編集部●気になる中古車を実際に試乗することで、その実力をチェックしようというのがこのコーナー。今回は、フォルクスワーゲンの上級ワゴンであるパサート ヴァリアントの登場です。お借りした車両は2015年モデルで、グレードは「TSIコンフォートライン」、走行距離は1万3000kmとなっています。
九島●パサートってさ、いつ乗ってもなんかこう、背筋がシャキッとするクルマなんだよね。
編集部●パサートは日本でも非常に歴史があるクルマで、試乗していただくヴァリアントはそのワゴン版となりますが、輸入車のなかではどういった存在と言えるのでしょうか。
竹岡●この間発売したアルテオンが登場するまでは、パサートがフォルクスワーゲンのフラッグシップだったんだよね。プレミアムブランドに比べるとカジュアルだけど、上質さもそれなりにあって、性能的にもちゃんとしたワゴン。薄型の顔も存在感があってカッコいいし。
九島●そう、パサートってちゃんとしたクルマなんだよ(笑)。基本的には定番モデルのゴルフと同じで、乗り味なんかもゴルフの延長線上にある。まさに「ザ・フォルクスワーゲン」っていう世界観。ゴルフでは荷物が積みきれないひと向けがゴルフ ヴァリアントで、もっと荷室が大きいものがほしいというひと向けがパサート ヴァリアント。
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