車のエンタメ
更新日:2018.10.15 / 掲載日:2016.09.28
TWIZY(トゥイージー)のルノースポールをF1ドライバーのベッテルが試乗
「TWIZY(トゥイージー)」ってご存知です? これはルノーの小型電気自動車。「日産が横浜でカーシェアリングの実験をしていた『チョイモビ』のベース車両のやつでしょ?」と気付いたあなたは、相当のクルマ通ですねー。
驚くことに、そんなトゥイージーにはルノースポールバージョンが存在。ルノースポールとはあの泣く子も黙る、F1もやっているルノーのレーシング部隊のことです。今回は、そのルノースポール仕様のトゥイージーにF1ドライバーのベッテル様が試乗したときの様子をお届けしますね。
おっとその前にまずクルマですよ。「トゥイージーR.S.」とでも呼ぶべきルノースポール仕様(本当は「トゥイジー ルノー・スポール F1」と呼ぶそうです)のスタイリングはF1のテクノロジーを生かしたエアロダイナミクスから生まれたスポイラーを前後とサイドに備え、ノーマルモデルとは一線を画する雰囲気。足元は見るからにグリップしそうなスリックタイヤを履いていますね。これは戦闘力高そうだ。そしてインテリアは黄色いシートベルトがオシャレですね。オオッ、なんかステアリングが凄いぞ! F1みたい!
システムの注目は、なんとF1でおなじみの「KERS」と呼ばれるシステムが搭載されていること。このKERSは減速時のエネルギーを電気エネルギーに変換して回収してバッテリーに蓄えておき、必要な際にモーターを回して放出してパワーアシストを得るもの。なんと今回、後席をつぶしてF1用のシステムをそのまま搭載してしまったというからビックリ。そんなことして大丈夫なんでしょうか?
KERS作動時のシステム最高出力はスタンダードの約5.7倍の72kW(約98馬力)までチューニングされているとか。最高トルクは不明ながら、0-100km/h加速はニュル市販FF車最速ラップを記録したことでもおなじみの「メガーヌR.S.」と同じ6.0秒というからかなりの速さですね。
運転して楽しいのか?
すべてはベッテルのこの表情が物語っています。楽しくない……わけありませんね、この表情なら。