福祉車両トピックス Welfare Vehicle Information WELFARE TOPIC
NEW スズキ ワゴンR・ウィズシリーズ
問)スズキ フリーダイヤル 0120-402-253
新型ワゴンRに待望の福祉車両がラインアップ

 今年の9月に4代目へフルモデルチェンジしたワゴンRに、福祉車両もフルチェンジしてラインアップに加わった。新型ワゴンRはホイールベース、室内長、前後乗員間の距離を拡大して、車内の快適性を向上させている。

 ワゴンRは今回のモデルチェンジで、前席の乗降性にすぐれ運転しやすいヒップポイントは継承。リヤはリヤステップの地上高を低くしたうえで、さらにリヤフロアとの段差を少なくして乗降性を向上させている。新登場のウィズシリーズでは、ベース車両の素材のよさをいかしたうえで、福祉車両としての機能性を高めた。

 助手席が回転して車外にせり出す「昇降シート車」は、助手席シートの背もたれが昇降・回転に連動して自動でリクライニング。乗降時の頭上に空間ができるため、乗り降りがスムーズにできるようになった。また、助手席シートの前後スライドやリクライニングスイッチを助手席左右に配置して、ドライバー側からも操作可能とした。

手動のレバー操作でシートが回転する「回転スライドシート車」は、シートが最大230mm車外へスライドして乗降性を高めている。助手席にはアシストグリップと折りたたみ式の専用フットレストを装備して、スムーズに移乗できるようにしている。

ワゴンR昇降シート車
ワゴンR昇降シート車
●シート着座面は地上高440mmまで下降。せり出しの幅は795mmと、大きく車外に出る。
ワゴンR回転スライドシート車
ワゴンR回転スライドシート車
●シート高は605mmと高めだが、回転角度は90度と完全に車外を向く。シートのせり出しは最大230mm。
ワゴンRウィズシリーズ・メーカー希望小売価格
ボディタイプ 駆動 ミッション 価格
昇降シート車※ FF 4AT 138.0万円
4WD 149.2万円
回転スライドシート車 FF 115.5万円
4WD 127.26万円
※昇降シート車は消費税非課税。
問)本田技研工業  フリーダイヤル 0120-112010
中腰姿勢をサポートする新型歩行アシスト器を公開

 今年の国際福祉機器展で歩行アシストを出展したホンダが、新たに体重支持型歩行アシストの試作機を公開した。これは歩行や階段の昇降、中腰などの姿勢をとる際に、使用者の体重の一部を機器が支えることで、脚にかかる負担を軽減するもの。

 機器はシートとフレーム、専用の靴で構成され、靴を履きシートを持ち上げるだけで、簡単に装着可能。ホンダではこの試作機を埼玉県狭山市の埼玉製作所で、機器の有効性を検証している。

 市販の予定は未定だそうだが、新たな福祉機器の登場に期待したい。

体重支持型歩行アシスト
体重支持型歩行アシスト 体重支持型歩行アシスト
●重量はバッテリーを入れて6.5kg。一回の充電で歩行・中腰姿勢で約2時間稼働させることができる。
体重支持型歩行アシスト
●埼玉製作所での検証実験風景。中腰から物を持ち上げたりするときに膝の負担が軽くなるとのこと。
TEXT:諸星陽一