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走行中、エンジンが止まってしまい、再始動出来ないという事です。レッカーで回送されて、入庫。エンジンが止まってしまい、再始動出来ないとの事。バッテリー上がりの状態です。

ただ、バッテリーは１年ぐらい前に交換済み。年間1万kmぐらい走行される様です。
走行中に止まったそうなので、自然放電とかが原因では無さそうです。

ブースターを繋ぐと、普通にエンジンが掛かりました。ただ、ベルト鳴きする状態で、充電電圧も少ない状態。ベルトの張りを見ると、だるだるに緩んでおり、摩耗しています。ただ、ベルトは15000kmぐらい前に交換済み。いくら何でも早すぎです！

この車両、ベルトは最近はめっきり無くなったＶベルトタイプ。ベルトの側面を接触させて回転させる為、接触させるプーリーの方が摩耗してしまい、ベルトが早く摩耗してしまう事が多いんです。
この症状に対応する為、メーカーよりリブベルトに変更させるキットが出ております。リブベルトはベルトとプーリーに溝が切ってあり、その溝同士を接触させ、回転させるタイプ。このタイプだとプーリーが摩耗する事は、まずありません。現在はこのタイプが主流です

大分走っているお車なので、オルタネータはリビルト品に交換、リブベルト変換キットに付け替え、バッテリーは充電しました。

交換後は充電電圧も安定し、正常作動となりました。

対策キットは部品代￥8,748-、オルタネーターは￥23,922-、エアコンベルトは￥961、工賃が入ると合計￥57,661-となりました。

交換した部品一式。対策キットはクランクプーリー、ウォーターポンププーリー、ファンベルトと、エアコンコンプレッサーを3ｍｍオフセットさせる為のステーのセットです。
今回更にオルタネーターとエアコンベルトも交換させて頂きました。

交換後です。エアコンベルトだけＶベルトのままです。オルタネータとウォーターポンプがリブベルトに変更となります。