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ホンダから新型車のクロスロードが発表となった。搭載エンジンは1800ccと2000ccの直列4気筒で、最高出力は1800ccが140馬力、2000ccが150馬力となっている。組み合わされる変速機は5速ATで、それぞれのエンジン用にギヤ比が調整されているという。 外観デザインの特徴として、直線基調でまとめられたオフロードモデルといった雰囲気が上げられる。開発のベースになっているのはストリームで、このクロスロードはホイールベースを短くしながらも3列シートを装備したモデルとなっている。 |
運転席に座ると、視線の高さを除けば、いかにもSUVといった雰囲気の無骨さを感じることはない。メーターの配置やATセレクターの位置などは、どちらかと言うとミニバン風だ。今回は、1800ccと2000ccの両モデルに試乗したが、どちらのエンジンもホンダ車らしくスムーズに回るタイプ。低速でのトルク感はもっと欲しいところだが、気持ちよく回るエンジンなので、スピードが乗ってくると快適だ。
ホイールベースを短くすることで悪路での走破性を高めているが、乗り心地の良さはそのぶん失われている面がある。特に2列目のシートに座っているとそういった印象を受けるだろう。
一方、SUVやミニバンなどにありがちな、ステアリングを切った瞬間の大きなロール感はなく、自然にカーブを曲がっていく感じのセッティングがなされているのは良いところだ。
クロスロードは、クルマ全体としての仕上がりはかなりよく、さまざまなシチュエーションで使えるポテンシャルを秘めている。しかし、そのスタイリングの良さと、実際の走りの内容にはちょっとギャップがあり、少しばかり物足りない感じを受けてしまうのがちょっと残念なところでもある。
1800ccと2000ccモデルの排気量の差による圧倒的な走りの違いは感じられない。2000ccモデルは1800ccモデルよりも20万円強高くなり、アルミホイールやセキュリティシステム、イモビライザーが標準装備となるなど、装備を充実させている。
ただし、総合的に見れば1800ccでも十分な印象で、十分に実用に耐えるパワーを持ち、コーナリングのフィーリングもスッキリとして安定している感じがある。グレードとしては、1800ccのXパッケージ(FF)がおすすめだ。
ホンダは、従来のクリオ店、プリモ店、ベルノ店といった販売系列による扱い車種の違いをなくし、どのディーラーでもすべてのクルマを買えるようにした。つまり、クロスロードはホンダのどのディーラーでも買えるのだ。
一方、オートローンの金利は、ディーラーによって異なることがあるので、複数のディーラーで見積りをもらって、金利が低いところがないかチェックしてみることが大切なポイントとなる。
また、下取り車がある場合は、その査定額にも違いが出ることがあるので要チェックだ。手持ちのクルマの下取り査定額に納得がいかない場合は、買い取りを使うという手もあるので、ネットなどで調べてみると良いだろう。
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| HONDA CROSSROAD主要諸元 | |
| 全長×全幅×全高 | 4285×1755×1670mm |
|---|---|
| ホイールベース | 2700mm |
| トレッド前/後 | 1515/1505mm |
| 車両重量 | 1460kg |
| エンジン | R20A |
| 総排気量 | 1997cc |
| 最高出力 | 110[150]ps/6200rps |
| 最大トルク | 190[19.4]kgm/4200rpm |
| 10・15モード燃費 | 1386km/L |
| サスペンション前後 | マクファーソン式(ストラット式)/ダブルウィッシュボーン式 |
| ブレーキ前後 | 油圧式ベンチレーテッドディスク/油圧式ディスク(ドラム駐車ブレーキ内蔵) |
| タイヤ前後 | 215/60R17 96H |
| 全国メーカー希望小売り価格 | |
| クロスロード | ¥1,932,000〜¥3,423,000 |







