〜3列シート車 徹底ガイド〜|業界ニュースなど最新情報は中古車【グーネット(Goo-net)】のGooMAGAZINE!

エディターズピックアップ [2015.05.15 UP]
使い方にマッチした選択がカーライフを豊かにする 3列シート車 徹底ガイド

不動の人気を誇る『3列シート車』だがボディタイプごとに実用性はまるで違う。ハイルーフ、ロールーフのミニバン2車と3列シートを備えたSUVを持ち出し、タイプの異なるモデルの3列シートにスポットを当ててチェックする。

解説する人
カーライフジャーナリスト 渡辺陽一郎
解説する人 カーライフジャーナリスト 渡辺陽一郎

車両解説から市場動向まで、クルマ業界全域に精通するジャーナリスト。ユーザー目線での解説に定評があり、使う人の立場に立って3列シート車の実力をチェック。

状況に応じて使い分けられる利便性の高い3列シート車

『Goo-net』の中古車検索総合ランキングによると、20台中3列シートのミニバンが30%以上を占めている。そこで、ハイルーフとロールーフのミニバン、3列シートSUVを取り上げて機能を比べてみたい。
3列シート車の人気が高い理由として、まずはファミリーユーザーを中心とした根強い需要がある。多人数で乗車できて、3列目のシートをたためば大きな荷物も積める。そこでミニバンの開発者に尋ねると、「子供が自転車で学習塾に出かけた後、雨が降り始めたら、親がクルマで迎えに出かけて自転車も積んで帰宅する。なのでミニバンなどの3列シート車が多く選ばれる」という。
中古車では、3列シート車の新車価格が高いことも注目される理由だ。2Lのハイルーフミニバンは、価格が比較的安いグレードでも、新車になると230〜240万円。子育ての期間中は出費が重なるから、クルマ関連の費用は抑えたい。そこで中古車に目が向く。
またミニバンでは目新しさよりも実用性が重視され、今はフルモデルチェンジを行っても、機能は大きく変わらない。安全装備や燃費は新型車になると向上するが、居住空間や荷室の広さ、シートアレンジなどは変化が乏しい。ミニバンの機能が熟成されたことで、「中古車がオトク」と考えるユーザーが増えた。
3列シート車は新車の販売台数が多く、中古車の流通量も豊富だ。自分に最適な1台を見つけられる。

なぜ3列シート車が支持されている?

ハイルーフミニバンはバラエティに富んだシートスライド&アレンジ機構を備えたモデルが多い。
ハイルーフミニバンはバラエティに富んだシートスライド&アレンジ機構を備えたモデルが多い。

理由1 みんなでワイワイと乗れる
3列シート車の最大の魅力は7〜8人での多人数乗車ができること。家族や友人たちと楽しく旅行やドライブにでかけられ、スライド機構や多彩なシートアレンジ機構を備えたモデルならばより充実したカーライフをサポートしてくれる。

3列目を収納したラゲッジルームは、自転車やキャンプ道具など大きな荷物でも簡単に積載できる。
3列目を収納したラゲッジルームは、自転車やキャンプ道具など大きな荷物でも簡単に積載できる。

理由2 荷物をたくさん載せられる
ほとんどの3列目シートは収納(折りたたむ)することが可能。収納方法はモデルにより異なるが、シートを収納することでラゲッジルームが拡大する。乗車定員は減るが大きな荷物が積載できるので、状況によって使い分けると便利だ。

大抵のハイルーフミニバンは、クルマから降りなくても1列目から3列目まで移動することができる。
大抵のハイルーフミニバンは、クルマから降りなくても1列目から3列目まで移動することができる。

理由3 子育て世代に最適な実用性
3列シート車はファミリー層を狙って開発されたモデルが多い。子育て世代のニーズに応えた便利な機能や装備を備えているのが特長で、クルマから降りずに1列目から3列目まで移動できたり、2列目が反転するモデルも存在する。

ファミリーカーの王道!ハイルーフミニバン

ハイルーフミニバンとは?

アレンジや収納方法など3列目の扱いやすさを追求
ミニバンは3列シート車の中心的な存在だ。その中でもとくに高い人気を得ているのがハイルーフミニバンである。
全高は1680mm以上で(最も背の低いホンダの現行型オデッセイアブソルートが1685mm)、フラットフロア構造を採用する。床面全体が、車両後部の下側に搭載される燃料タンクをカバーできる位置まで持ち上げられている。
なので3列目の床だけが高まるということはなく、床と座面の間隔も1/2列目に近い寸法を確保できる。3列目に座っても膝の持ち上がる窮屈な姿勢になりにくく、車内での移動(ウォークスルー)もしやすい。つまりハイルーフミニバンは、床を持ち上げたことで居住性が向上し、結果的に天井も高くなった。
ただし床が高いと欠点も生じる。重心が高まり、ボディは重くなるから、走行安定性や燃費が悪化しやすい。乗り降りもしにくい。
そこで設計の新しいミニバンは、薄型の燃料タンクなどを開発して、フラットフロア構造と低床設計を両立させるようになった。
その一方で、高い床による見晴らしのよさを求めるユーザーも少なくない。高い天井で車内は広く、窓が大きいため遠くの景色も見やすいから、開放感は抜群だ。ハイルーフミニバンならではの醍醐味といえるだろう。
こういった特徴は、20年くらい前に発売されたハイルーフミニバンも備えていた。セレナ、ステップワゴン、エルグランドなどの初代モデルも、3列目シートの造りは現行型に近い。だから年式の古い中古のハイルーフミニバンを購入しても十分に満足できる。
そしてハイルーフミニバンでは、3列目をたたんだときに得られる広い荷室も魅力になる。高い天井により、自転車のような大きな荷物も積みやすい。2列目までたためるベンチシート車なら、さらに広くフラットな荷室が得られるため、車内で宿泊するような使い方も可能だ。

乗れて運べて使える最広の移動空間 トヨタ アルファード
トヨタ アルファード
【中古市場データ】 相場価格
現行型:357.8万〜547万円
先代型:185.1万〜509.6万円
※データは先代型
SAMPLE トヨタ アルファード
トヨタ アルファード

ミニバンの使い勝手にサルーンの質感を融合させたラージサイズミニバン。飛行機のファーストクラスを思わせる贅沢な2列目シートを設定し、極上の快適空間を味わわせてくれる。

ハイルーフミニバンのPOINT

POINT 01 利便性と乗降性のよいスライドドアを備える

POINT 01 利便性と乗降性のよいスライドドアを備える
全高が1680mmを超えるハイルーフミニバンでは、後席のドアがすべてスライド式を採用している。開閉時にドアパネルが外側に張り出さず、開口部も広がるために乗降性が非常によい。

POINT 02 ミドルサイズ以上ならフル乗車でも快適

POINT 02 ミドルサイズ以上ならフル乗車でも快適
ミドルサイズ以上なら3列目でも大人が長時間快適に座れる空間を確保している。ここ数年では2列目の快適性を追求したモデルが数多くラインナップされている。

POINT 03 見晴らしのよい開放的な運転視界

POINT 03 見晴らしのよい開放的な運転視界
運転視界が高く、前方の視認性に優れる。ボディは四角く、ミドルサイズ以下なら全幅1700mm未満なので車幅感覚が掴みやすい。運転しやすいのも特徴のひとつ。

3列シートCheck!!

1列シート 2列シート 3列シート Check!!
頭上も足もとも余裕たっぷり
頭上も足もとも余裕たっぷり

座面 A 幅(全体) 105cm
B 長さ 48cm
背もたれ C 幅(全体) 114cm
D 高さ 58cm
E フロアから座面 35cm
渡辺氏座り※ F 頭上 10cm
G ひざまわり 22cm

※渡辺氏の身長は171cm。数値は1列目と2列目を渡辺氏の適正ポジションにして計測

乗降性
乗降性

スライドドアを備えたハイルーフミニバンはドアの開口部が広いので、3列目の乗降性に優れる。ミドルサイズ、ラージサイズならば乗降時に無理な姿勢を強いられることもない。

着座姿勢が自然で長距離移動も快適
× シートが大きく格納操作が面倒

居住性
居住性

ボディサイズが大きいこともあり、ミドルサイズミニバンの2列目並みの居住性が確保されている。窮屈さや圧迫感はまったくなく、1時間以上のロングドライブでも不満はない。

快適性
快適性

3列目の広さと快適性はロールーフミニバンとSUVを圧倒的に上まわる。取材したアルファードでは、3列目の膝先空間はジェイドの2倍以上だ。床と座面の間隔も十分にある。

ラゲッジCheck!!

ラゲッジCheck!!

A 幅 91cm
B 奥行き(標準) 40cm
C 奥行き(3列目倒し) 148cm
D 高さ 122cm
E 開口部の高さ 117cm
F 開口部の幅 124cm
G 地面とラゲッジ下端の距離 61cm

自転車も楽々に積載可能
自転車も楽々に積載可能
シート収納
シート収納

3列目をたたむと自転車も積める
× リヤゲートを開くと後方へ大きく張り出す

シート収納

ハイルーフモデルの3列目収納は写真のような跳ね上げ式や床下収納式のほか、背もたれを前に倒すだけのモデルもあるので、実車で必ずチェックしたい。

厳選 オススメのモデルをクローズアップ
トヨタ ヴォクシー
トヨタ ヴォクシー
【中古市場データ】相場価格
現行型:210.5万〜304.6万円
先代型:79.2万〜232.8万円

レバーを引くだけで3列目の折りたたみから跳ね上げまで行える『ワンタッチスペースアップシート』はヴォクシー/ノアの大きなメリット。

日産 セレナ
日産 セレナ
【中古市場データ】相場価格
現行型:122万〜245.2万円
先代型:41.1万〜152.3万円

ミドルサイズミニバンのスタンダードモデル。ロングスライド機構を備えた3列目は、どんなシチュエーションにも対応する柔軟性を持つ。

ホンダ フリード
ホンダ フリード
【中古市場データ】相場価格
現行型:95.7万〜205.9万円

コンパクトサイズのボディに3列シートを納めたスモールミニバン。巧みなパッケージングにより3列目の居住性もしっかりと確保している。

ハイルーフミニバン まとめ

ハイルーフミニバン まとめ

3列目まできっちりと活用する人に最適
3列目のシートまで快適だから、多人数で乗車して長距離を移動する使い方にピッタリ。内装の豪華な車種も多い。3列目をたたんで、自転車などを積む用途にも適する。またフロントマスクに厚みがあるので、外観の存在感に魅力を感じて購入するユーザーも多い。外観を際立たせるエアロパーツを装着したグレードも豊富に揃っている。

※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データはGoo-net4月調べ

ソーシャルでシェアしよう!

Goo-net編集部がオススメする中古車情報!

グーアプリで簡単・便利に

グーアプリ

グーネットが提供するiPhone&アンドロイドアプリで、全国27万台以上の中古車情報をゲットできます!

GooBooks

自動車・バイク購入に関するノウハウを凝縮した記事を読むことができます!

GooPit

GooPit

口コミ、レビュー、整備作業実績から信頼できる掛りつけの整備工場を探せるアプリ。

グーネット SNS公式アカウント

グーネット編集部セレクション

すべてまとめて閲覧する