クルマにまつわるお役立ちQ＆A

疲れるだけでなく危険な連休のドライブ
曜日を問わずに高速道路を使う機会の多い僕自身、休日の高速道路を走るといつもより疲れる。単に道が混んで走りにくいという理由もあるが、それだけではない。クルマの運転や高速道路に慣れていないドライバーが目立ち、安心して走れず神経を使うからだ。
多いパターンは、急な車線変更。後ろの状況をしっかりと把握せずに、隣の車線が空いているからといって車線変更をするドライバーが少なくない。そして彼らは遅い速度で追い越し車線へ車線変更するケースも多く、時には追い越し車線を走っている僕があわてて急ブレーキという状況も発生する。危ない。そして疲れる・・・。
僕は、レンタカーやふらふら走っているクルマには近づかないようにしている。なぜならそのドライバーは運転に慣れていなくて、急な車線変更やブレーキ、ときにはウインカーを出さずに車線変更などをする可能性が高いから。もっと率直にいえば、そういったクルマは周囲の流れに乗れずに事故を引き起こす確率が高いから、事故に巻き込まれないために近づかないのである。
こうして連休のロングドライブは、危険を避けるために神経を使い、またどっと疲れがたまっていくのである。

2014年トヨタ エスクァイア ハイブリッドGi（CVT）

連休ドライブ最大の障壁が渋滞。渋滞とは、一般道路では走行速度が時速20km以下、高速道路では時速40km以下になること。頻繁なストップ＆ゴーやノロノロ運転は運転手はもちろん同乗者までをもイライラさせる。そんな渋滞の傾向と対策をここでは紹介！

キャパシティを超えた交通量が渋滞を招く
どうして渋滞が発生するのか？
根本的な話をすれば理由はじつに簡単で、交通量がその道路のキャパシティを超えるからである（事故渋滞を除く）。そもそも道路がすいていれば渋滞は発生しない。
道路が混んでくると渋滞が発生するのは、「ボトルネック（液体の流れを制限する瓶の口）」と呼ばれる、交通の流れの悪い場所が生まれるから。一般道だったら信号や施設の入り口など、高速道路ならトンネルの入り口やインターチェンジの合流、そして上り坂などが相当する。かつて頻繁に生じた「料金所渋滞」は、いまではノンストップで料金所を通過するETCの普及でほぼ解消された。
行楽シーズンや週末に高速道路を走っていると、どうしてここが？と思える場所を先頭に渋滞していることがある。その多くは「サグ」と呼ばれる下り坂から上り坂に変化する部分で、ドライバーが気づかないうちに自然と速度が低下し、それが波及して大きな渋滞に成長してしまうのだ。東京近郊でいえば、東名高速上りの「大和トンネル」や中央道上りの「小仏トンネル」など渋滞のメッカはほとんどそのサグだ。

A：高性能クルーズコントロールがあれば渋滞だって苦にならない！
ACC（車間制御付きクルーズコントロール）とは、速度だけでなく前走車との車間距離も制御してくれる装備。
車両にもよるが、渋滞でのノロノロおよびストップ＆ゴー走行に対応するタイプは非常に快適だ。

350ハイウェイスタープレミアムに標準装備。通常のクルコンは全車に標準装備だ。

マイナーチェンジで高性能クルコンを追加。XD Lパッケージに標準で装備される。

A：広い車内空間が効果的！
どんなに快適装備が充実しているクルマでも、空間自体が狭いと息苦しくなってくるもの。そういった意味でも車内空間が広いミニバンは有利。また、隣の席との空間が広いクルマほど、快適だというのも覚えておきたい。

買いやすい5年落ちの中古車物件が非常に充実。人気のハイブリッドも射程圏内。

同じ年式のセレナに対して中古車相場が20万円ほど安い。費用対効果に注目だ。

A：やっぱり嬉しいリヤモニター
とくに小学生くらいの子供がいる場合は、これでDVDを流しているだけでもかなりの間が持つ。旅行中の模様を流すのも思い出話が盛り上がるためオススメだ。

日本を代表する高級ミニバンだけに、高級オプションであるリヤモニターを装備している中古車も見つけることが可能。オススメの1台。

PA・SAで軽食と休息
帰宅を急ぐあまり、渋滞を我慢してずっと走り続けるケースがあると思うが、渋滞にはピークがある。無理に走るよりは一度休憩をしてピークをやり過ごすのも効果的。休憩しても、結果的には到着時間はそれほど違わなかったりするものだ。

ガムやキャンディを食べる
行きはともかく、遊んだ帰り道で渋滞にハマるとイライラはもちろんのこと、眠気に襲われることも。仮眠するのがベターだが、ガムやキャンディもなかなかの効果を発揮する。ただ、ガムを噛むタイミングは眠くなる前というのを忘れずに！

車内でカラオケ大会
みんなが疲れて黙りこくった車内は、お疲れムードがより一層高まってしまうもの。そこで、気心の知れた間柄であれば、カラオケ大会がオススメ。ドライバーは安全運転に集中しなければいけないが、車内の雰囲気が明るく楽しく変化する。

※中古車価格はGoo-net 2016年7月調べ。
記事中の価格は参考であり、中古車価格を保証するものではありません。
※ナンバープレートはハメ込み合成です。

楽しいはずのロングドライブが一転、最悪の思い出になる外出時のトラブル。予習と予防でトラブルを未然に防ぐ！

楽しいお出かけが最悪な時間になる
ロードサービスのJAFが公表しているデータ（平成27年JAF調べ）を元に頻出トラブルの傾向と対策をここに集約！
備えあれば憂いなしということわざがあるとおり、頭に入れておくことで、トラブルに遭うことはグッと少なくなるだろう。「自分は大丈夫！」という過信こそが、もっとも危ないのだ。

段取りの大切さは仕事もプライベートも同じ。ロングドライブは移動時間が長く、ドライバーだけでなく同乗者たちにも大きな負担となる。それだけに、休憩のタイミングや食事の時間・場所をあらかじめ調べる前準備が大切だ。
行き当たりばったりの旅もおもしろいが、家族や友人たちと行動する場合は、事前にルートを作成しておくことがベター。感謝され、喜ばれることは間違いない。

・エアコンの温度
・オーディオの音量
・トイレ休憩
・会話
・おかしや軽食
・ひざ掛け
・アイマスク

低年式と高年式とで中古車相場が倍ほども違うところに注意。しかし、低年式車でも走りのレベルの高さには変わりがない。

ゼロクラウン以降走りの実力を大きく引き上げたクラウン。先代モデルはようやく価格が引き下がり買いやすくなってきた。

中古車物件は少ないものの、新車価格と比べると買い得感のあるアテンザワゴン。条件にあうクルマがあれば「買い」だ。

物件が少ない傾向のあるワゴンにおいて、圧倒的な物件数を誇るレガシィツーリングワゴン。価格も手軽で幅広いひとにオススメ。

※中古車価格はGoo-net 2016年7月調べ。
記事中の価格は参考であり、中古車価格を保証するものではありません。
※ナンバープレートはハメ込み合成です。

いまや「ほしい」を通り越して必需品となったナビ。かつては数十万円する高級品だったがいまや安価で高性能なものがたくさん登場。選択肢は増えている。

人気は10万円以下のメモリータイプ
現在人気のナビは、本体価格5万円ほどのリーズナブルかつナビとしての機能が優れているもの。記録メディアがメモリータイプで、地図更新サービスも数年分付帯している。さらに低価格なPNDタイプにも人気が集まっているが、これは店頭などで実際に使用感を確認したほうがいいだろう。
さらに、スマホのアプリとしてカーナビサービスを提供する会社も登場してきており、用途によっては十分に役に立つ。

中古車でも通信ナビ本来の能力を活かす
現在の道路交通情報をサーバーとやりとりすることで、より正確な到着時間や渋滞回避を実現するのが通信カーナビ。
ホンダのインターナビは、搭載車両からの情報を統合して供給することで、災害時には通行止めルートをいち早く反映してくれる。ホンダディーラーで購入した中古車でなくても、サービスに加入することは可能なので、対応する場合は、ホームページを確認して登録作業を行うようにしよう。

高年式にもかかわらず相場価格に大きな差があるところに注目。それぞれの装備やコンディションを精査して選ぼう。

まだまだ新しい現行型ながら、すでに中古車物件も豊富に揃いつつある。価格も300万円を切りインパクトがある。

そろそろ良質な中古車が少なくなりつつあるインサイト。コミコミ100万円で購入できる手軽さが魅力だ。

無料のカーナビアプリは、果たして使い物になるのか？日曜夕方、行楽地から都心に帰るというシチュエーションで実際に検証。道路交通情報を活用するナビアプリと従来型ナビ、早く到着したのはどっち？

渋滞情報を反映して大きな迂回路を提示
通信ナビと従来型ナビで同じ目的地を検索したときに、はたしてルートに違いが出るのか。今回は、通信機能を持つナビアプリ『Yahoo！カーナビ』と従来型のナビ（VICS対応）で、同じ出発地から同時にルート検索を行うテストを行った。
Yahoo！カーナビは、JARTICから提供される道路交通情報に加え、ユーザーが走行した情報から交通状況を推測するプローブ機能も通路探索に反映されていて、渋滞も回避するという。
今回テストしたのは、関越自動車道花園IC（上り）を起点に、池袋を目的地としたケース。テストしたのは日曜日の夕方で、東京方面は混雑する時間帯だ。
テスト車は『Yahoo！カーナビ』のルートを採用したところ、従来ナビのルートを通った別のクルマより30分以上早く到着した。

従来型ナビとYahoo！カーナビで同じ目的地を検索すると違いが
休日の夕方、出先から帰宅する際に比較テストを実施。従来ナビは、有料道路を使うオーソドックスなルートを提示。一方のYahoo！カーナビは、高速の混雑状況から大宮方面へと大きく迂回するルートを提示した。

進化したクルマに乗り換えれば渋滞や混雑は苦にならない！
連休ドライブはいつもよりも運転距離や時間が長く、また混雑による影響もあるため、ひとによっては運転したがらないという考えもあるだろう。しかし、事前から準備を行い、さらに新しいクルマならではの機能を使いこなすことで、想像よりずっと楽にドライブをやり遂げることができるはず。燃費もよく、乗り心地も快適で、サポート機能の充実した最近のクルマは、たとえ中古車であっても大きな満足感を与えてくれる。新しいクルマでたくさんの思い出を作ることができれば、それはある意味で安い買い物なのかもしれない。

※中古車価格はGoo-net 2016年7月調べ。
記事中の価格は参考であり、中古車価格を保証するものではありません。
※ナンバープレートはハメ込み合成です。