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更新日:2018.11.25 / 掲載日:2015.07.10
トヨタ、コンパクトミニバン「シエンタ」をフルモデルチェンジ
ハイブリッドモデルが追加となった新型「シエンタ」
トヨタは7月9日、5ナンバーコンパクトミニバン「シエンタ」をフルモデルチェンジして発売した。今回のフルモデルチェンジは12年ぶりとなり、大幅な変更が行われている。シエンタとしても初めてのフルモデルチェンジで、今回で2代目となる。
プラットフォームは、「アクア」に採用されているものをベースに、3列目シートの設定に合わせてリアセクションを変更。パワートレーンは、2WD車用の1.5リッターエンジンを、新開発の高効率エンジン「2NR-FKE」に切替えた。ハイブリッドシステムは、アクアにも搭載する「1NZ-FXE」エンジンと電気式無段変速機が組み合わされる。
ハイブリッドモデルのインテリア
安全装備は、「衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ」などをセットにした先進安全装備「Toyota Safety Sense C」を全車にオプション設定している。エクステリアデザインは、トレッキングシューズをコンセプトに採用。ボディの先端から後方に向けて勢いを持たせた紡錘形とし、全体を1つのかたまりに見せるよう意識したという。パッケージオプションとして「LEDランプパッケージ」を設定。ボディカラーには新規開発色の「エアーイエロー」を含む9色をラインナップ。2トーンカラー「フレックストーン」は、5種類を設定している。
パワートレーンは、従来の1.5リッター直列4気筒DOHC「1NZ-FE」に、2WD車でCVT、4WD車で4速ATという2パターンの組み合わせから、2WD車は、ハイブリッドシステム、1.5リッター直列4気筒DOHC「2NR-FKE」+CVT-iを採用。4WD車は1.5リッター直列4気筒DOHC「1NZ-FE」+CVT-iを採用し、合計3種類に変更された。
5ナンバーで3列シートを採用するシエンタ
ハイブリッドシステムは、システム全体で最高出力73kW(100ps)を発生
シエンタとしては初めてのフルモデルチェンジとなる
燃費性能は、ハイブリッドモデルは6人~7人乗車に対応するミニバンながら、JC08モード燃費は27.2km/lを実現。初代モデルの17.2km/lと比較すると、大幅に向上している。ガソリンモデルは、2WD車は新世代の高効率エンジンを採用し、4WD車は4速ATからCVT-iに変更されたことで、それぞれ20.2~20.6km/l、15.4km/lに燃費を改善している。ハイブリッドシステムは「1NZ-FXE」エンジンが最高出力54kW(74ps)、最大トルク111Nmを発生。「2LM」モーターが最高出力45kW(61ps)、最大トルク169Nmを発生して、システム全体では、最高出力73kW(100ps)を発生する。そのほかのエンジンでは、「2NR-FKE」は、最高出力80kW(109ps)、最大トルク136Nmを発生。「1NZ-FE」は、最高出力76kW(103ps)、最大トルク132Nmを発生する。
メーカー希望小売価格は168万9709円(税込)~232万9855円(税込)