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更新日:2018.11.24 / 掲載日:2016.09.17

ホンダ、新型「フリード」、新型「フリード+」を発売

フリード

フルモデルチェンジをした「フリードシリーズ」

ホンダは、コンパクトミニバンの新型「フリード」、コンパクトハイトワゴン「フリード+」を発売した。今回のフルモデルチェンジで、フリードスパイク(及びフリードFLEX)の後継モデルとして、新たに2列シート車の「フリード+」が登場。従来までは明確に差別化してきたエクステリアデザインは、一部を除いて基本的に同一のデザインを採用。フロントフェースは、ホンダの新デザインアイデンティティ「ソリッド・ウイング・フェイス」を採用している。ルーフの前方中央をわずかに前方に出した造形は、同社の開発陣が「富士額」と呼んでおり、デザイン上でアクセントになっている。リアビューは、リアコンビネーションランプを横方向に大型化してテールゲートとの分割タイプに変更。テールゲートは外観上でフリードとフリード+を見分けるポイントとなっている。

icon FREED HYBRID

フリード

「フリード ハイブリッド」のエクステリア

ハイブリッド車、ガソリン車ともパワートレーンは一新された。ハイブリッド車は、1モータータイプのハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD」を搭載。ガソリン車は、従来の「L15A」(最高出力118PS、最大トルク144Nm)から、同じく 1.5リッター直列4気筒DOHCの{L15B」(最高出力131PS、最大トルク155Nm)へと変更された。

トランスミッションは、ハイブリッド車でデュアルクラッチトランスミッションの7速DCT、ガソリン車でCVTを採用。7速DCTは、7人乗車といった重量増の状況に対応できるよう、ギヤ比をローレシオ化した専用セッティングとなっている。従来型の「IMA」タイプから効率を高めたi-DCDにスイッチしたことで、JC08モード燃費は、ハイブリッドの2WD車でこれまでの21.6km/Lから26.6km/L~27.2km/Lに向上。従来型には設定のなかったハイブリッドの4WD車は25.2km/Lとなる。

ガソリン車では、新エンジンの導入によって、2WD車で16.0km/L~16.6km/Lから19.0km/Lへと改善。従来モデルでは、5速ATとの組み合わせだった4WDモデルは、13.2km/Lから17.6km/Lに向上させている。

そのほか、パワートレーンでは、駆動用のリチウムイオンバッテリーや制御用ECUなどを一体化した「インテリジェントパワーユニット」を小型化して、車両後方からフロントシート下に設置。ラゲッジスペースの低床化を実現して、使い勝手を向上させた。

フリード

ハイブリッド車、ガソリン車ともパワートレーンは一新された

インテリアは、フリードが「ナチュラルモダンインテリア」、フリード+が「ワンダーパックインテリア」をテーマにしている。フリードは、インパネに本物の木材のような質感を表現するマットな木目調パネルを装着し、シートカラーは「ベージュ」、「モカ」、「ブラック」の3種類を設定。フリード+は、インパネにハイコントラストなメタル調パネルを装着し、シートカラーは「ブラック」のみを設定。シート表皮はファブリックのほか、「ハイブリッド EX」では、プライムスムース×ファブリックのコンビネーションタイプを標準装備としている。

フリード

ベージュのシートカラーを採用する「フリード」のシートレイアウト

シートレイアウトは、フリード+は、一般的なフロント2人、リア3人の5人乗車。フリードはセカンドシートに3人掛けのベンチシートのほか、2人掛けのキャプテンタイプを用意。7人乗りと6人乗りの2種類をラインナップする。

2列目キャプテンシートは、前後スライドを従来型の240mmから120mm増やし、360mmとして幅広いシートアレンジに対応。シート間隔が拡大されて、車内でのウォークスルーがしやすくなっている。後席用のスライドドアは、開口スペースを上下に40mm、前後に20mm拡大。ステップ地上高は、15mm低下して390mmとなり、乗降性を高めている。

フリード+は、ラゲッジスペースを2WDモデルで185mm低床化するとともに、フロア高を335mmに設定。荷室容量を拡大している。また、ラゲッジスペースを上下に2分割するユーティリティボードをフリード+全車に標準装備とした。リバースブルタイプで表面が起毛仕様、裏面がワイパブル使用となり、耐荷重は200kgとなる。ダブルフォールダウン機構を持つリアシートを前方に倒すとフラットなフロアを実現。分割された下側のラゲッジスペースに荷物を収納し車中泊ができる空間が出現する。

icon FREED+ HYBRID

フリード

「フリード+ ハイブリッド」のエクステリア

ボディカラーは、「ブルーホライゾン・メタリック」、「シトロンドロップ」の2色を新色として採用。全9色をラインナップする。ボディサイズは、フリードの2WDモデルが全長4265、全幅1695、全高1710mm。4WDモデルでは、フリード及びフリード+とも、全高が25mm高い1735mmとなる。

フリード+の2WDモデルは、全長が30mm長い4295mmとなる。ホイールベースは全車2740mm。先進安全装備では、グレード別に安全運転支援システム「ホンダ センシング」を設定。また、「信号通過支援」、「赤信号減速支援」、「発進遅れ防止支援」などの情報を、画面に表示する「信号情報活用運転支援システム」を、ホンダ インターナビの追加機能として装備する。

メーカー希望小売価格は、フリードが188万円(税込)~272万8200円(税込)、フリード+が190万円(税込)~274万8200円(税込)

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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