中古車購入チェックポイント
更新日:2018.11.25 / 掲載日:2011.04.08

ホンダ オデッセイ アブソルート(2009年~)中古車購入チェックポイント

  • ホンダ オデッセイ アブソルート(2009年~)中古車購入チェックポイント

    ホンダ オデッセイ アブソルート

    DBA-RB3
    参考車両:アブソルート 2WD
    初年度登録 (2009年3月)

  • ホンダ オデッセイ アブソルート

■全体のチェックポイント

2008年10月のフルモデルチェンジで4代目となったオデッセイ。低全高スタイルとセダン感覚の扱いやすさを継ぎ、3列シート7人乗りミニバンとしての使い勝手に機能性を加えて、運転性能や環境性能なども向上している。「アブソルート」は、内外装をはじめ、エンジンやトランスミッション、足まわりなども専用チューンのスポーティモデル。現車を調べる時には、外装と内装を慎重にチェックし、車体にダメージや修理/交換歴がないことを確認。注意したいのは、エンジンをはじめとする走りに関わる部分全般の状態。不具合などがないことは当然だが、本来の性能を維持しているかどうかが大切だ。疑問があれば、販売店スタッフに聞いて確認しよう。

  • 1.車両の雰囲気から探る

    ホンダ オデッセイ アブソルート (正面)

  • 1.車両の雰囲気から探る

     少し離れたやや遠目から車体のバランスを見て、違和感や不自然に見える部分などがないかチェックしよう。「アブソルート」としては、エアロパーツの損傷にも注意したい。
     前方からは、バンパー/グリル/ボンネット/ヘッドライト/フェンダーなどのバランスを見る。前面は、左右対称になっていることもポイントだ。左右ライトの片方だけが新しい場合(交換)は、その側の車体部を修理している可能性。ナンバープレートの変形や修正跡なども、車体部の修理を疑ってみる。バンパーの角や下部の損傷のほか、バンパーやボンネット、フロントガラスの飛び石による傷などにも注意しよう。

  • 2.後部のチェックポイント

    ホンダ オデッセイ アブソルート (後部)

  • 2.後部のチェックポイント

     前面と同様に、バンパー/テールゲート/コンビネーションランプ/フェンダーなどのバランスをチェック。マフラーエンドのずれにも注意。後部ナンバープレートは、封印の傷(ナンバープレートを外した形跡)が車体部の修理/交換を推測するヒントになる。
     テールゲートの立て付けを見て、全体に狂っていれば、テールゲートがずれているか、あるいは車体が歪んでいる疑いもある。部分的に隙間が狂っている箇所があれば、その部分の車体部を修理/交換していると考えられる。

  • 3.隙間の幅と色調を比べる

    ホンダ オデッセイ アブソルート (正面左)

  • 3.隙間の幅と色調を比べる

     外装部品の立て付けは、例えば車体前部側面では、フェンダーを中心に見てみると、バンパー、ヘッドライト、ボンネット、ドア、ピラー(フロントガラス部の柱)などが隣接している。それぞれの隙間の幅が均等になっていなければ、どれかがダメージを負ってずれているか、あるいは修理/交換してずれてしまった可能性もある。 隙間を境に、隣り合う外板パネルの色艶も比べてみよう。修理や交換で塗装していると、色調が微妙に違って見えることがある。

  • 4.角度を変えると見える

    見る角度を変えながらチェック

  • 4.角度を変えると見える

     車体まわりは、見る角度を変えながらチェックしよう。プレスラインのずれや崩れ、微妙な立て付けの狂いなども確認しやすい。
     外板パネル表面を斜め方向から透かして見ると、浅くて広い凹みや波打ち(しわ)なども見落とすことがない。
     しわが寄っているのは、ダメージ痕か、板金修理跡。塗装面の艶が違っていたり、肌荒れ状態になっている箇所なども、修理跡の疑いがある。

  • 5.整備状態を確かめる

    ホンダ オデッセイ アブソルート (エンジンルーム)

  • 5.整備状態を確かめる

     定期点検整備記録と突き合わせて、消耗部品を中心に、エンジンと周辺をチェック。エンジンオイルの滲みや汚れ(オイル漏れの兆候)にも注意。詳細な整備状態は販売店に聞いて確認しよう。
     周囲と比べて新しく見える、交換している部品があれば、消耗品か、不具合があったか、それとも事故などでダメージを受けたのか、整備記録も探ってみよう。

6.車体内側の鉄板を調べる

 左右フェンダー側や室内側のパネル、前部の補強部材など、車体内側の鉄板を調べよう。車体の骨格となる重要な部分を修理している車両は、修復歴があることを明示しているはずだが、念のために、歪みや修理/交換跡などがないか確認。カバーで覆われていたり、機器類などがあって見えない細部まで調べるのは難しいが、慎重にチェックしたい。

  • 7.前部の必須チェックポイント

    エンジンと周辺をチェック

  • 7.前部の必須チェックポイント

     エンジンルームの最前部で車体の左右に繋がっているラジエターコアサポートは、車体部に大きな衝撃を受けると影響が及びやすく、修理/交換する確率が高い。上部にカバーを設置しているので見える部分は限られるが、フェンダー側に伸びている部分を慎重にチェック。カバーをはじめ、フロントグリルやヘッドライト、バンパー、フェンダーなど、関連部の状態にも注意しよう。

  • 8.ボンネットの裏もチェック

    ボンネットの裏もチェック

  • 8.ボンネットの裏もチェック

     外面をチェックしたら、裏面側に修理跡などがないかもチェックしよう。特に、縁に盛っているシーラーの状態に注意。外して修理、あるいは交換することもあるので、ヒンジ部のネジもチェック。ヒンジを修正したり、交換していないかも確認。
     ボンネットを修理/交換していれば、ボンネット単独の損傷なども考えられるが、車体部を修理/交換していないかも、より慎重に調べる必要がある。

9.取り付け状態を確認

 フロントフェンダーは、エンジンルーム側に腐食(錆)や修理跡などがないかチェック。基本チェックでは、固定ネジやブラケット(支え金具)の状態をチェックするが、カバーを設置しているので確認できない。ドアを開けると見える、ピラー(柱)部のネジを調べよう。 フロントフェンダーは、車体構成上の重要な車体補強部材とはなっていないので、修理しても修復歴にはならない。しかし、外して修理、あるいは交換しているとなれば、車体内側の骨格部にダメージが及んでいないか確かめる必要がある。

  • 取り付け状態を確認1

  • 取り付け状態を確認2

  • 10.縁と奥も覗いてチェック

    縁と奥も覗いてチェック

  • 10.縁と奥も覗いてチェック

     フェンダーは、膨らんでいるホイールアーチ(タイヤを囲っている部分)を傷付けることも多い。傷や凹みなどがないかチェック。フェンダーに歪みがないかも確認。
     鉄板を折り込んでいる縁の部分に修理跡がないかもチェック。さらに奥を覗いて、タイヤハウス内を見てみよう。内側に設置しているフェンダーライナー(泥よけカバー)の状態をチェック。
     下部にあるバンパーやサイドシルガーニッシュの取り付け状態もチェックしよう。

11.側面のチェックポイント

 ドアに大きな損傷を負うと、外して修理することもあり、交換してしまうことも多い。ドアヒンジ部のネジをチェックしよう。ただし、立て付け調整などでネジを回すこともあるので、ネジを見ただけではドアを修理/交換しているとは断定できない。ドア自体をはじめ、ピラー(柱)やサイドシル(梁)など、周辺も詳しく調べて判断する必要がある。

  • ホンダ オデッセイ アブソルート (ドアヒンジ部1)

  • ホンダ オデッセイ アブソルート (ドアヒンジ部2)

  • 12.リアフェンダーのチェック

    ホンダ オデッセイ アブソルート (リアフェンダー)

  • 12.リアフェンダーのチェック

     リアドアを開けて、開口部を調べよう。後席への乗り降りなどで傷付けることもある。擦り傷、引っ掻き傷、打ち傷などのほか、簡易補塗装修跡などがないかチェック。修理跡がないかも確認。
     開口部にマスキング跡があれば、リアフェンダーを補修、あるいは修理している。詳しく調べて、ダメージの程度を確かめよう。
     車体左側は、フューエルリッドを開けて、内部にマスキング跡や修理跡などがないかチェック。リッドを外していないかも注意。

13.下側に注意ポイント

 車体側面は、下部に設置しているサイドシルガーニッシュに傷や破損、修理跡などがないかチェック。新しい部品に交換していないかに注意して、取り付け状態もチェック。
 重要なのはガーニッシュで覆われているサイドシル(車体前後方向に通っている梁)だ。床下側を覗いて、下に突き出ている部分に損傷や腐食、修理跡などがないか必ずチェック。ドアを開けて、ステップ部の状態もチェックしよう。

  • ホンダ オデッセイ アブソルート (下部1)

  • ホンダ オデッセイ アブソルート (下部2)

  • 14.テールゲートのチェック

    ホンダ オデッセイ アブソルート (テールゲート)

  • 14.テールゲートのチェック

     解錠/施錠の状態をまずチェック。オープンスイッチとキーレスエントリーキー(またはスマートキー)の操作具合も確認。
     テールゲートを開閉して、上げ下げする動きがスムーズかどうかチェック。全開状態でしっかり止まっていることも確認。
     閉める時にカチッと収まらないなど、閉まり具合がよくない場合は、テールゲートがずれているか、あるいは車体が歪んでいることも考えられる。ずれているだけなら調整で直ることもあるが、車体が歪んでいる車両には要注意。

15.開口部を慎重にチェック

 テールゲートを開けて開口部を見ると、鉄板の接合部がある。溶接、シーラー、塗装の状態に注意して、修理/交換した形跡などがないか調べよう。
 開口部下部は鉄板部が見えないが、コンビネーションランプやバンパーを修理/交換していないかも注意。
 後方から強い衝撃を受けると、広範囲に波及することがある。開口部に損傷や修理/交換の形跡があれば、リアフェンダーやピラー(リアウインドウ部の柱)、キャビン(室内)、ルーフなど、関連部にダメージが及んでいないか探る必要がある。
 テールゲートも、ドアと同様に、内側に修理跡などがないかチェック。ヒンジ部のネジもチェック。ヒンジに歪みや修正跡などがないかも確認。ダンパーロッドの取り付け状態にも注意。

  • 開口部を慎重にチェック1

  • 開口部を慎重にチェック2

  • 開口部を慎重にチェック3

  • 16.床下を覗いて確認

    ホンダ オデッセイ アブソルート (床下)

  • 16.床下を覗いて確認

     フレーム(骨格)やメンバー(補強部材)など鉄板部。マフラーやサスペンション、ブラケットなど部品や金具類も、損傷や曲がり、歪み、修理/交換の形跡などがないかチェック。前後バンパーの裏側や、左右サイドシル側からも奥を覗いて、細部までチェックしよう。
     油汚れ(オイルやグリスなどの漏れの兆候)やゴム部品の劣化(ひび割れ)などにも注意。錆が発生していれば、表面の浮き錆程度なら心配ないといえるが、広がり範囲と腐食の進行状態を確かめよう。新しく錆止め塗装している部分がないかも注意しよう。

  • 17.タイヤとホイールのチェック

    ホンダ オデッセイ アブソルート (タイヤ)

  • 17.タイヤとホイールのチェック

     タイヤは、スリップサインを目安に、残り溝の深さを点検。傷、異物の刺さりや噛み込み、ひび割れなどがないかもチェック。
     接地面の摩耗状態も調べよう。外側だけとか内側だけなど、一部が極端に減る偏摩耗を起こしていれば、アライメント(ホイールの取り付け角度)が狂っているのか、車体が歪んでいるのか、異常摩耗の原因を確かめる必要がある。
     ホイールは、傷や破損などがないかチェック。リム部(タイヤと接している縁の部分)に曲がりがないかも確認。アルミホイールは、事故などで受けた過度な衝撃による変形や割れなどにも注意。

  • 18.不具合の兆候を探る

    ホンダ オデッセイ アブソルート (エンジンをかける)

  • 18.不具合の兆候を探る

     エンジンをかけて、始動具合やアイドリング回転、排気ガスの色などをチェック。
     始動困難、不安定なアイドリング回転、異音や大きな振動、白煙(水蒸気なら問題ない)や黒煙の排気ガスなどは、なんらかのトラブルを抱えていると考えられる。
     始動時には、表示/警告灯類の点灯などにも注意したいが、異常や不具合を判断するのは難しい部分もある。わからないことや疑問があれば、販売店スタッフに聞いてみよう。

19.装備機器類の機能を確認

 ヘッドライト、ウインカー、テール/ブレーキ/バックランプなど、保安装置類の作動状態をまずチェック。エアコンは冷暖房とも効き具合を確認するなど、電装機器や電動機構は、スイッチのオン/オフだけでなく、調整操作して機能を確認。パワーウインドウの開閉や室内ランプの点灯、ドアロックなど、基本的な部分のチェックを忘れないこと。キーレスエントリーシステムの操作具合も試してみよう。
 参考車両は、メーカーオプションのHDDインターナビシステム+プログレッシブコマンダーを付けている。車両の標準装備や追加装備の有無は、販売店で事前に確かめておこう。

  • ホンダ オデッセイ アブソルート (装備機器類1)

  • ホンダ オデッセイ アブソルート (装備機器類2)

  • ホンダ オデッセイ アブソルート (装備機器類3)

  • 20.オートマチックのチェック

    ホンダ オデッセイ アブソルート (オートマチックのチェック)

  • 20.オートマチックのチェック

     セレクトレバーを各ポジションに切り替えて、操作具合をチェック。できれば試乗して、オートマチック動作を確認。マニュアルモードやドライブモード、クルーズコントロールなども試してみたい。しかし、不調や不具合を判断するのは、やはり難しい。エンジンとトランスミッション、関連する横滑り防止機構なども含めて、すべてに問題がないか販売店で点検、確認してもらおう。

  • 21.隅まで細かくチェック

    ホンダ オデッセイ アブソルート (隅まで細かくチェック)

  • 21.隅まで細かくチェック

     室内は、シートや内装材などに汚れや傷、染み、穴などがないか。運転席周辺だけでなく、後席やラゲッジスペースも慎重にチェック。床や天井の状態も確認。ボックスやポケットなどは、内部もチェック。ボックスの蓋やエアコンの吹き出し口など、可動部の破損にも注意。3分割可倒式2列目シートのワンアクション操作。3列目シートの5:5分割可倒や床下格納機構の状態も確認しよう。

■車両の情報をチェック

  • 書類

     備え付けの書類は、「車検証(自動車検査証)」で初度登録年月日や型式などを確認。「保証書」で期限や内容を確認。「車両取扱説明書」の他に、オプションや後付け装備などの使用説明書が揃っていることも確かめよう。
     現車をチェックする時には、「定期点検整備記録簿」の記載内容を必ず確認。車両がどのように使われ、扱われてきたかがわかる。定期点検や消耗部品交換などの時期と走行距離を把握しておけば、車両各部の状態を探る参考になる。最後に点検整備した日付と記録内容にも注意しよう。

  • 書類

車両チェックの勘どころ

塗装
●部分的に色調や艶が違う場合は、周辺の状態を慎重にチェック。エンジンルームやスペアタイヤ収納部などは、新車時から外装とは塗色が異なってることがある。
●ドアの開口部など、外から見えない部分にマスキング(塗装スプレーの飛沫が広がらないようにするためのカバーを粘着テープなどで留める)した跡が残っていることがある。塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような” 直線状の段差” があれば、何らかの理由で塗装している。
●部品などに塗料が付着している場合も、周辺を詳しく調べる必要がある。
●車種によっては、スペアタイヤ収納部などに、塗装の飛沫が付着しているように見える、新車時から仕上げが荒くなっている部分もある。

取り付けネジ
●ネジ止め(ボルトやナットで固定)している車体まわりの部品を交換する時には工具を使う。ネジの頭の塗装が剥がれていたり、角がくずれていれば、ネジを回している。
●ネジの頭が塗装されていれば比較的容易に確認できるが、無塗装ネジの場合は判断しにくい。傷や錆に注意して、関連する近隣のネジや、車体左右の同じ部品のネジと見比べる。

溶接とシーラー
●修理/交換で溶接している(熱を加えた)部分は、錆が発生しやすくなっている。特に床下は、溶接部の塗装の剥がれや浮きに注意する。
●鉄板の接合部分に塗布しているシーラー(隙間を埋める充填材)は、修理/交換で再溶接すると塗り直すので、不自然に見える。
●爪で押して、表面が硬くても内部が柔らかい(プチッと表面が割れる)ようなら、新しいシーラーを盛っている。
●シーラーは、盛り上がっていたり、窪んでいたり、横方向にヒダがあるなど、鉄板の接合状態やシーラーを塗布する方法によって形状が違っている。不自然に見える部分を見つけたら、車体の左右同じ場所を比べてみる。
●スポット溶接(鉄板の接合部に小さな丸い窪みが並んでいる)を修理工場で打ち直している場合は、直径が小さい、窪みが深い、ずれている(2度打ちした)など、新車組み立て時の状態とは異なる特徴がある。
●電気スポット溶接の電極が入らない奥まった部分などは、炭酸ガスアーク溶接に代えることがあるので、スポット溶接の窪みがなくなっていることもある。

立て付け
●外板パネルなどを修理/交換すると、組み付ける際に誤差が出ることがある。隣接するパネルの隙間(チリと呼ぶ)の幅が均等になっていなければ、修理/交換している可能性がある。
●バンパーなどは、ぶつけたり、押されてずれることもある。たとえ修理/交換していなくても、隙間が合っていなければ、なんらかのダメージを受けている。
●プレスライン(外板パネルが折れ曲がっている角の線)や、モール類(ドアなどに付いている飾り部品)など、外装部品が連なっている線のずれも、立て付けの狂いを見つけるヒント。

■今回の車両のプロフィール

●フルモデルチェンジして2008年10月に発売された4代目RB3型。フロントまわりは大きく口を開けたバンパー&グリルと中央部にメッキを配したV字ライン、リアは湾曲したウインドウや横基調のコンビネーションランプが特徴。全体的には、スポイラー状フロントバンパーやリアフェンダーの張り出しなどでワイドボディの印象を強め、先代RB1型よりも走りのイメージを強調している。室内も、インストルメントパネルに機能的なデザインを採り入れ、2/3列目席の居住性を向上。新設計2.4L(2354cc)エンジンとトルクコンバーター付CVT、駆動系との協調制御によって低燃費/低排出ガスの環境性能を向上。4WD車は、主要部品を新設計した5速ATを採用。電子制御制動力配分システムEBD付ABS(アンチロックブレーキシステム)+学習機能付ブレーキアシスト、車両安定制御VSA、操舵力制御モーションアダプティブEPSを全車装備。従来と同様に設定されたスポーティモデル「アブソルート」も、エアロスタイルと走りの質を高めている。

●標準仕様モデルは、173馬力エンジンを搭載し、FF(前輪駆動)はCVT(無段変速機)、4WDは5速ATを組み合わせた設定となっている。グレードの「M」は、キーレスエントリーシステム、フロントフルオートエアコン+リアマニュアルクーラー、木目調インストルメントパネル&フロントドアパネル、ホイールキャップ付16インチスチールホイールなどが標準装備のスタンダードタイプ。FF車は、低燃費走行を支援するECONモードを装備。4WD車は、コンフォートビューパッケージ(親水/ヒーテッドドアミラー+熱線入りフロントウインドウ+フロントドア撥水ガラス)も標準装備に含まれている。上級タイプの「L」は、スマートキーシステム、クルーズコントロール、トリプルゾーンコントロールフルオートエアコン、本革巻ステアリングホイール、木目調インストルメントパネル&フロント/リアドアパネル、運転席8ウェイパワーシート、アルミ製サイドステップガーニッシュ、コンフォートビューパッケージなどを装備し、ホイールはアルミ16インチ。最上級タイプの「Li」は、1列目シート用i- サイドエアバッグ+ 1.3列目シートサイドカーテンエアバッグ、追突軽減ブレーキCMBS+運転席/助手席E-プリテンショナー、車速/車間制御機能ACC&車線維持支援システムLKAS+マルチビューカメラシステムなどが標準装備に加わる。スポーティ仕様モデルの「アブソルート」は、パワーアップした206馬力(4WD車は204馬力)エンジンと専用ギヤレシオのマニュアルモード付5速AT+パドルシフトを搭載し、吸気音を強調する加速音チューニング、チューニングサスペンション、フロント16インチベンチレーテッドディスクブレーキ、18インチアルミホイールなどを採用。外装には、フォグランプ付フロントエアロバンパー、エアロサイドシルガーニッシュ、ディフューザー形状リアバンパーを装着。内装は、メーターエッジライト、本革巻ステアリングホイール&ATセレクトレバー、メタル調インストルメントパネル&フロント/リアドアパネル、1列目スポーツシート+センターコンソール、ステンレス製ペダルパッド&フットレストなどを組み込んでいる。

■参考車両と同時期の仕様グレード設定

グレード型式シフト駆動
MDBA-RB3CVTFF
DBA-RB45AT4WD
LDBA-RB3CVTFF
DBA-RB45AT4WD
LiDBA-RB3CVTFF
DBA-RB45AT4WD
アブソルートDBA-RB35AT-5MFF
DBA-RB45AT-5M4WD

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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