新車試乗レポート
更新日:2018.11.21 / 掲載日:2014.11.21
マツダ デミオ XD/XDツーリング 試乗レポート
マツダ デミオ XD/XDツーリング 試乗レポート
試乗
【フルモデルチェンジ】
発表/2014年9月11日
マツダコールセンター
0120-386-919
文●九島辰也 写真●編集部
■ディーゼルモデルのデキのよさが大きな人気を呼んでいる
■ドライビング/ユーティリティ
Report 九島辰也
エンジン別の受注販売台数比は、ガソリン車が37%、ディーゼルが63%となる。SUVのCX-5では2.2Lのディーゼルエンジン車が人気となったが、今度もそういった傾向にある。
実際、走らせてみるとディーゼルの特徴がよく出ていて、じつに扱いやすい。太いトルクが出だしから発生するため、イメージ的には1.8Lや2Lのガソリンエンジンを動かしているようだ。また、高速時でもそれを感じる。ターボが全域で過給するため、低いギアで回転数を引っ張っても、高いギアを使って低回転で高速巡航してもじつに頼もしい。
さらにいえば、ディーゼルのネガティブポイントもけっこう払拭されている。停車時での振動や騒音は思った以上に低減されており、ガソリンエンジンとの差をあまり感じさせない。ボディの大きなCX-5と違いコンパクトなデミオはそれなりの振動や騒音を覚悟していたが、それはムダな配慮だった。
ディーゼルはMTとATが用意される。これまでだったらディーゼルとの相性はMTだったが、こいつはどちらでもOK。ATでも十分加速するので安心してこちらを選ぶことができる。
■インテリア/エクステリア写真[1]
ヨーロピアンプレミアムモデルのような造形のインパネ周り。コンパクトカーとしては十分な雰囲気。それでいて、タコメーターを中心に配するなど、レーシーな雰囲気も持つ。
試乗車にはクロスとレザーのコンビとなるオフホワイトのシートが装着されていた。座面と背もたれの黒い部分がクロスとなる。赤いラインがイタリアンテイストでオシャレ。
■インテリア/エクステリア写真[2]
写真のようにリヤシートは分割で倒すことができる。スタイリッシュながら開口部が広くて荷物の出し入れがしやすいのも美点だ。
2.2Lを1.5LにスケールダウンしたスカイアクティブD。クリーンディーゼルとして人気は上がりそう。
アクセラ、アテンザ、と並ぶマツダらしいスタイリングをまとったデミオ。これだけ躍動的な雰囲気を持つコンパクトカーは少ない。ボディカラーは全10種類だが、写真のソウルレッドがウリ。
マツダ デミオ XD Touring L Package(6速MT)
全長×全幅×全高 | 4060×1695×1500mm |
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ホイールベース | 2570mm |
トレッド前/後 | 1495/1480mm |
車両重量 | 1080kg |
エンジン | 直4DOHCディーゼルターボ |
総排気量 | 1498cc |
最高出力 | 105ps/4000rpm |
最大トルク | 22.4kg m/1400-3200rpm |
JC08モード燃費 | 30.0km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ドラム |
タイヤ前後 | 185/60R16 |
価格
マツダ デミオ XD | 178万2000~197万6400円 |
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マツダ デミオ XD Touring | 194万4000~213万8400円 |
マツダ デミオ XD Touring L Package | 199万8000~219万2400円 |