福祉車両トピックス Welfare Vehicle Information WELFARE TOPIC
福祉車両タイトル
問)オーテックジャパン  フリーダイヤル 0120-116-527 http://www.autech.co.jp/
ユーザーボイスを生かす それが開発のポイント

自動車メーカーの担当者に福祉車両開発についてお聞きした
今回取材したのは日産の福祉車両を制作する「オーテックジャパン」現場の生の声をお届けしよう


不満をつぶし、クルマとして便利なものへ

 日産の福祉車両を製作するオーテックジャパンの強みは、「販売促進部門と開発部門が同一であること」と、LV商品・販促企画部の吉瀬公彌氏は言う。

 一般車では、『使いにくい』ですまされてしまうようなことも、福祉車両の場合は『使えない』になってしまう。吉瀬氏は、福祉車両について「ユーザーの不満をコツコツとつぶしていく」ことを心がけているというが、それができるのも開発部門が販売促進を行なうという体制があればこそだろう。

 一方、同じ販促企画部の坪根宏明氏は、「つねにクルマとして便利」を心がけているという。福祉車両だからこれが規制される……ということが、できるかぎりないよう開発を目指したいと話す。

 じつは、坪根氏は学生時代からボランティア活動で、福祉車両を扱った経験の持ち主。現在はホームヘルパー2級の資格も持ち、まさに現場を知る人物。こうした人材が開発の最前線にいるのは、大きな強みだ。

 また日産の福祉車両の売りについて吉瀬氏は、ラインアップの豊富さをあげる。日産の福祉車両は軽自動車からマイクロバスまでがそろい、しかも全ディーラーが全車を扱っている。どのお店に行っても、すべての車種が見られ、買え、メインテナンスを受けられるのだ。

 選択&購入段階ではもっともマッチした福祉車両を探すことができ、通常の新車と同じアフターサービスを全国どのディーラーでも受けられる。

 さらに複数の、しかも異なるタイプの福祉車両を使っている福祉施設などでは、いくつものディーラーとつきあう必要がない。つまり手間が省ける。

 こうした部分においてもユーザーの立場が尊重されている、それが日産の福祉車両なのだ。

オーテックジャパン

生の声が反映されたオーテック車両のノウハウ
問)オーテックジャパン  フリーダイヤル 0120-116-527 http://www.autech.co.jp/ 
機関誌の取材からノウハウを蓄積する
リモコンの機能をブラッシュアップ
機関誌の取材からノウハウを蓄積する リモコンの機能をブラッシュアップ
年4回発行の機関誌の取材は開発の大切な仕事
 オーテックジャパンが発行している機関誌の「アンシャンテ」。福祉車両のユーザーの声を紹介する冊子だが、取材時に得たノウハウは、すぐに開発に生かされる。
人が乗っていないときは早回しが可能
 リフトアップシートは、人が乗っていないときには倍速での昇降が可能。乗車時の安全を確保しつつ、作動時間を短縮することでイライラ感の払拭に努めている。
デザイン性向上というニーズにも対応
手すりの視認性をよりよいものに
デザイン性向上というニーズにも対応 手すりの視認性をよりよいものに
デザイン性向上というニーズにも対応 手すりの視認性をよりよいものに
使いやすくてかっこいいこれぞ工業デザインの極み
 装着することで格段に乗降性がアップする追加ステップ。しかし、今までのものはデザイン性に乏しかったため、エアロパーツ一体型のかっこいいステップも開発された。
今は当たり前のオレンジ手すり 日産は8年前から採用
 バスなどで見かけるオレンジ色の手すり。これは緑内障などを患う方にも見やすい色だからゆえ決められた。日産はお年寄りの協力を得てテストを行ない、8年も前から採用。
Photo:中村宏祐 TEXT:諸星陽一