間走行距離
・年齢
・車種、型式
・車齢
・保険の等級

ここで、「お住まいの地域」の情報が加わります。
ゴールド免許の人や、免許をとってから年数が経っている人、年間走行距離数が少ない人は、事故を起こす確率が低いと判断されるため、保険料が減額されるケースが多くなります。この理論で言いますと、車の数も歩行者の数も多い東京は、地方に比べて事故を起こす確率が高いと判断され、平均より上でやや高めの設定となっています。ただし、各保険会社によって考え方が異なりますので、全てにおいて東京は必ず高いと言うことはできないでしょう。

事前に試算しよう!東京での車の年間維持費

駐車場代などの経費についてご説明しましたが、いかがでしたか?ここからは、実際に車の年間維持費を計算し、東京で車を持つとどうなるのかシミュレーションをしてみましょう。

自動車の年間維持費はこうやって計算する!

車の年間維持費は、車種によって異なります。ここでは、軽自動車の年間維持費を計算してみましょう。

自動車税 10,800円
自賠責保険 13,185円(2年分なので割る)
重量税 2,500円
任意保険 20,000〜50,000円
ガソリン代 93,788円
駐車場代 120,000円(月10,000円)
その他消耗品 40,000円
合計 300,271円

※1年間の走行距離を10,000kmと仮定、軽自動車の街乗り燃費16.1km、東京の2018年7月のガソリン代151円をベースに、ガソリン代を試算。

それでは、駐車場代が4倍になるとどうでしょうか?
自動車税 10,800円
自賠責保険 13,185円(2年分なので割る)
重量税 2,500円
任意保険 20,000〜50,000円
ガソリン代 93,788円
駐車場代 480,000円(月40,000円)
その他消耗品 40,000円
合計 660,271円
他の維持費が同じでも、駐車場代だけで2倍近い差が生まれることが分かります。

駐車場代が高い東京エリアでは、維持費の大半が駐車場代となるため、自動車の維持費は、駐車場代によって大きく変動すると言えるでしょう。

東京で駐車場代が【高い】エリアのベスト10

1位 中央区 華やかな街銀座と東京の台所・築地のある中心的な街
2位 港区 六本木、白金など高級感溢れる街
3位 千代田区 国会議事堂、皇居があるオフィス街
4位 渋谷区 若者の街。ファッション施設や劇場、美術館など流行の先端
5位 台東区 上野、浅草など、東京の下町的存在の街
6位 新宿区 高層ビルが立ち並ぶ街。都庁所在地
7位 文京区 大学、高校などの教育機関が豊富。治安の良い街
8位 品川区 新幹線の駅開業により、先進的な街へ
9位 目黒区 自由が丘など落ち着いた雰囲気のある街
10位 豊島区 池袋を中心とした副都心を擁した街。日本の人口密度第一位(2017年)

東京で駐車場代が【安い】エリアのベスト10

1位 あきる野市 都心から40〜50km離れた自然豊かな奥多摩地域
2位 武蔵村山市 東京都で鉄道が通っていない唯一の街
3位 東大和市 出生率都内ナンバー1を誇る子育ての街
4位 青梅市 面積が壮大で、東京都で4番目に広い街
5位 羽村市 東京都の中で最も人口が少ない街
6位 清瀬市 農業が盛んで、農地が市域の4割を占める
7位 稲城市 梨やぶどうの産地。サッカーのJリーグ・東京ヴェルディのホームタウン
8位 福生市 アメリカ空軍横田基地が約3分の1を占める
9位 東久留米市 湧水が豊富で、環境省の「平成の名水百選」に東京都内で唯一選定
10位 東村山市 お笑いタレント・志村けんの出身地で、駅前に記念樹を植樹

【コラム】都内でマイカーをあきらめたくない!個人間カーシェアで維持費を稼ぐ方法

東京は車の維持費が高くなりますが、維持費が高い東京だからこそ発展しているシステムがあります。それが、「個人間カーシェア」です。個人間カーシェアとは、個人が所有する車を貸し借りするサービスのことを指します。「平日は仕事に行くので車に乗らない」といったことや、「休日は全く使わない」といったことはありませんか?このように自分が車に乗らない期間に、車に乗りたい人に貸し出すことで、維持費の足しにすることもできるのです。

現在の利用方法としては、専用アプリやWEBからの予約が一般的です。

事前に会員登録を行う必要がありますが、借りたい側は、

・車種
・使用日時(乗車・返却)
・車の受け渡し場所・料金
などを検索し、申し込みます。貸す側はサイト経由で申し込み状況を把握し、問題がなければ承認ボタンを押すことで予約が確定。あとは当日受け渡し場所に行き車を渡し、返却時間になったら車を受け取るだけです。現金のやりとりではなく、クレジットカード決済(会社によってはスマホ会社の決済サービスで決済される場合も)であることも、安心できる理由と言えるでしょう。

ただし、注意点もあります。一見レンタカーのシステムと似ているように思えるかもしれませんが、レンタカーは企業によるカーシェアリングサービスであり、国の許可を得たレンタカー事業者による有償貸し渡し事業であるため、個人間カーシェアには適応されません。そのため、個人間カーシェアは個人間での共同使用契約という形をとり、ルールを定めています。共同使用契約の場合、車の取得費や維持費の実費を超えた料金設定は不可であることに注意しましょう。

また、いくらアプリやWEB予約を通してシェアリングするといっても、全く見知らぬ人に自分の車を貸すことに対して不安を感じる人もいるかもしれません。しかし、事故や故障、傷などに対する対応は1日限定の自動車保険への加入、保険が使えないほどの傷の場合は直接交渉できるシステムや修理工場サービスの提携などのサービスが整えられています。

実際に、東京エリアでの評判は高く「大勢で出かける際に大型の車を借りることができる」「車を買う前に試し乗りがしたい」「憧れの車に乗ってみたい」など、いろいろな角度からの需要が高まりつつあるのです。

「東京で車を買いたい、乗りたい。でも維持費の高さに悩む」という方は、自分が車に乗らない時間に車を貸し出し、車自身に維持費を稼いでもらうという方法を取り入れてみても良いかもしれませんね。

まとめ

それでは、最後に東京で車を持つための維持費について振り返っておきましょう。

・税金、ガソリン代、高速料金、自動車保険料は東京だからといって、他と比べて大幅に高くなることはない
・東京の場合、駐車場代の高騰が維持費を高くさせている
・駐車場が高いエリアは中央区、港区、千代田区、低いエリアはあきるの市、武蔵村山市、東村山市 ・個人間カーシェアを利用し、維持費の足しにする方法も


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