車のエンタメ
更新日:2017.08.17 / 掲載日:2017.06.14

東北で続けるものづくり、トーヨータイヤ仙台工場に潜入!

 クルマでもオートバイでも自転車でも、タイヤは走るためにぜったいに必要なパーツです。そのタイヤについて、どんなことを知っていますか? ゴムでできていること、黒いこと、まるいこと……。

 では、つくり方はどうでしょう? 意外と知らない方が多いかもしれません。

 トーヨータイヤは、仙台工場での製造工程を動画で公開しています。

 宮城県岩沼市にあるトーヨータイヤ仙台工場。空が広くて気持ちよさそうな場所ですね。

 タイヤって、こどもでも絵に描ける単純なデザインだけど、じつはとても複雑な構造なんです。主な材料は、天然や合成のゴムと、炭素(カーボン)や硫黄などの強化材。それらの材料を混ぜ合わせるところからタイヤづくりは始まります。

 材料を練り合わせて、ベースとなるゴムに。

 ベースとなるゴムをローラーで平らに押し出します。タイヤのサイズに合わせて、熱さや幅を調整するそうです。

 繊維をゴムで覆ったパーツもつくります。強度を保ったり、乗り心地をよくしたりするのに必要なんです。

 平らに押し出したゴムや繊維を覆ったゴムを、タイヤ1本ずつのサイズに裁断。

 ローラーを使って、いろんなパーツを順番に貼りつけていきます。トーヨータイヤのパーツは、乗用車用のタイヤで約15種類なんだとか。

 巻きつけるだけではなく、両側からかぶせるパーツもあります。

 回転させながら形を整えて「生タイヤ」が完成。だいぶタイヤっぽい見た目になってきましたが、まだやわらかいし表面もツルツルです。

 生タイヤを釜にセットし、加熱&加圧。釜の内側が型になっていて、トレッドパターン(接地面の溝)もこの工程で刻まれます。乗用車用のタイヤの場合、約10分間、熱と圧力を加えることでしっかりとした硬度と弾力が生まれるそうです。

 釜から出てきたタイヤは湯気があがるほどホッカホカです。

 最後に表面を整えて、完成です。

 タイヤは乗り物の安全性に直結するパーツなので、小さな傷でも大事故につながる危険性があります。1本1本、職人が手で触って、目で見て、しっかりと検品されています。

 トーヨータイヤは、主力工場のひとつである仙台工場で1962年からタイヤの製造を続けています。東日本大震災を乗り越え、これからも宮城でものづくりを続けていくことを伝えたいという想いから、この「仙台工場ものづくりムービー」は作成されたそうです。

 宮城県のものづくりをテーマにした「MADE IN MIYAGI」というエリアプロモーションも展開中です。特設サイトには仙台工場の社員と農水産物の生産者のインタビュー記事も掲載されています。ものづくりに携わる人たちの声に耳を傾け、まだまだ復興の途上にある東北に想いを寄せてみてください。

MADE IN MIYAGI(外部ページ)

参照元:TOYO TIRES JAPAN(YouTube)

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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