完全レストアされた往年のトヨタ「ランドクルーザー」に垂涎！

　The FJ Companyが手がけているのは、すべてのパーツをバラして、メンテナンスして、必要な場合は新しくパーツをつくって、組み立てるフルレストア。作業の工程をコンパクトにまとめた動画も公開されているんですが、作業の繊細さと美麗な仕上がりに思わずため息がこぼれちゃいます。

たとえば、1970年型の「FJ43」。

　レストア前の状態。塗装がめちゃくちゃヤレてるわけではありませんが、埃まみれでくたびれ感は満点です。

　塗装は、すべてのパーツをバラしてから、下塗りから仕上げまでていねいに何層も重ねます。

　細かなパーツもひとつひとつバラして塗装。金属パーツは洗浄して、磨きあげます。パーツによってはメッキ加工もしてありそうです。

　めちゃくちゃキレイで、とても45年以上経っているとは思えません。すべてのパーツを「完璧」な状態で揃えます。

　組み上げて、エンジニアが調整。

　古いクルマの弱点でもあるケーブルは、新しいものに交換。この1台をレストアするためにつくったものなんでしょうね。

　とにかく細部まで美しい！ 内装や幌もワンオフで制作。

　フロントグリルには、もちろん「TOYOTA」のロゴが。ちなみに、3つの楕円を組み合わせた現行のエンブレムは「70系」以降に採用されています。

　内装も完璧。

　エクステリアも完璧。

　そして、エンジンも完璧です。

　隅から隅まで生まれ変わった40系ランクルは、古くささなんて微塵も感じさせません。無骨で、ソリッドで、無駄のないデザイン。コンパクトなボディにちょっと寄り目な丸目ヘッドライトを備えたキュートさ。性能も快適性も安全性も格段に進歩している現行モデルではなく、不便な点があっても40系を選びたくなっちゃう気持ち、わかります。

　The FJ Companyのオフィシャルサイトでは、年式もボディタイプもさまざまなランクルのレストア画像＆映像がアップされています。どのモデルも唯一無二のパーフェクトな仕上がりで、旧車ファン、ランクルファンでなくとも見惚れてしまうはず。思う存分うっとりしちゃってください。