【車の買取査定の注意点は?】必要書類や高値がつくポイント、トラブル回避法
- 2019.1.17
- 【車売却ガイド】車買取・査定の為のお役立ち情報
ありがちなトラブルとしては、査定後に買取価格を減額されてしまった、しつこい営業電話に悩まされたなどのケースがあり、これらはけっして珍しいものではありません。
また、トラブルではなくても、後からもっと高値が付いた可能性に気がついて後悔することもあるでしょう。
こうしたトラブルや後悔を避けるためには、車の買取についてしっかりとした知識を持っておくことが何よりも大切です。
本記事では、買取の流れや必要な書類、高額査定をもらうためのコツなどに加えて、売買契約書の内容や締結時の注意点、業者選びのポイントなどについて解説。愛車をスムーズに買い取ってもらうための基本的なノウハウをお伝えしていきます。
目次
車を買い取ってもらう流れは?査定に出す時の注意点
車を買い取ってもらうまでの流れ
車を納得して売るためには、全体を通じての流れを理解しておくことが何よりも大切。まずは、どこでどうやって売るのか、それぞれどのような流れになっているのかを確認してみましょう。
車を売るおもな方法には、「ディーラーによる下取」「買取業者による買取」「インターネットオークションなどを利用した個人売買」の3つが挙げられます。
ここでしっかりとおさえておきたいのが、下取と買取の違いになります。
下取の流れ
下取とは「商品の購入を条件として購入品と同種の所有物を販売店に引き取ってもらう」方法のことであり、車の場合はディーラーで新車または中古車を購入する際に、それまで乗っていた愛車を引き取ってもらう方法のこと。あくまで購入が条件となる乗り換えになるため、購入と下取は必ずセットで考える必要があります。また、下取の金額は直接受け取るわけではなく、購入代金から差し引く形になる点にも注意しましょう。
買取の流れ
一方の買取は、次の車の購入とは関係なく純粋に車を買い取ってもらい、売却金額はお金で直接受け取る方法。まずは買取業者に査定を行ってもらい、査定額やその他の条件に納得できた場合に売却契約を結ぶことになります。
買取査定には出張査定と持ち込み査定の2つの手法があり、おおよその流れは以下のようになっています。
出張査定
1.査定依頼する買取業者を決める2.WEBや電話で依頼する
3.約束した日にスタッフが自宅や職場に訪問し査定
4.合意の場合成約
出張査定は、買取業者のスタッフに自宅や職場まで来てもらって査定を行う手法であり、都合の良い時間や場所を指定して査定に来てもらえるのが利点。
また、車を移動させる必要がないため、車検有効期間が切れた車でも特別な手続きなしに査定してもらえるというメリットもあります。
持ち込み査定
1.査定依頼する買取業者の店舗に車を持ち込む2.その場で査定
3.合意の場合成約
買取業者の店舗へと愛車を持ち込むため、場所を自分で用意する必要がないのが利点。
一方で、複数の買取業者に査定してもらうことを考えると、非常に手間がかかる方法でもあります。
一括査定サービス
車の買取査定において高値を期待するためには、「買取業者どうしで競い合わせる」ことが必須となります。買取業者が高額査定を謳うのはライバル店に勝つためなので、実際に他の店でも査定していることを示すのが重要なのです。その際に利用したいのが、複数の業者にまとめて査定を依頼できる一括査定サービス。
たとえばグーネット買取では、近隣の複数の買取業者を対象にオンライン査定が簡単に行えます。メールアドレスのみで利用できるのでしつこい営業電話を受ける心配もなく、気軽に買取相場や売り時を調べることができます。
なお、個人売買において求められるのは、法的な書類手続きをきちんと行うことのみで、それ以外はすべて当人どうしの自己責任で進める必要があります。高額で売れる可能性もあるものの、同時にリスクも非常に高い方法となります。車の売却にともなうトラブルを避けるという観点からは、基本的に向いていない方法と言えるでしょう。
高値で買い取ってもらうことを目指しながらも、同時にリスクを抑えてトラブルを避けるには、やはり買取業者による買取がもっともバランスの良い方法となるのです。
→グーネット買取|【車買取・車査定の基礎知識】相場・比較方法を知って愛車の査定をアップ!車買取の流れ
車の買取に必要な書類や手続きについて
続いては、車の買取における手続きの中でもっとも重要な存在である「書類」について見ていきましょう。
車を売却するときに必要となる書類は、おもに次の6つになります。
1.自動車検査証
2.自動車税納税証明書(軽自動車税納税証明書)
3.自賠責保険証
4.委任状・譲渡証明書
5.実印・印鑑登録証明書(軽自動車の場合は認印でも可)
6.リサイクル券
また、住所変更や姓名変更などがある場合は、上記の書類に加えて住民票や戸籍謄本も必要になります。
車検証や自賠責保険証など、手元にない場合は再発行が必要になる書類もありますが、詳しいことは買取業者が説明してくれるので心配はいりません。
→グーネット買取|車買取の手続きで必要な書類とは?
複雑で面倒な手続きは業者に任せてしまおう
ここで注目したいのが、上記書類のうちの「委任状」の存在。車の買取は必要書類を用意した上で、実際に名義変更等の手続きを行うことになりますが、委任状があれば複雑で面倒な手続きを業者に任せてしまうことができるのです。
専門家である買取業者に任せる方が、自分自身で手続きを行うよりも圧倒的に早くて正確なので、基本的には委任して進めてもらうのが良いでしょう。中には自身で用意しなければならない書類もありますが、それらの対応についても業者が教えてくれるので安心です。
なお、個人売買の場合は、これらの手続きも書類の準備もすべて自分自身で行わなければなりません。車の個人売買は品質面や金銭面でのトラブルが多いだけでなく、所有権の移動など書類が必要となる手続き関連で引き起こされるトラブルも多く見られます。個人売買に興味のある人は、その点にも注意した上で取り組むようにしましょう。
→グーネット買取|【車の個人売買における注意点】ネットでも対面でもトラブルなく安心して、個人間で車の売買取引をするために
ネットを利用した一括査定は便利?車を査定に出す時の注意点
先述したとおり、買取業者による買取においては、複数業者による競争をうながすのが基本となります。
とはいえ、自分の足でいくつもの業者の店舗を回るのは、手間の面でも時間の面でもたいへんなもの。そこでオススメしているのが、複数業者にまとめて査定を依頼できる一括査定サービスの活用です。
ただし、一括査定サービスは便利である反面、利用にあたっては注意しなければならない点もあります。メリットとデメリット、それぞれについて見ていきましょう。
一括査定の最大のメリットは、何といっても複数の業者に対する査定を一気に依頼できる点。
これは単に手間を省けるというだけでなく、高額査定のための基本となる「業者どうしによる競争」および「査定結果の比較検討」が容易に行えるということでもあります。
より高く買い取ってくれる業者が簡単に見つけられるので、買取査定には欠かせないサービスだと言えるでしょう。
一方で、一般的な一括査定サービスには、詳細な個人情報を登録しなければならないというデメリットもあります。
サービス側から複数の業者に個人情報が渡るというネットサービスならではの仕組みのため、業者ごとに営業電話がかかってくるようなこともあります。また、中には悪質な業者が混じっている可能性もあり、必ずしもメリットだけの存在ではないのです。しつこい営業電話が苦手な人や、もっと気軽に査定したい人は、こうしたデメリットにも注意しておく必要があります。
グーネット買取は、こうしたデメリットを抑えながら、一括査定の良いところのみが利用できるサービス。
メールアドレスのみの登録で利用できるのでしつこい営業電話がなく、簡単に買取相場を調べることができます。その結果を確認して、そのまま近隣の業者から気になる店舗を選んで詳細な査定を申し込むことができるのです。
また、利用ユーザーによる業者に対するクチコミ情報およびレビューを参考にできるのもグーネット買取の大きなメリット。実際にその店舗を利用したユーザーによる評価が見られるので、業者選びにも非常に役に立ちます。
一括査定サービスを利用する場合はそのメリットとデメリットを踏まえることが大切。グーネット買取のようにメールのみで利用できるサービスを活用し、高値買取とトラブル回避の両立を目指すようにしましょう。
→グーネット買取
車のキズは直してから査定に出したほうがいい?買取で高値がつくポイント
ここまでは、車の買取における手続きの流れや必要書類などについて俯瞰してきました。
続いては、買取査定で高値を付けてもらうためのポイントや、ちょっとしたコツについて説明していきます。
車は修理してから売ったほうがいい?キズはそのままでOK
ただし、ここで誤解しやすいのが、車に付いたキズやへこみに関する対応です。
普通に考えると、キズやへこみは大きなマイナスポイント。高額査定のためには、修理してマイナスポイントを減らした方が良いのではと考えがちでしょう。
しかし、これはまったくのNG。
じつは、車のキズやへこみに関しては、あえて修復せずにそのまま査定に出してしまった方が良いのです。
その理由は、
・自分で修理すると「事故車であることと修復歴を隠している」と判断されることがある
・修理業者に修復してもらう場合、査定額が上がるよりも修理代の方が高く付く
といった点にあります。
結果として、キズやへこみに関してはとくに何もせず、そのまま査定に出した方が良いとされているのです。
ただし、修理してからの方がプラス査定になり、修理代を上回るケースも可能性としてはあります。判断に悩んだ場合は、いったん修理業者に相談してみることをオススメします。
→グーネット買取|車の傷/錆/へこみは査定にどれだけ影響するのか
査定に出す前に最低限するべきことは?車内の掃除や消臭対策
具体的には、修理代をかけることなく、自分自身でできる洗車や掃除、消臭などの取り組みを必ず行うようにしましょう。
とくにシートについた汚れや、タバコのニオイ、ペットの毛などは、あまりに状態が酷いと中古車として売り出す前に交換が必要になることもあります。そうなれば当然コストがかかるわけで、買取価格も下げざるを得ません。
汚れやニオイもマイナス評価となるので、それを避けるためにも掃除や消臭はしっかりと実施します。できれば、汚れやニオイが染みついてしまう前に、普段からこまめに清掃するように心がけるとなお良いでしょう。
なお、掃除方法については下記の記事が参考になるので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
→グーネット買取|【車のシートの汚れと査定価格】車の買取においてシートの汚れや状態などは影響するのか?
買取相場は時期によって違う?高値がつく時期に査定に出そう
とくに高値が付きやすいとされているのが、1月~2月のタイミング。これは、4月からの新生活前となる3月に中古車の需要が増えること、買取業者の多くが3月に決算を控えていることがおもな理由となります。
3月にたくさん売れるように、その直前となる1月~2月に買取強化を行うため、査定額も高値になりやすい傾向にあるのです。
なお、狙った時期にスムーズに売り抜くためには、必要書類をきちんと用意できるように準備しておくことも大切。車検証や自賠責保険証がない場合は再発行が必要になるので、あらかじめ確認しておきましょう。
スムーズに車を買い取ってほしい!査定のトラブル回避法
どれだけしっかりと下調べしたつもりでも、いざ取り組んでみると意外なほどにトラブルが多いのが車の買取というもの。最後は、買取査定において想定されるトラブルと、それを回避する方法について見ていきましょう。
熱心すぎる営業を回避する方法は?査定に出す前に業者の評判をチェック
一方で、それにともなって営業電話などがしつこくかかってくることになり、うんざりしてしまったということも珍しくありません。
こうしたしつこい営業を回避するためには、何よりも事前の業者選びが大切になってきます。
その店舗の営業が、実際にどのようなスタイルで顧客と接するのか、どれだけ顧客側の立場になって相談に乗ってくれるのか、それらの情報をあらかじめクチコミサイトなどで探すようにしましょう。
また、営業スタイルに安心できるということは、ひいては買取業者そのものへの信頼感にもつながります。査定の依頼は、なるべく信頼できる業者を選んで行うようにするのが良いでしょう。
グーネット買取には、利用ユーザーから業者に対するクチコミ情報およびレビューを掲載しており、自分が利用を考える業者についての評判を簡単に参照することができます。
さらに、買取相場を調べる段階ではメールアドレスのみの登録で利用できるため、営業電話がかかってくる心配もありません。営業攻勢が不安な人は、まずはグーネット買取で業者についてチェックしてみましょう!
→グーネット買取
「知らなかった」は通用しない?契約書類の内容にご注意
そして、中古車の取引とその価値は、双方の合意によってのみ形成されるもの。後になって「知らなかった」「そんな話は聞いていない」「金額に納得できない」などとなったら、金銭的にも揉めることは簡単に想像できることでしょう。
そうしたトラブルを防ぐために、車の売買取引においては必ず「売買契約書」を作成してサインし、そこに記された約束事項をお互いに守るようになっています。
車の売買契約書には法律で決められた書式はありませんが、一般的に下記のような内容について取り決めを行って記載します。
・売買する自動車の情報(車体番号や登録番号など)
・売買金額(車両価格や自動車税、自賠責保険料など)
・金額の支払い時期と支払い方法
・車両の引渡し日(引渡し場所や引渡し方法など)
・車両の引渡しの際の費用負担
・名義変更申請に関わる諸費用の負担
・瑕疵担保期間(引渡し日より○日間など)
・契約後から引渡しまでの間に車両が破損した場合どうするのか(どちらが修理の責任を負うのかなど)
・契約の途中や契約後の解約はどうなるのか(違約金の金額や支払う責任がある者など)
そして契約書にサインをした時点で、「記載された内容すべてに関して納得し、約束を守ると誓う」ことになります。当然ながら、いったん結んだ契約はそう簡単にはキャンセルできません。
したがって、納得できない点やわからないことがある場合には安易にサインせず、業者に質問したり相談して必ず解決してからサインするようにしましょう。
また、契約書の内容自体に加えて、契約の締結における注意点もあります。
とくに
・代理人が契約書にサインする場合は、必ず契約者の委任状が必要
・契約者が未成年の場合、必ず保護者の同意が必要
・口約束はすべて契約書に記載してもらうこと
の3点については、トラブルを未然に防ぐためにもしっかりと確認することが重要です。
売買契約書については、下記の記事でより詳しく紹介しています。
→グーネット買取|車の買取に関する売買契約書でチェックしておきたいこと
見積もりよりも減額されてしまう?責任の所在を明確にしよう
ここを曖昧にしておくと、後になって査定時の見積もりよりも減額されてしまうようなケースもあるため、あらかじめ明確にした上で契約書の内容に盛り込むようにしましょう。
たとえば、売買契約の締結後にキズや故障が明らかになるケースでは、
・査定士が見落としていたのに後から気がついた
・引き渡し前に自分でキズを付けてしまった
という2つのパターンが考えられます。
前者については「あくまで査定側のミスなので売り主が応じる必要はない」といった取り決めをしておきましょう。
また、査定時の見落としだったのか、査定後に付いたキズなのかを明確にするためにも、査定時点での車の状態をしっかりと把握し、なるべく記録しておくことをオススメします。
意図しない査定額の減額を防ぐためにも、トラブルを未然に防ぐためにも、瑕疵に関する責任所在は必ず明確にしておきましょう。
→グーネット買取|車買取でよくあるトラブルと対処法
また、買取業者を選ぶ際には、こうした売買契約書の内容に関して相談に乗ってくれたり、わからない点についてしっかりと確認や説明をしてくれる業者――つまりは信頼できる業者を探すことが何よりも大切になります。
そして買取業者の信頼度については、やはり実際に利用したユーザーの生の声がもっとも参考になります。
グーネット買取では、利用ユーザーから業者に対するクチコミ情報およびレビューを掲載しているので、業者選びの際にはぜひ活用してみましょう。
→グーネット買取
まとめ
高額査定をしてもらうには、キズやへこみはそのままにする一方で掃除や消臭をしっかりと行う他、需要期と決算期の前にあたる1月~2月での買取強化タイミングを狙うのもコツとなります。
また、買取にあたっては必ず複数の業者に査定を依頼し、その結果を比較検討しましょう。信頼できる業者を探し出すこと、内容についてはしっかりと確認して安易に契約書にサインしないことなども大切になります。
愛車を査定するときは、グーネット買取の利用がオススメ。メールアドレスの登録のみで簡単に買取相場を調べ、そのまま近隣の業者を紹介してもらって詳細な査定を申し込むことができます。
利用ユーザーによるクチコミ情報およびレビューが掲載されているので、業者選びにもぜひ参考にしてみてください。
→グーネット買取