車種別・最新情報
更新日:2018.11.23 / 掲載日:2004.06.11
ホンダ エリシオン 新車紹介
ホンダ エリシオン 新車紹介
紹介
発表/2004年5月13日
文●諸星陽一 写真●犬塚直樹
■ホンダが初めて参入するLクラス・ミニバン
■ドライビング/ユーティリティ
エリシオンは基本設計をインスパイアなどから受け継ぎつつ、新設計されたプラットフォームを採用。ホイールベースはアルファードと同一、エルグランドよりも50mm短い2900mmとなっている。ボディサイズは4840mmでライバルとほぼ同一ながら、1830mmとライバルをしのぐ幅広さを持っている。
基本駆動方式はFFで、この点はアルファードと同一。ホンダは以前よりデュアルポンプ方式という独自のスタンバイ4WDを開発・搭載してきたが、このエリシオンにはデュアルポンプ方式を元にしたカムユニット式というスタンバイ4WDを採用した。デュアルポンプ式では前後輪の回転差が微小な領域では後輪へのトルク配分が難しかったが、カムユニット式ではこれを可能としている。
搭載されるエンジンは2.4Lの直列4気筒と、3L・V6の2種。V6にはインスパイアでも採用された片側バンクの3気筒を必要に応じて休止させる可変シリンダーシステムを採用。
ボディは左右リヤにスライドドアを持ち5ドアとなる。乗車定員は全モデル8名となっている。
シートは全車の3列目が6対4分割チップアップ&スライド式。2列目はサイドリフトアップシート車(2.4Gと3.0VGに設定)を除いて6対4分割のチップアップ&スライド式。2.4LのGとX、3LのVGとVXにはオプションで回転セカンドシートも用意される。
■インテリア/エクステリア写真[1]
ナビモニターを完全にメーターパネル内に収めたデザイン。機能的なセンターパネルが装着されオデッセイとの共通点も多いが、エリシオンのほうが垂直方向の配置になる。
フロントシートはたっぷりとしたサイズで豪華なイメージ。クッションには張りがあり、しっかりとしている。
セカンドシートバックのセンター部分は、ヘッドレストを折り曲げて前倒しにするとアームレストとなる。
■インテリア/エクステリア写真[2]
サードシートに6対4分割&スライド機構を設けたのは珍しい。新たな使い勝手が発見できそうだ。
高出力と低燃費を両立するために、リヤ側バンクの休止システムを採用したV6エンジン。すでにインスパイアで高い評価を受けている。
細目のリヤコンビネーションランプが、強い個性をアピールしている。V6エンジン搭載車はデュアルエキゾーストを採用。
エリシオンVZ(5AT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 4840×1830×1790mm |
---|---|
ホイールベース | 2900mm |
トレッド前後 | 1590mm |
車両重量 | 1940kg |
エンジン | V6 OHC |
総排気量 | 2997cc |
最高出力 | 250ps/6000rpm |
最大トルク | 31.5kg m/5000rpm |
10・15モード燃費 | 9.8km/L |
サスペンション前 | ダブルウイッシュボーン |
サスペンション後 | ダブルウイッシュボーン |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 215/60R17 |
全国メーカー希望小売り価格
2.4L
M | 273万円(301万3500円) |
---|---|
G | 283万5000円(312万9000円) |
X | 315万円(334万9500円) |
3.0L
VG | 351万7500円(381万1500円) |
---|---|
VX | 399万円(418万9500円) |
VZ | 451万5000円 |
※( )内は4WDの価格。また、表示価格は消費税込みの価格となります。