つねに新車販売台数のトップを守るワゴンRなど軽自動車やコンパクトカーを得意とするスズキの福祉車両ラインアップを紹介しよう
軽自動車づくりにおいて、高い品質のクルマをリーズナブルに提供することで信頼を得ているスズキ。それだけに、福祉車両も軽自動車を中心としたラインアップを展開している。福祉車両といえども、経済的な負担は軽いに越したことはない。ユーザーにとって、ハイクオリティで経済的なスズキの福祉車両ラインアップは、大きなメリットとなるはずだ。
さて、現在スズキがラインアップしている福祉車両のなかでもっとも人気があるのが、下の写真のようにスロープが装着された車いす移動車。
スズキのスロープ式の最大の特徴は、ニールダウン(リヤ部分の車高を下げる)装置にたよることなく、スロープ角度をゆるくしていること。エブリイ系は14度と標準的だが、ワゴンRのスロープ角度はなんと9度。ワゴンRではこの角度を実現するために、リヤサスペンションの構造変更まで行なっている。かなり大がかりな改造を施し、なおかつリーズナブルな価格を実現。そして、使いやすく、信頼性も高いことが多くのファンに歓迎されているポイントなのだ。
車内からせり出してきたシートに移乗するタイプのクルマは、軽自動車がワゴンRとエブリイワゴン、小型車がソリオと3車種が用意されている。いずれのタイプもシートのクッション面が430〜440mmまで下がり、シート回転角度も90度以上が確保されているので、車いすからの移乗もしやすい。
その名のとおりシートが回転し、スライドして車外にせり出てくるが、リフト機構はないのでクッション高は変わらない。車いすからの移乗は、シートと車いすの高さの差が大きいのでやりづらいが、立った状態からだと逆にシートが近いため楽に座ることができる。