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福祉車輌トピックス:タイプ別 中古福祉車両の購入チェックポイント
出そろってきた中古福祉車両の購入注意点は?
取
材
協
力
J-TRASY・日本トレーディングシステム
埼玉県新座市片山3-10-59 TEL:048-480-5888
現在、福祉車両は新車のほうが人気が高い。その理由のひとつは、福祉車両というジャンルが固定したのが最近のことで、機能的に追い求めていくと、新車のほうが使い勝手に優れるなどの点が影響している。
しかし、徐々に機能的に優れた福祉車両も中古車として市場に流通しはじめ、十分に使えるモデルが数多く存在するようになった。
そこで、今回は福祉車両の中古車を買うときに注意するポイントを紹介していきたい。
もちろん、クルマとしての基本部分である、事故車は避けるなどといった一般的なことは割愛し、福祉車両としての装備で注意したい点に焦点を絞って紹介しよう。
大切なことは納得のいくクルマを手に入れること。それも運転する(介護する)人だけではなく、乗る(介護される)人も納得することが大切。
できるなら、両者がそろってクルマ選びをすることをおススメする。それがよりよい福祉車両を手に入れるポイントだ。
J-TRASY・日本トレーディングシステム
新中孝信
氏
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取材に協力していただいたのは、日本レーディングシステムの新中氏。新車、中古車、架装とあらゆる福祉車両を手がけている。
車いす仕様車・スロープタイプ
作動不良と付属品の有無を確認する
スロープタイプは、スロープがスムーズに展開できるか?をまずはチェックしたい。無理な使い方をしていると、ゆがみなどが発生している場合もある。また、ニールダウン機構が装着されているモデルは、ニールダウンして放置した後に上がってこないか?も大切なポイント。徐々に上がるのは仕方ないとしても、10分程度でもとの位置に戻ってしまうものは避けたほうがいい。このタイプのトラブルはメーカーに整備に入れないと解決しない。またフロアを大きく改造しているものは、改造部分の腐食にも注意。ライン製造でなく、あとから改造しているものは塗装も弱く、腐食しやすい傾向にある。
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スムーズに展開できるかどうかをチェック。引っかかったり、透き間が大きいものは調整や交換を依頼しよう。
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スロープタイプは車いす固定用などに使う付属品が多い。こうした付属品がなくなっていないことも確認が必要。
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いったん、ボディを切ってからふたたび溶接しているような部分は腐食が起きやすい。車内はもちろん外側もチェック。
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ニールダウンするモデルは、めいっぱい下げてから、少し放置しておく。それで上がってしまうのは、避けるべき。
リフトアップシートタイプ
乗り込む際のクリアランスをチェック
これは中古車にかぎらないことだが、リフトアップシートは乗り込むときに身体が引っかからないかをチェックしたい。足の曲がり具合などで、どうしてもこのタイプを使えないという人も多い。また、車いすから移乗をするのはけっこう大変なこと。基本的にはつかまり歩きができる程度の人に合っているのがリフトアップシートだと思ってほしい。中古車の場合、走行距離が伸びているクルマは、どうしても可動式のシートにガタが出る。人が乗っていれば、ガタガタすることはなくても、可動式シートに人が乗っていない状態だとガタつくこともある。ガタが大きい場合は、けっこう気になるので、要チェックだ。
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モデルをやっていただいた新中氏は身長178cmの長身だが、アルファードの助手席リフトアップシート車は、頭上にゆとりを持って乗り込むことができる。
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足がしっかりと曲がれば、ピラーやダッシュボードに引っかかることはない。症状が固定しない場合は、余裕を見ておかないと、あとから不便を感じることも多い。
リフト昇降タイプ
作動中の異音とコード類の劣化に注意
リフト昇降タイプはまず動かしてみて異音をチェック。できればリフト部分に実際に人が乗って負荷をかけたほうがいい。長ネジを回してリフトを動かしているタイプは、長ネジにゆがみがないかをたしかめたい。作動させると長ネジが回るので、できるだけまっすぐに見てやればいい。ひどい場合は、かなり顕著にゆがんでいることが確認できるはずだ。また、この部分にゴミや石などが付いていないかも重要。電気的な部分ではコードの劣化があるが、これはチェックがむずかしい。バッテリーが弱ると、制御コンピューターが破損する機種もあるという。
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作動させるときは、静かな場所でしっかりと音をたしかめながら行いたい。
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上がコード、下が長ネジ。コードは折れ曲がる部分が弱い。被覆が痛んでいる場合は要交換。
TEXT:諸星陽一 PHOTO:石橋道尚
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