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更新日:2018.11.21 / 掲載日:2015.08.26

【スズキ】ソリオとソリオバンディットがフルモデルチェンジ2015【価格・装備】

ソリオ01

ユニット・コンパス/Goo-net編集部

 スズキのコンパクトハッチバック「ソリオ」および「ソリオ バンディット」がフルモデルチェンジを受け、8月26日に発売された。新開発のプラットフォームに新開発エンジンを搭載、マイルドハイブリッドを採用することでクラストップの低燃費を実現している。駆動方式はFFと4WDの2種類、トランスミッションは全車CVT。価格帯は、ソリオが145万4760円(G/ガソリン車/FF)~196万7760円(ハイブリッド MZ/ハイブリッド/4WD)、ソリオ バンディットが182万5200円(バンディット ハイブリッド MV/ハイブリッド/FF)と195万1560円(バンディット ハイブリッド MV/ハイブリッド/4WD)。

 従来モデルよりホイールベースを30mm延伸した新開発のプラットフォームを採用。ボディは、全長3710(±0mm)×全幅1625(+5mm)×全高1745mm(-20mm)のコンパクトサイズ。ホイールベースが長くなっているが最小回転半径は-0.2mの4.8mと取り回しやすくなっている。

 新開発プラットフォームに合わせ、サスペンションも新たに設計された。軽量化を図りながら剛性を高め、サスペンションストロークを拡大することで乗り心地を改善している。

 パワートレインは、軽量・コンパクト化を図りながら熱効率を徹底的に高めた新開発の1.2L 直4 DOHC「デュアルジェット エンジン」(最高出力67ps/6000rpm、最大トルク118kg-m/4400rpm)に加え、「G」には「エネチャージ」を、その他グレードにはオルタネーターの代わりに最大出力3.1ps/1000rpm、最大トルク5.1kg-m/100rpmを発生させる「ISG(Integrated Starter Generator:インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター/モーター機能付発電機)」と専用のリチウムイオンバッテリーを組み合わせてモーターアシストおよび効率的な回生発電を行う「マイルドハイブリッドシステム」を搭載。JC08モード燃費は、エネチャージが12.0km/L、マイルドハイブリッドが12.5km/L。

 マイルドハイブリッドでは、減速時にISGで回生発電を行い、13km/h以下になるとアイドリングをストップ。ISGのスターターモーターでエンジンを再始動し、走行時は発進後から約100km/hまでの加速時に最長30秒間のモーターアシストを行う。

 内外装のデザインは、存在感と上質さを追求。ソリオはヘッドライトからデザイン的なつながりを持たせたメッキフロントグリルを持ち、「ハイブリッド MZ」にはLEDポジションランプと連動したフロントグリルのLEDイルミネーションを採用。「ハイブリッド MX」とハイブリッドMZには15インチアルミホイールを装着する。ソリオ バンディットは、スズキのモデルとしてはじめてとなる2段構えのLEDヘッドライトにLEDポジションランプ、フロントグリルのLEDイルミネーションを装備。ワイド感を強調したエアロ形状のリアバンパーが特徴的なリアスタイルに、全面にクリアレンズを採用したコンビネーションランプを組み合わせている。15インチアルミホイールも標準装備。

 インテリアは、センターメーターを採用したシンメトリカルなデザイン。ソリオは、チャコールグレーを基調にしたシート表皮で、ハイブリッド MXとハイブリッドMZには、シルバー加飾のセンターガーニッシュを備える。ソリオ バンディットはダークパープルのアクセントを施した黒を基調にしたシート表皮と、ピアノブラック調のセンターガーニッシュで上質感を演出した。

 2480mmのロングホイールベースで室内長は従来モデルより400mmも広い2515mmに。全高も20mm低くしながらルーフライニングと車体のあいだの空間を縮小することで室内高は1360mm(+15mm)となっており、コンパクトなボディながら広々とした室内空間を実現した。

 居住空間が広くなったと同時に、使い勝手のよさも向上。後席両側のスライドドアは、開口幅を60mm広げて640mmとし、ステップは360mm(-5mm)に設定。乗降性をさらに高めている。パワースライドドアを任意の位置で止めることができる一時停止機能もスズキ車としてはじめて搭載した。

 カーゴスペースは、バックドア開口部の地上高を665mm(-25mm)に設定し、荷物を積み下ろししやすくした。荷室高1055mm(+40mm)、荷室幅は最大1035mm(+45mm)と荷室スペースを拡大。リアシートを最後部まで下げた状態の荷室長は410mm(+25mm)となっている。また、FF車には容量100Lの、4WD車には容量26Lのサブトランクを設けている。

 安全装備としては、スペーシアから導入されているステレオカメラ方式の衝突被害軽減システムを採用。歩行者も検知する衝突回避・被害軽減ブレーキシステム「デュアルカメラブレーキサポート」、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能と、エマージェンシーストップシグナル、ACCとセットでGを除く全車にオプションとして設定。横滑り防止装置、坂道発進補助装置などは全車に標準装備する。

 快適装備としては、スマートフォン感覚で操作できるメモリーナビゲーションと、自車を真上から見下ろしたような映像で周囲の状況を確認できる「全方位モニター」は、Gを除く全モデルにセットでオプション設定。シートヒーター(FF車は運転席のみ、4WD車はフロント2席)を標準装備するほか、一部モデルには微粒子イオンを放出する「ナノイー」搭載のフルオートエアコン、プレミアムUV&IRカットフロントドアガラスを装備する。

 ボディカラーには、「ピュアホワイトパール」、「ファーベントレッド」、「クラッシーブラウンメタリック」の3色と、「クォーツピンクメタリック」と「クリアライムメタリック」のソリオ専用色2色、ソリオ バンディット専用色「ミッドナイトバイオレットメタリック」の計6色の新色を採用したほか、バンディットにはブラック2トーンルーフを2パターン用意。全12パターンから選択可能とした。

  • ソリオ02

    2段になったLEDヘッドライト&LEDポジションランプ、フロントグリルのLEDイルミネーションを装備するソリオ バンディットは、ワイルドな雰囲気を醸し出している。

  • ソリオ03

    ソリオのコクピット。センターメーターを採用して、非常に明るく開放感に包まれた空間となっている。操作系はシンプルで、はじめてのユーザーでも扱いやすいだろう。

  • ソリオ04

    ソリオのフロントシート。ロングホイールベースとなったことで室内は前後方向で40cmも拡大され、大幅に快適性を増している。シートはホールド性もアップしている。

  • ソリオ05

    広くなった室内は、ラゲッジスペースにもさらなるゆとりをもたらしている。荷室の高さ、幅ともに拡大し、さらにドア開口部が低くなり、荷物の積みやすさも向上している。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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