車のニュース
更新日:2018.11.07 / 掲載日:2015.12.18
三菱、新型「デリカD:2」を発売 マイルドハイブリッド採用
フルモデルチェンジしたコンパクトミニバン「デリカD:2」
三菱は12月17日、コンパクトミニバン「デリカD:2」をフルモデルチェンジして発売した。全車に電気モーターで発進や加速をサポートするマイルドハイブリッドを採用した。今回は、同モデルが2011年に登場以来、初めてとなるフルモデルチェンジ。マイルドハイブリッドシステムを採用したのが特徴で、新開発の1.2リッター直列4気筒DOHCエンジンと、最高出力3.1ps、最大トルク50Nmを発生する「WA05A」型モーターの組み合わせとなる。また、先代モデルから車両重量を約100kg軽量化したこともあり、JC08モード燃費は、2WDモデルで27.8km/lを達成。4WDモデルは23.8km/lとなる。
また、今回の新開発エンジンは低回転域のトルク性能を高めており、軽量化したボディや、モーターによるアシストなどと合わせて、加速性能を向上させている。
左右対称なシンメトリーデザインによって開放感を演出
インテリアはメーターパネルをステアリング前方からインパネ中央に移動させたセンターメーターを採用。左右対称なシンメトリーデザインによって開放感を演出している。標準モデルは内装色がチャコールグレー&ブラックでシート色がブラウン、カスタムモデルは内装色がブラックでシート色がグレーをベースにダークパープルをアクセントに使う組み合わせを採用した。
前後にロングスライドするリアシートなど、車内スペースを拡大させた
ボディサイズは、全長3710mm、全幅1625mm、全高1745mm。ホイールベースは、30mm延長して2480mmに拡大した。前後にロングスライドするリアシートなど、車内スペースを拡大させたほか、走行時の直進安定性を向上させた。一方、最小回転半径は先代モデルから0.2m縮小して4.8mを実現。日常の使い勝手にも配慮している。
エクステリアは、専用形状のLEDヘッドライト、ブラックメッシュグリル、エアロ形状バンパーなどを採用するカスタムモデルを新たに追加。また、全色が新色となるボディカラーも、カスタムモデルと標準モデルで別々にラインナップ。各6色の計12種類を展開し、選択のバリエーションを増やしている。
予防安全技術「e-Assist」を全車に標準装備
先進装備は、予防安全技術「e-Assist」を全車に標準装備。バンパーに設置したミリ波レーダーは車両前方の状況を検知する「FCM-City」から、新たにステレオカメラを利用する衝突被害軽減ブレーキシステム「FCM」を採用した。FCM-Cityで、約5km/h~約30km/hの低速走行時に作動していた自動ブレーキ機能が、FCMでは約5km/h~約100km/hまで作動速度域を拡大したという。そのほか、前方に障害物がある状態でアクセルペダルを強く踏み込んだ場合に、エンジン出力を制限しつつ警告する「誤発進抑制機能」、停車中に前方の車両が発進して車間距離が開いたときに知らせる「先行車発進お知らせ機能」など、機能を充実させた。「車線逸脱警報機能」、「ふらつき警報機能」なども装備する。
メーカー希望小売価格は178万7400円(税込)~218万7000円(税込)