車の歴史
更新日:2020.01.07 / 掲載日:2018.11.11
ボルボの歴史・概要と優位性とは
goo-net編集チーム
ボルボ・カー・コーポレーションとはスウェーデンのヨーテボリに本社を置く、自動車を製造・販売する企業です。
その歴史は1927年から始まり、創業当時から気候条件の厳しいスウェーデンの道路にも対応できる車の生産を目指し、様々な安全システムの開発にも積極的でした。
その為、高品質でありながら安全性が高い車を製造するメーカーとしてのイメージが強く、長年に亘って愛されています。
こうした部分がボルボの優位性と言えるでしょう。
1999年、フォード買収され、2010年には中国の浙江吉利控股集団に再売却されました。
2015年に、スウェーデンのマーティン・ルンドステッド氏(商用車大手スカニア)がCEOに就任しました。
ボルボの歴史
1926年:ボルボ社設立
1927年:車の製造開始
1928年:ボルボトラックの製造開始
1929年:6気筒エンジンを開発
1935年:PV36 カリオカ発売
1936年:PV51発売
1938年:タクシー車両(新型)PV801発売
1944年:安全性を向上させた「PV444」発売。
1946年:PV60発売
1959年:現在も使用され続ける3点式シートベルトを開発
1961年:P1800生産開始
1965年:PV544が大雨の影響を受けた悪路のサファリラリーで優勝
1972年:後ろ向きチャイルドシート開発(世界初)
1976年:343発売
チャイルドブースターシート開発
有害排出ガスを90%削減できるラムダセンサー開発
1977年:ボルボ・カー・ジャパン株式会社設立
1982年:760サルーン発表
1985年:480ES発売
1990年:インテグレーテッド・チャイルド・クッション開発
1991年:側面衝撃吸収システム(SIPS)開発
850GLT発表
1994年:サイドエアバッグ開発(世界初)
1998年:後部衝撃吸収リクライニング機構付フロントシート(WHIPS)開発
頭部側面衝撃吸収エアバッグ(インフレータブル・カーテン)開発
1999年:フォードへ売却
2002年:横転保護システム(ROPS)開発
2003年:ブラインドスポット・インフォメーション・システム(BLIS)開発
2006年:日産ディーゼル工業の株式を取得
2008年:低速用追突回避・軽減オートブレーキ・システム開発
2010年:歩行者検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキ・システム開発
米フォードが中国の浙江吉利控股集団に売却
2012年:ルノーが保有するボルボの株式全てを売却
2016年:XC90が2017年次RJCカーオブザイヤー・インポート受賞
世界の販売台数
2016年の世界年間販売台数は前年比6.2%の増加となる53万4,332台で、3年連続で過去最高台数を更新しました。
3年連続で最高販売台数の新記録達成は、世界的な改革を継続的に推し進めた結果と言えるでしょう。
地域別販売台数と傾向
ボルボの販売台数を国別に見てみると、生産規模の拡大を進めている中国で、2016年は前年比11.5%増となる9万930台でした。
アメリカやイギリス、フランス、ドイツでの業績も軒並み好調を維持しており、特にアメリカでの販売台数は前年比18.1%と急増しており、プレミアムブランドのイメージが広く浸透し、高評価を得ている事がうかがえます。
前述したようにこの部分がボルボの優位性と言えるでしょう。
主な車種(廃止になった車種も含む)
・240シリーズ/260シリーズ
1974年に発表された、当時としては厳しい安全基準を考慮して開発されたシリーズ。
・343
1976年に発表された、欧州の小型車市場へ参入した型。
・440
1988年に発売された、ボルボのコンパクトカーを代表する存在。
・760セダン
1982年に発表された、当時の競合に比べ高性能と快適性、高い安全レベルを兼ね備えた型。
・850GLT
1991年に、”世界最先端の4つの画期的な機能を備えたダイナミックな車”というキャッチコピーで、発売されたモデル。
・V40
1995年から生産された、従来のボルボスタイルを踏襲したコンパクトカー。
・V50
2003年に発売。V40の後継車種となるモデルで、特許を取得した新しいフロント構造が採用されている。
・C30
2006年から生産された、スポーティーなデザインの3ドア・コンパクトクーペ。
・XC90
2016年に「2017年次RJCカーオブザイヤー・インポート」を受賞した、快適性はミニバンに匹敵する3列目シートを実現したSUV。
ボルボの中古車一覧
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-VOLVO/