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編集部●気になる中古車を実際に試乗することで、その実力をチェックしようというのがこのコーナー。今回は、メルセデス・ベンツの多目的コンパクトカーであるBクラスが登場です。お借りした車両は2015年モデルで、グレードは「B180」、走行距離は2万7000kmとなっています。

竹岡●先月のGLAに続いてメルセデスのコンパクトカーだ。Aクラス、Bクラス、CLA、GLAを合わせてNGCC（ニュー・ジェネレーション・コンパクト・カー）ってメルセデスでは呼んでるんだよね。

九島●そうそう。現行Bクラスは、そのなかでいちばん最初に日本に導入されたモデルだった。ずいぶん久しぶりに乗るような気がするな。

編集部●メルセデス・ベンツ初のFF乗用車となった初代Aクラスが日本に導入されたのは1998年のことでした。その後、Aクラスのメカニズムをベースにした初代Bクラスが2006年に登場しました。

竹岡●フロアを二重にして燃料電池にも対応した「サンドイッチコンセプト」を採用したり、ずいぶん意欲的な設計だったよね。

九島●実際にAクラスには燃料電池車が存在したけど、さすがにちょっと時代を先取りし過ぎたんだろうね。NGCCの設計は、普通のコンパクトカーと同じような空間効率を重視したものになってるね。