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更新日:2018.11.22 / 掲載日:2005.04.15
トヨタ ハリアーハイブリッド 新車紹介
トヨタ ハリアーハイブリッド 新車紹介
紹介
発表/2005年3月22日
文:諸星陽一 写真:犬塚直樹
■3.3Lエンジンを採用しハイパワーと省エネルギーを両立
■メカニズム/ユーティリティ
今回追加されたモデルはかねてよりウワサのあったハイブリッド車。トヨタのハイブリッドシステムは、すでにプリウスに使用されているFF用、エスティマやアルファードなどの4WD用、クラウン(FR系)に使われているマイルドハイブリッドがある。今回のハリアー用ハイブリッドは(クルーガー用も同様)、FF用と4WD用を融合し、さらに進化させたもので、名称はハイパワーTHS IIと呼ばれる。
搭載エンジンは、ベースとなるガソリン車よりも排気量の大きい3.3L。フロントユニットでプリウスと大きく異なるのは、モーター出力をそのまま使うのではなく、リダクションギヤによって減速、トルクを増大してから使うこと。
リヤユニットは構成的には同一だが、モーター駆動用の電圧を650Vにまで昇圧することで高出力化をはかっている。
全開走行時のエネルギー供給は、フロントはエンジン&発電器&バッテリーから、リヤはバッテリーのみからとなり、もっとも効率のいい状態で加速するようになっている。
また、プリウスに搭載しているTHS IIと同様に発電専用に使用する発電機を有している。もちろん減速時は、駆動用モーターを発電機として使用する回生ブレーキを採用して、運動エネルギーを電気エネルギーとして回収。10・15モード燃費17.8km/Lを実現している。
■インテリア/エクステリア写真[1]
基本的なデザインはガソリン仕様のハリアーと同一だがタコメーターではなく、エンジン出力とモーター出力のkWで表示されるパワーメーターが装着される。
シート関連は基本的にガソリン仕様と同様のものを採用。サイズはたっぷりとしていて、アームレストも装着され優雅にクルージングするタイプ。
キーレスシステムを採用。リモコンキーは写真の場所に差し込む必要はなく、携帯しているだけでもいい。システムの起動は、左上のパワースイッチで行う。
■インテリア/エクステリア写真[2]
ガソリン仕様よりも排気量の大きな3.3Lエンジンを採用しつつ、燃費はガソリン仕様よりもよい数値を実現。
バッテリーは前後モーターで共有する。バッテリーを3分割することでスペース効率を向上。リヤシート下にスッキリと収納している。
クリアレンズを採用しているリヤコンビランプ。ブレーキランプとテールランプにはLEDを用いている。
ハリアーハイブリッド プレミアムSパッケージ(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 4755×1845×1690mm |
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ホイールベース | 2715mm |
トレッド前/後 | 1575/1550mm |
車両重量 | 1960kg |
エンジン | V6DOHC |
総排気量 | 3310cc |
エンジン最高出力 | 211ps/5600rpm |
エンジン最大トルク | 29.4kg m/4400rpm |
フロントモーター | 交流同期電動機 |
フロントモーター最高出力 | 167ps/4500rpm |
フロントモーター最大トルク | 34.0kg m/0~1500rpm |
リヤモーター | 交流同期電動機 |
リヤモーター最高出力 | 68ps/4610~5120rpm |
リヤモーター最大トルク | 13.3kg m/0~610rpm |
10・15モード燃費 | 17.8km/L |
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サスペンション前後 | ストラット |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 235/55R18 |
バリエーション&価格
ハリアーハイブリッド | 409万5000円 |
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ハリアーハイブリッド Lパッケージ | 441万円 |
ハリアーハイブリッド プレミアムSパッケージ | 462万円 |
※価格は全国メーカー希望小売り価格。北海道・沖縄地区は価格が異なる。