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更新日:2018.11.08 / 掲載日:2016.08.30

車のフレーム構造の種類について

車のフレーム構造の種類について

goo-net編集チーム

車の骨組みとも言える重要な役割を持っているフレームですが、
このフレームには大きく分けて2つの種類があると言われています。

それはどういった種類で、構造に違いや特徴などはあるのでしょうか。
今回はそんな車のフレーム構造の種類についてご紹介します。

車のフレーム構造の種類

車のフレーム構造には、モノコック構造とラダーフレーム構造の2種類のタイプがあります。

1.モノコック構造

これは車のボディとシャシーと呼ばれる足回りのフレームが合わさっているものです。

昔はボディとシャシーが別々になっていたのですが、
現在ではそのほとんどが一体構造になっています。

ボディとシャシーが一つになっているため、
剛性がありながらも部品を少なくしているため、車重の軽量化に繋がっています。

また、この構造だと車内を広くとることができるので、
現在使われている車の多くは、このモノコック構造を採用しています。

2.ラダーフレーム構造

こちらはフレームが骨格部分に相当しており、
フレームの上にボディを乗せている構造になります。

トラックやヘビーデューティ仕様の4WD車が採用するなど、
頑丈で耐久性に優れ、交換することができる構造です。

欠点としては、車重はモノコック構造よりも重く、
さらに車内スペースを効率よく確保できないという点があります。

モノコック構造とラダーフレーム構造の違いについて

どちらもタイプも基幹骨格部分であり、それぞれに特徴を持っています。
一般的には強度の違いが挙げられます。

モノコック構造はボディとシャシーが一体化していて軽量化に有利とされていますが、
ラダーフレームタイプと比べると剛性を上げるのは不利と言えます。
そのため、強度を高めるためにサブフレームが取付けられることもあります。

一方、ラダーフレームはとにかく頑丈な作りをしていて、
強度はモノコックよりもかなり高いと言われています。

また、これらの2種類の良い点を合わせて作られた、
ビルトインラダーフレームモノコックというものがあり、
レンジローバーなどに採用されています。

これはモノコック構造で使われているボディとラダーフレームを一体型にしたフレームです。
剛性、軽量化、コストダウン、サスペンション取付の自由度が広がるため、
車内に余裕があるのが特徴です。


このように、フレームには上記の2種類と、それぞれの特徴を併せ持ったタイプが存在します。
フレームのそれぞれの特徴について分かっていただけたのではないでしょうか。

モノコック構造はほとんどの車に採用されていますが、
ラダーフレームはトラックやランドクルーザーなどの大型車種や、
ヘビーデューティ仕様の車種に採用されています。

ぜひフレームの違いにも注目してみてください。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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