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車検・点検・メンテナンス
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

車検の検査の種類(受入検査・中間検査・完成検査)とは

車検は「車の検査をすること」というのは分かりますが、実際にどのような流れで検査しているのかを知っている人はどれくらいいるでしょう。車検は「受入検査」「中間検査」「完成検査」の3つの流れで行われています。車検の検査の種類である3つの流れについて見て行きましょう。

車検作業の流れ

運輸支局の車検場や指定工場、ディーラー車検などで車検が行われる場合、「受入検査」「中間検査」「完成検査」の3つの流れに沿って実施されます。


受入検査

「受入検査」では自動車検査証(車検証)に基づいた検査を行います。まずはボンネットを開け、車体番号やプレート番号などで車検証の車と現物車両が同一かを確認し、外観の寸法、座席数が車検証どおりか、違反している箇所がないかを目視でチェックします。受入検査は別名「入庫検査」とも呼ばれ、車検をはじめる前の事務手続きのような検査です。一通りチェックしたら見積書を作成し、この後作業する点検整備の整備士への指示書などを作成し、次の「中間検査」へ引き継ぎます。

中間検査

「中間検査」では作業指示内容に従って作業が進行しているか、見積り以外に思わぬ追加事項が発生しないかを検査します。事前検査などで整備士以外の作業者、例えば他の工場の整備士や提携先の業者などが整備した箇所も間違いがないか、整備主任者がチェックします。基本的に点検整備に基づいたチェックで分解整備をした後に実施されます。また、受入検査時に整備ミスをしていないかのチェックも行います。

完成検査

「完成検査」ではテスターや計測機械を使い、車検の保安基準に適合しているかをチェックします。検査車両をラインに通し、サイドスリップ、ブレーキ、スピード、ライト、排気ガスなどの各項目をチェックし、合格したら適合証を発行します。受入検査をした人と完成検査をした人が同じ場合は、同じ点検場所は省略されます。ライン検査の場合、ライトの調整やオイルの補充はできますが、パーツの交換作業は禁止されています。

どの車検業者も「受入検査・中間検査・完成検査」を実施しているのか?

車検はディーラー車検や指定工場車検、陸運支局の車検場で行うのが一般的でしたが、最近ではガソリンスタンド車検、カー用品車検、フランチャイズ車検など、格安、短時間で済ます事ができるお手軽な車検を利用するユーザーも増えています。どの業者も3つの流れを実施はしていますが、時間が短いのを売りにしている分、厳密なチェック項目で丁寧に見てもらうというのは期待できないでしょう。短時間で実施される車検の場合、目視がメインとなります。きちんと分解をして細部を見てもらうなら、指定工場での車検がおすすめです。整備を後回しにして取り急ぎ車検だけ通してしまうか、時間をかけてきちんと見てもらうか、自分の車や財布とよく相談して正しい選択をして下さい。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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