安くなる税金もあります

安くなる税金もあります
4ナンバーのメリットの1つは車の自動車税が安くなることと言われます。4ナンバーの軽自動車も例外ではありません。

しかし、自動車重量税や自賠責保険/任意保険など場合によっては高くなる費用もあるため注意が必要です。何が安くなり、何が高くなるのかをきちんと理解した上で検討しましょう。

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4ナンバーは小型貨物自動車です

軽自動車の4ナンバーは税金が安いと聞いたことがある人も多いでしょう。そもそも「4ナンバー」とはどんなものなのか、まずは定義から見ていきましょう。

4ナンバーとは、車のナンバープレートの数字のことを指しています。ナンバープレートを見ると、「練馬530」「神戸399」と言ったように、上部に地名が書いてあるはずです。

この地名の横の数字がポイントになります。530なら5、399なら3といったように、一番左の数字を取って「3ナンバー」「5ナンバー」と呼ぶのです。

これに当てはめると、4ナンバーとは、ナンバープレートのうち「練馬400」といったように4の数字から始まるものを指すことが分かります。

ちなみに、この数値は現在では3桁のものがよく見られるようになりましたが、2桁であっても法則は変わりません。例えば53番であれば5ナンバー、13番であれば1ナンバーです。

ナンバーによって車の用途が分かります

では、1ナンバーや3ナンバー、4ナンバーや5ナンバーといったものがある中、それぞれ一体どのような違いがあるのかと言うと、これらのナンバーは車の用途によって分類されています。例えば、一般的な普通乗用車は3ナンバーや5ナンバー、普通貨物自動車は1ナンバーです。

そして、肝心の4ナンバーはと言うと「小型貨物自動車」に該当します。このように、用途に応じてナンバーが振り分けられ、普段はナンバーを見ればその車の区分が分かるという仕組みになっています。

小型貨物自動車に該当する車とは

4ナンバーの定義は「小型貨物自動車」です。例としては、軽トラックやバンなどが挙げられます。

貨物自動車と言いつつも、運転席と助手席だけでなく後部座席があり4人以上乗れるタイプの車が含まれるのもポイントです。ざっくりとした見分け方としては、後部座席とラゲッジを比較して、ラゲッジの方が広い場合、小型貨物自動車の扱いになると考えてよいでしょう。

車としては人を乗せるよりも荷物を載せる方がメインだということです。実際にはそのような荷物スペースの広い車でも、4ナンバーの車と認められるためにはもう少し細かい条件があるため、後述します。

軽自動車以外でも4ナンバーになることがあります

昔は4ナンバーと言うとだいたい軽自動車であったため、4ナンバーは軽自動車だけだと思っている人もいるかもしれません。しかし、実際には4ナンバーには軽自動車も普通自動車も含まれます。

4ナンバーは小型貨物自動車であるため、小型というところから軽自動車が含まれやすいのです。その一方、普通自動車でも小型のものは4ナンバーになり、基準を満たさない大きな貨物車になると1ナンバーに振り分けられます。

基準を満たすと4ナンバーになります

基準を満たすと4ナンバーになります
4ナンバーを満たすための基準は、対象の車が以下の10項目全てを満たしていることです。

  1. 全長4700mm以下
  2. 全幅1700mm以下
  3. 全高2000mm以下
  4. 排気量2000cc以下
  5. 貨物車として物を運ぶのが前提に作られていること
  6. 後部座席よりも荷物を載せる部分の面積の方が大きいこと
  7. 荷物を載せる部分の面積が最低でも1平方メートル、軽自動車の場合は0.6平方メートルあること
  8. その車に最大の人と最大の荷物を載せた時、荷物の重量の方が重いこと
  9. 荷物を載せるために後部座席の側面や背面のドアを開けた時、その開口部の大きさが縦横ともに80cm以上あること(軽自動車の場合は縦60cm、横80cm以上あれば良い)
  10. 後部座席と荷物を載せるスペースの間に壁などの仕切りがあること(最大積載量が500kg以下の荷物で、乗員の安全が確保される状態なら仕切りではなく後部座席そのもので仕切っても良い)

このように、4ナンバーとして認められるには非常に多くの条件があり、1つでも外れていれば1ナンバーなど別のナンバーになってしまいます。

他のナンバーの車を4ナンバーに変えることもできます

場合によっては、5ナンバーの車を4ナンバーに変更するなど、元々の区分から違うナンバーに変えることも可能です。もちろん、大型トラックを4ナンバーに変更するようなことはできません。

しかし、車のサイズが4ナンバーの条件に適合しており、荷物を出し入れする部分の面積が80cm四方以上あれば、後部座席のシートを外すなどして構造変更し、貨物用にすることで4ナンバーと認められる可能性もあります。ただし、素人が勝手に改造すると違反となったり車検に通らなくなったりする可能性もあるため、安易に手を出すのはおすすめできません。

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4ナンバーの自動車税は安くなります

4ナンバーであることにおいて、一番のメリットといえば自動車税が安くなるということでしょう。4ナンバーになることによって、以下のように変わります。

自動車税額
軽自動車

軽自動車の乗用車の場合、自動車税は排気量などに関わらず、自動車税は一律で10800円となっています。しかし、貨物用として4ナンバーになると、自動車税は半額の5000円となるのです。

自動車税は1年に1回の支払いとなるため、毎年5800円節約できることになります。

普通自動車

軽自動車以上に税金に違いが現れるのが普通自動車です。自動車税は排気量によって変わってくるため、高くなりがちで悩みの種となることが多いでしょう。

例えば普通自動車の場合、排気量が1000cc以下の車でも、自動車税が29500円と軽自動車の3倍ほどになります。しかし、これが4ナンバーになると、積載量1t以下の車であれば自動車税は8000円です。

4ナンバーの自動車税は積載量で計算されます

通乗用車では排気量によって自動車税が変動します。しかし、4ナンバーの場合、自動車税は排気量ではなく積載量で計算されます。

例えば、普通乗用車の場合総排気量が1リットル以下であれば自動車税は29500円、そこから500cc増えるごとに自動車税も5000円ずつ増えていくのが特徴です。

一方で、4ナンバーの自動車税となると排気量に関係なく、最大積載量が1t以下であれば8000円、それ以降1t増えるごとに11500円、16000円と上がっていくことになります。そして、積載量から考えると、4ナンバーに該当する小型トラックでは大体8000円、高くても11500円程度で済むことが多いでしょう。

同じか高くなってしまうコストもあります

同じか高くなってしまうコストもあります
4ナンバーにすることで、場合によっては高くなってしまう税金もあります。軽自動車の場合、軽自動車の税金は一律で決まっていることもあり、小型貨物車の積載量などによっては軽自動車の乗用車に税金で負けてしまう可能性も出てきてしまうのです。

また、自賠責保険や任意保険の価格は上がりますし、車検の回数も多くなります。自分のケースに当てはめたときに、結局どの程度トータルのコストが下がるのかを精査することが大切です。

自動車重量税

自動車重量税に関しては、軽自動車は一律で1年あたり3300円となっています。また、普通自動車は重量税という名の通り、その総重量で金額が変わってくる仕組みで、0.5t重くなるごとに4100円の重量税がかかります。

そして、4ナンバーの小型貨物車の場合、自動車重量税は1t以下の積載量なら3300円です。つまり、1t以下の4ナンバーと軽自動車を比べると、重量税は全く同じということになります。

しかし、積載量が1tを超えると、4ナンバーの場合は軽自動車であっても重量税が上がってしまいます。例えば、2tまでなら6600円です。

この場合でも軽自動車の乗用車は一律3300円であるため、4ナンバーの方が重量税が高くなる仕組みになっています。

自賠責保険料/任意保険料は高くなります

実は税金の安さを目当てに4ナンバーの車を狙っている場合、税金の他に注意しなければならないのが自賠責保険料です。自動車税などが安くなる一方で、自賠責保険料については4ナンバーの車は3ナンバーや5ナンバーの自動車よりも確実に高くなってしまいます。

例えば、自家用の普通乗用車の自賠責保険料が25ヶ月で26680円なのに対し、自家用の小型貨物自動車は同じ25ヶ月で30460円です。軽自動車の場合は25ヶ月で25880円となっており、4ナンバーかそうでないかで5000円くらいは保険料が変わってしまいます。

また、任意保険も同様に4ナンバー車の方が高くなります。このため、税金で得をした分、場合によっては相殺される可能性もあるでしょう。

車検の回数が増えます

もう1点4ナンバーのデメリットとして挙げられるのが、「車検の期間が短い」ことです。
以下で車検の有効期限について比較してみましょう。

3ナンバーや5ナンバーの車

新車登録時:3年間
それ以降:2年間

4ナンバーの車
普通自動車

新車登録時:2年間(事業用の緑ナンバーは1年)
それ以降:1年間

軽自動車

新車登録時:2年間
それ以降:2年間

ただ、4ナンバーの軽自動車であれば、新車登録時の期限が短くなるだけで、さほど影響はないといえます。

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(まとめ)4ナンバーの軽自動車の税金は安いの?

1.安くなる税金もあります

4ナンバーの車は自動車税が安くなります。ただし、自動車重量税や保険などのコストが逆に高くなるため注意が必要です。

2.4ナンバーは小型貨物自動車です

そもそも4ナンバーとは、車のナンバープレートで地名のすぐ横にある数字の左端が4である車のことを指します。4ナンバーは小型貨物自動車の区分となっており、軽トラックやバンなどが中心となるのが特徴です。人より荷物を運ぶための車となります。

3.基準を満たすと4ナンバーになります

5ナンバーの車を4ナンバーにするなどの変更も可能ですが、車のサイズの他、荷物のスペースや積載量など多くを基準内に収める必要があります。1つでも条件を外れると4ナンバーと認められなくなるため注意しましょう。

4.4ナンバーの自動車税は安くなります

4ナンバーの一番のメリットは税金です。自動車税は顕著で、軽自動車でも年間5800円、普通自動車だと安くても2万円以上の差が出ます。

普通乗用車の場合と違い、小型貨物自動車では自動車税は積載量で計算されるため、このような違いが現れるのです。

5.同じか高くなってしまうコストもあります

税金は必ずしも全てが安くなるわけではなく、自動車重量税など積載量によっては軽自動車の倍になってしまうケースもあります。また、税金だけでなく、必ず高くなるのが自賠責保険料/任意保険料です。

トータルで見ると相殺されることもあるでしょう。

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