あなたは知っていますか?車検の仕組み

カーライフを送る上で欠かせないのが車検。かかる費用も大きく、安全にも関わるので事前の下調べは大切です。
車検に関する正しい知識を身につけましょう。

車検ってなに?

保安基準を満たしているかを確認する国の検査制度

車検(正式名称:自動車検査登録制度)とは、国土交通省が一定期間ごとに行う自動車の検査制度のことです。安全性に問題があったり環境を害するおそれのある車両はこの検査をパスすることができず、公道を走行することができません。検査の有効期間は自動車の種別・用途によって異なります。

どんな項目をチェックするの?

どんな項目をチェックするの?

■エンジンルーム点検

ブレーキフルード量、ファンベルトの緩みや損傷、エンジンオイルの量や漏れ、点火タイミングなどを点検します。クルマの心臓部だけに大切な箇所です。

■車内・走行・内外装点検

車内点検では、車体番号、エンジン型式、また違法改造の有無をチェックします。灯火関係の内外装点検や、マフラーの機能点検なども行われます。

■下まわり点検

ここでは、主に車体の下側に異常が見られないかを確認します。具体的には、冷却水、ミッション・デファレンシャルオイルの漏れなどです。

■走行装置・制動装置点検

タイヤやホイールの損傷、ブレーキパッドやディスクの磨耗具合、サスペンションの締め付け状態など、足まわり関係を点検します。

■愛車の次回車検時期をチェック

自家用車では2年毎(初回のみ3年)に次の車検時期がやってきます。この時期はフロントウィンドウに貼られた検査標章もしくは、車検証に記載される「有効期限の満了する日」で確認することができます。

車検証
車検証
検査標章
検査標章

■有効期間について

2年毎(初回のみ3年)というのは定員11名未満の自家用車の場合(3・5・7ナンバー)で、それ以外はナンバーの数字で有効期間は異なります。1・4・6は貨物自動車、2は定員11名以上、8は特殊自動車となります。

ナンバープレート

有効期限 ナンバー
1年 1.2.4.6.8
2年 3.5.7.8

◎「右のナンバープレート内の赤丸の数字を参照して下さい」

車検って、どこに出したらいいの?

ひと口に車検と言っても依頼する場所はさまざまで、ユーザーには多くの選択肢があります。受付場所と実施場所が違うケースがあることも知りましょう。

整備工場

整備工場

いわゆる街の整備工場がこれに当たります。その規模は大小さまざまですが、国から認可を受けた指定工場であれば、車検をその場で実施できる「民間車検場」と銘打っているケースが多数です。しかしながら、指定工場もしくは認証工場ではないところだと、受付の窓口のみとして機能しているので注意しましょう。事前に確認する必要があります。

中古車販売店

中古車販売店

ほとんどのお店は指定工場ではないので、ここだけで車検を完了させることはできません。認証工場である場合は、車検のための整備を行うことができます。大規模な販売店は認証工場となっているケースが多く、さまざまなキャンペーンを行っているので有効に活用しましょう。車種の知識が豊富で、愛車のアドバイスをもらえる事もあります。

車検代行業者

車検代行業者

CMなどで認知度の高い大手の業者から小規模のところまでさまざまな形態が存在します。大手は店舗数が多く、自宅の近くで探しやすいのがよいところでしょう。またキャンペーンなども積極的に行い、ユーザーに還元してくれることもあります。整備は必要最低限で済まし、車検に通したいだけのユーザーにオススメです。

ガソリンスタンド/カー用品店

ガソリンスタンド/カー用品店

店舗数が非常に多いですが、お店自体の規模はさまざまです。車検の手続き代行のみを行い、別の業者に出しているところもあれば、車検を自社で行うことができる指定工場となっている場合もあります。いずれにしても、お店の形態でできることが大きく異なっているので確認が必要です。身近な存在なのがメリットと言えるでしょう。

新車および中古車ディーラー

新車および中古車ディーラー

日頃お世話になるディーラーは、車検も含め総合的にクルマを管理してもらえるメリットがあります。車検を通すことはもちろんですが、安全性や快適性を重視した、充実の整備を行ってくれるところが多数です。逆に言えば、車検を通したいだけのユーザーには、コストが増える傾向にあるので不向きのこともあるでしょう。クルマのメンテナンスをトータルに任せたい人にオススメです。

車検を行える場所について

車検場

車検場

運輸支局や自動車登録検査事務所、軽自動車検査の検査場をまとめて車検場と呼びます。基本的にはここで車両検査を行い、書類手続きを完了することが可能です。一般的には馴染みの薄い場所ですが、車検制度の要となる場所です。

指定工場

指定工場

「認証工場」のうち、自社工場内で車検を取ることができるのが「指定工場」です。「民間車検場」とも呼ばれており、車検検査ラインを持ち実際の車検の検査を陸運支局に代わって自社工場で行うことができる工場です。国から検査を行うことを指定されているので「指定工場」と呼ばれています。工場に「指定工場」の資格を受けるためには一定基準以上の整備設備はもちろんのこと、車検検査用の設備と検査を行なうための資格をもった自動車検査員がいる必要があります。すべての条件が整ったうえで、地方運輸局長から認可を受けます。「指定工場」であれば、クルマの点検や分解整備を済ませた上で、車検検査まですべてを自社工場で行なうことができ、車検場に自動車を持ち込む必要がなく、検査を終えたら必要書類(車検証・点検整備記録簿など)を陸運支局に書類を提出すれば済むので車検にかかる手間や時間が短くて済みます。

認証工場

認証工場

自動車の「分解整備」を行なうために、地方運輸局長より認可を受けた工場が「認証工場」です。分解整備とは「原動機、動力伝達装置、走行装置、操縦装置、制動装置、連結装置を取り外して行う自動車の整備又は改造」であると定められています。また「認証工場」として認可を受けるには、作業場や作業機械などにおいて一定の規模があることが求められます。認証工場は車の点検整備や修理などは指定工場と同様に自社工場でできますが、車検の検査ラインを自社に持っていませんので、点検整備後は陸運支局などに車をもちこんで車検を受けることになります。

車検費用はどのくらいかかるの?

車検でもっとも気になるのが、それにかかる費用でしょう。大きく分けて法定費用と諸経費がありますが、それぞれ具体的にその内訳を見ていきます。

法定費用
法定費用はこの3項目
  • 自賠責保険料
  • 自動車重量税
  • 検査手数料

プラス

諸経費
諸経費はたとえば……
  • 事務手数料
  • 点検料
  • 部品代
  • 整備作業工賃
    など

車検費用は、法定費用とそれ以外の諸経費に分けられます。前者は、自動車重量税、検査手数料(印紙代)、自賠責保険料の3つです。これらはどんな車検業者を利用しても金額は同じです。諸経費に含まれるのは、事務手数料、整備に必要な部品代や工賃などで、これは車検業者によってさまざまです。必須ではありませんが、交換が望ましいと判断されてオイル交換などが行われる場合もあります。諸費用の内訳は見積もり時に確認しておきましょう。

■自賠責保険料(新規加入時の料金 単位:円)

車種区分 37ヶ月 36ヶ月 25ヶ月 24ヶ月 13ヶ月 12ヶ月
自家用自動車(3/5/7ナンバー) 40,040 39,120 28,780 27,840 17,310 16,350
軽自動車 37,780 36,920 27,240 26,370 16,500 15,600

■自動車重量税(単位:円)

車検期間 ~0.5t 0.5t~1t 1t~1.5t 1.5t~2t 2t~2.5t 2.5t~3t 軽自動車
3年 12,300 24,600 36,900 49,200 61,500 73,800 9,900
2年 8,200 16,400 24,600 32,800 41,000 49,200 6,600
1年 4,100 8,200 12,300 16,400 20,500 15,600 24,600

■検査手数料(単位:円)

普通車(3ナンバー) 1,800
普通車(5ナンバー) 1,700
軽自動車 1,400

たとえば2リッタークラスのモデルの場合は……

自賠責保険料 27,840
自動車重量税 24,600
検査手数料 1,700
合計 54,140
+
諸経費
  • ※排気量は2L、車両重量が
    1300kgの5ナンバー車の場合。

車検までに、用意しておくものは?

車検にはいくつかの書類が必要です。ここでは、代行業者などを利用した際に必要なものを掲載します。当日までに確実に揃えておきましょう。

車検証

もっとも基本となるのがこの車検証です。普段から携行するものなので、日頃から目にする機会も多いでしょう。この車検証に車検の有効期間や車両型式、車両重量など車検に必要なデータが記載されています。

納税証明書

毎年5月に必ず支払う自動車税の支払い証明書。緑色のふちが目印の小さな用紙です。払い忘れると車検を受けられなくなるので注意が必要です。紛失しやすいので、大切に保管しましょう。

自賠責保険証明書

自賠責とは必ず加入しなければならない強制保険のことです。普段携行の義務があり、車検証などと一緒に保管することが多いでしょう。

賢く車検を受けるためのマメ知識

より確実に、より安く車検を行うにはどうしたらよいか。ここでは、知っておきたいマメ知識をお教えします。

  • 車検って期日のどのくらい前から受けられるの?

    車検が受けられるのは、検査満了日の1カ月前からとなります。逆に言えば、その1カ月間のあいだに検査を受ける必要があるということです。 しかし、早く検査を受けたからと言って、次の車検の満了日がその日数ぶんずれることはないので心配は無用です。満了日から2年間有効となります。 書類の準備や予算の見積もりなども考えると早めに行動しておくのがよいでしょう。

  • 駐車違反の反則金が未納だと車検を受けられない!?

    結論から言えば、そのとおりです。平成18年の道交法改正で車検拒否制度が適用されました。これは反則金が未納の場合に、公安委員会から国土交通大臣などに通知が行き、当該車両は車検を通せなくなります。クルマのドライバーと所有者が異なる場合でも、所有者の責任が問われて車検拒否の対象となってしまいます。もし違反を取られたら速やかに反則金を納付しましょう。

  • 少しでも安く車検に出すコツってなにがある?

    GooPitのサイト上で展開している各社のクーポンやキャンペーンをうまく活用するのが手です。また日頃からこまめにメンテしておけば、車検時に大きな出費が抑えられることも覚えておきましょう。

車検のことが理解できたら、あとはどこに出すかが重要です。GooPitなら車検を行える認証・指定工場をカンタンに検索できます。

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