債務整理後に中古車のローンの審査は通る？

任意整理や個人再生の場合は、
それらの方法が認められてから5年間は信用情報に事故情報として記載されます。

この期間は中古車購入に限らず、ローンは組めない状態になります。
ですから、この期間に中古車が必要であれば、一括支払いでの購入を考える必要があります。

ただ、5年間というのは一般的に言われる期間で、中古車を購入する前には、
開示請求をして、記載が消えているかどうかを確認しておく方が良いでしょう。

自己破産の場合、更に長い期間、信用情報に記載される事になるため、
人によっては10年程度、新たに借入れができない状態となります。

同様に自己破産をして10年以内に中古車を購入するのであれば、一括支払いでの購入となります。

自己破産の場合、10年程度の期間、借入れができない状態となりますが、
この期間は債務の返済義務はなくなり、落ち着いて生活を立て直していく期間と言えます。

それに対して、任意整理や個人再生は、その方法が認められた時点から、新たな返済が始まります。
残った債務を予定通りに完済をすれば問題はありませんが、
返済できない状態になれば、新たに債務整理を行うことになり、
信用情報に記載され、中古車ローンの利用ができない状態となってしまいます。

ですから、任意整理や個人再生を行った場合は、認められた時点で終わりではなく、
そこからしっかりと完済を目指すということが重要になってきます。

債務を完済し、信用情報から事故情報が消去され、また新たに借入れができるようになります。

信用情報に債務整理に関する記載が残っていても、
自社ローンという形を使えば販売店の判断で中古車を購入することは可能かもしれません。
自社ローンは信用情報が影響しないため、借入れの返済が可能とみなされば審査に通ります。

自社ローンは手軽に利用できる反面、支払いが終わるまで所有権は販売店名義になるだけでなく、
保証会社に入ることが条件とされ、保証料の負担も必要となる場合もあります。

どうしても車が必要な場合は、
現金一括購入や利用できる分割支払い方法を模索してみましょう。