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更新日:2018.10.27 / 掲載日:2015.06.19
マツダ ロードスター 新車紹介
マツダ ロードスター 新車紹介
紹介
【フルモデルチェンジ】
発売/2015年5月21日
マツダコールセンター
0120-386-919
文●森野恭行 写真●編集部、マツダ
■マツダにとっての特別な存在 そんなことを感じさせる入魂の1台
「守るために変えていく」というのが、4代目ロードスターのND型が目指したもの。スカイアクティブ技術を導入して、プラットフォーム、パワートレーン、シャシーのすべてを一新したが、マツダ・ロードスターとしての純度はむしろ高まっている。それを象徴するのは、歴代でもっともコンパクトな全長とベース車で1トンを切る車重。執念の軽量化で100kg超のダイエットを達成した。
■ドライビング/ユーティリティ
Report 森野 恭行
開発主査は、3代目後期のタイミングで前任の貴島孝雄氏からバトンを受け継いだ山本修弘氏。ロードスターのすべてを知る人物だけに、ND型はビシッと筋の通ったクルマとなっている。最大のこだわりは「人馬一体」の走りの進化で、その実現のために軽量コンパクト化や低重心化を推し進め、乗員配置からのパッケージの見直しを行った。
なら、気になる心臓は?北米仕様は2Lを踏襲するが、日欧モデルは1.5Lにダウンサイジングされた。スカイアクティブG1.5が生む131馬力/15.3kg mの性能は、約1トンの車重に対しては十分なもの。新設計の6速MTや、改良を施した6速ATも、爽快な走りを生み出すカギとなる。
グレード展開は、ベースの「S」のほか、AT車の設定がありMT車にはトルセンLSD、リヤスタビライザー、トンネルブレースバーを標準採用する「Sスペシャルパッケージ」、そしてそのモデルをベースに本革シートやBOSEサウンドシステムなどをおごった「レザーパッケージ」の3タイプを設定する。上級モデルは価格が高めとなるが、内装の素材ひとつが変わるだけで見た目の質感も変化するため、大いに悩まされる。スタビやブレースバーの有無を含めて、走り味にも違いがあるだけに、グレード選びは慎重に行う必要がある。
■インテリア/エクステリア写真[1]
一段と低く設定されたシート座面は、スポーツカームードを盛り上げるだけでなく、重心高低下にも貢献する。ステアリング、シフトレバー、ペダル類も理想的な配置となっている。
ソフトトップの開閉は手動だが、操作はイージーで収まりも美しい。後退したキャビン位置と、強く絞り込まれたフェンダーの影響で、トランク容量は先代よりやや小さくなった。
■インテリア/エクステリア写真[2]
プレミアムガソリン仕様のP5型1.5Lは7500回転まで軽々とまわる。重量バランスを考え、先代より低く、後退した位置に搭載する。
「人」を中心に据えたパッケージを特徴とする。FRスポーツの理想的プロポーションを実現した。
ホイールは4穴、タイヤは195/50R16サイズ。ばね下重量の軽減も「走り」に貢献する。躍動感に満ちたスタイルは「魂動デザイン」の真骨頂と言っていい。リヤビューも美しい仕上がりだ。
マツダ ロードスター S(6速MT)
全長×全幅×全高 | 3915×1735×1235mm |
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ホイールベース | 2310mm |
トレッド前/後 | 1495/1505mm |
車両重量 | 990kg |
エンジン | 直4DOHC |
総排気量 | 1496cc |
最高出力 | 131ps/7000rpm |
最大トルク | 15.3kg m/4800rpm |
JC08モード燃費 | 17.2km/L |
サスペンション前 | ダブルウィッシュボーン |
サスペンション後 | マルチリンク |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 195/50R16 |
価格
マツダ ロードスター | 249万4800円~314万2800円(全グレード) |
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