新車試乗レポート
更新日:2018.11.21 / 掲載日:2015.05.01
マツダ CX-3 試乗レポート(2015年05月)
マツダ CX-3 試乗レポート
試乗
【ニューモデル】
発表/2015年2月27日
マツダコールセンター
0120-386-919
文●九島辰也 写真●編集部
■クリーンディーゼル搭載とスポーティな走りに大注目
■ドライビング/ユーティリティ
Report 九島辰也
CX-3は見た目がものすごくかっこいいクルマに仕上がっている。コンパクトカーとしては秀逸なデミオもそうだが、“動的”なイメージを駆り立てるところはさすがだ。停止していても、いまにも動き出しそうな雰囲気を漂わす。
それを司っているひとつに18インチの大径ホイールがある。このディメンションにしては大きめサイズだが、それが足下を力強く見せているのはたしか。実際に走らせてもそうで、俊敏性は高く昨今のマツダ的ハンドリングが生きている。至って軽快なフットワークということだ。それにディーゼルエンジンの頼もしさにも陰りはない。ディーゼル本来のトルク感とそれを増幅させる過給機のパワーで、出だしからグイグイ加速する。
ただし乗り心地という面では少々不満もある。低速域でのゴツゴツした乗り味が気になった。その原因はデザイン面で貢献した18インチホイールとのバランス。マッチングが不十分なのかバネ下が重くかつ硬く感じられる。この辺はもう少し丁寧なセッティングが必要だろう。見た目がいいだけに、ブラッシュアップには大きく期待したいところである。
■インテリア/エクステリア写真[1]
インパネの造形はデミオを思い出させる。シンプルにデザインされているところに好感を持つ。丸型メーター、3本スポークステアリングホイールがこのクルマの性格を物語る。
デミオもそうだが、シートもオシャレなデザインが装着される。運転席はシートリフターが標準装備されるので、座高の低いドライバーも高さ調整ができるため問題ないだろう。
■インテリア/エクステリア写真[2]
106馬力を発揮するディーゼルユニット。だがその特色は低回転からのトルクで、1600回転で最大数値を発揮する。扱いやすさ満点だ。
ハッチバックの形状なのでカーゴは広い。開口部も大きいのでアウトドアにはうってつけである。
グレードは全部で3つ。スタンダードのXDは16インチを履くが、それ以外は18インチという設定だ。迫力のエクステリアを期待するならこちらできまりだ。
マツダ CX-3 XD ツーリング Lパッケージ(6速AT)
全長×全幅×全高 | 4275×1765×1550mm |
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ホイールベース | 2570mm |
トレッド前/後 | 1525/1520mm |
車両重量 | 1260kg |
エンジン | 直4DOHCディーゼルターボ |
総排気量 | 1498cc |
最高出力 | 105ps/4000rpm |
最大トルク | 27.5kg m/1600-2500rpm |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 215/50R18 |
価格
マツダ CX-3 | 237万6000円~302万4000円(全グレード) |
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